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第17話「四天王と相性」

登場神物(とうじょうじんぶつ)紹介】


( ^ω^)【雷魔神】:四天王の一柱であり、リーダー的存在。半年で体重が15キロ増えたが、皆には10キロ太ったと言っている。



  ( 'A`)【土魔神】:四天王の一柱であり、ムードメーカー的存在。半年間で糖尿病の完治に成功したが、代償として痛風を患った。



(゜、゜*)【炎魔神】:四天王の一柱であり、紅一点。半年の間に、結構いい感じの神との交際が始まり、そして終焉を迎えた。



( ・∀・)【水魔神】:四天王の一柱であり、ツッコミ的存在。半年の間に近所の喫茶店のポイントカードが溜まったので、次に行く時は少し高めの豆を選ぶ予定。



( ФωФ)【闇魔神】:四天王の一柱であり、ダークホース。半年間、ひたすら定時ダッシュを決め込んだことで瞬発力がカンストした。

──魔王城!!世界を統べる魔王の居城では、魔王に仕える強力な魔神:通称「四天王」により、日夜世界の命運を決める会議が開かれている!!



( ФωФ)「部下の報告によると、遂に勇者が魔王城へと再訪するようです」



( ^ω^)「お。もうそんな経ったか?」



( ・∀・)「雷魔神に敗けて半年くらいか」



  ( 'A`)「再挑戦するにしては早いな。どれくらい強くなったんだ?」



( ФωФ)「パーティ平均で30レベル程上がっています」



(゜、゜*)「人間にしちゃ成長が早いわね。流石は勇者と言ったところかしら」



( ・∀・)「どのくらいで魔王城に着くのか、予測できる?」



( ФωФ)「はい。勇者達の現在地である砂漠地帯から魔王城まで、街道の状況と道中にかかる路銀、彼らの財政を考慮にいれると、旅程は約1ヶ月と見られます」



(゜、゜*)「1ヶ月か……準備期間としては結構短いわね」



( ・∀・)「手配に時間がかかるようなモノは既に発注済のハズだから、なんとかなるんじゃない?」



  ( 'A`)「んじゃあ今日は準備不足が無いように、その辺り確認していくか」



( ^ω^)「……」



( ^ω^)「……いや待て。取り急ぎ決めるべきことがあるだろう」



(゜、゜*)「取り急ぎ……何かしら」



( ^ω^)「打ち上げ会場に決まってんだろうが」



  ( 'A`)「確かにな」



( ・∀・)「確かにか?」



(゜、゜*)「そんな急いで決めることでもなくない?」



( ^ω^)「いいや。勇者が来る時期、魔王城周りの飲食店は宴会や何やらで結構混み合うんだ(雷魔神調べ)。予約枠が埋まっているという事態は間違っても避けたい。ここは先の先を見越して仮予約までしておくべきだろう」



  ( 'A`)「今決めちまえば、後で揉めることも無いしな」



(゜、゜*)「……それもそうね。じゃあ、ちゃっちゃとお店決めちゃいましょうか」



  ( 'A`)「とりあえず人数はどれくらいだ?」



( ・∀・)「大体100くらいじゃない?仮予約と同時に出欠確認取って、確定したら店に伝えればいいよ」



( ФωФ)「すみません。僕は欠席にして頂いてもいいですか?」



( ・∀・)「そう?分かった」



( ^ω^)「え~?なんでよ闇魔神。飲もうよ」



(;ФωФ)「誘って頂けるのはありがたいですが……僕には人間の監視という任務もありますし」



( ^ω^)「飲み会なんて3時間も無いし、少し位は任務のことなんて忘れる時間があってもいいじゃん」



(;ФωФ)「いえ、しかし……」



(゜、゜*)「止めなさいよ雷魔神。無理に飲み会に誘うのはパワハラよ」



  ( 'A`)「そうだよ。それに闇魔神は今までも飲み会は断ってたし珍しいことじゃないだろ」



( ^ω^)「でもさ、これは勇者と魔族の戦いの最終決戦……いうなれば俺達の千秋楽の打ち上げパーティな訳じゃん?」



( ^ω^)「だから俺は、その日くらいは四天王一同が揃って祝いたいんだよ」



( ・∀・)「思ったよりマトモな理由で何も言えねぇ」



(;ФωФ)「すみません。でも僕、人が多く居る場所が苦手で」



( ^ω^)「じゃあ四天王と姫様だけの6人でやるか」



(゜、゜*)「そしたら私達以外の準備に携わってくれた人達を労う場はどうするの?」



( ^ω^)「また別の日にやればいいじゃん」



(;ФωФ)「……それにアレルギーとか好き嫌いも多いですし、居てもご迷惑をかけるだけですよ」



(゜、゜*)「あら、それは初耳ね。何がダメなの?」



( ФωФ)「イカとかエビ、というより甲殻類がダメなんです。あと貝とかイカなんかも」



( ・∀・)「あぁ~魚介がダメなんだ。エビとかカニって、アレルギーの人が食べると恐ろしいっていうもんね」



( ^ω^)「アレルギーなら店に言って闇魔神だけ別メニューで対応すれば良くない?」



  ( 'A`)「というか、そもそも海鮮系の店を避ければ良いだろ」



( ФωФ)「あ、でも普通のお魚は大丈夫です」



(;ФωФ)「それと僕、あの……豚肉が嫌いでして」



( ^ω^)「マジで!?肉が嫌いな奴ホントに存在するんだ!!」



(゜、゜*)「そんな驚くこと?結構いるわよ」



(;ФωФ)「あの臭みがどうにも苦手で……」



  ( 'A`)「まぁつまり、甲殻類と貝と豚がダメなんだな」



(;ФωФ)「はい……それ以外にも色々ありますけど、特にそれらが」



( ^ω^)「……」



(;ФωФ)「僕みたいな食べられないモノが多い魔神が居ても、皆さんに気を使わせてしまうだけですし……わざわざお店に頼むのも申し訳無いと言うか」



( ・∀・)「だから毎日弁当なんだ」



(;ФωФ)「はい、皆様ランチにはこだわりを持っているようなので……僕のせいで料理の幅を狭める訳にはと……」



  ( 'A`)「……」



( ^ω^)「いや、そんな配慮しなくても大丈夫よ?」



(;ФωФ)「え?」



( ^ω^)「闇魔神は知らないかもしれないけど、コイツらも大概偏食だしな」



  ( 'A`)「俺は乳製品が嫌いだから牛乳は全く飲まんし、チーズも食わん。バターも出来れば避けたい」



(゜、゜*)「私はお米が好きじゃないのよね。定食を頼む時は雑穀にしてもらってるし」



( ・∀・)「全ての野菜は残します」



( ^ω^)「そして、コイツらが食わなかったモンを全て回収するのが俺だ」



(;ФωФ)「それでよく毎回一緒にランチに行けますね……」



( ・∀・)「魚と肉は皆食べれるから、そんなに困らないというのもある」



(゜、゜*)「あと、大体の場合メニューの幅が広い店に行くわね」



  ( 'A`)「やっぱ社食って神だわ」



( ФωФ)「なるほど」



( ^ω^)「そういう訳で、食事に関してはそこまで気を使ってくれなくても構わないから。逆にアレルギーなんて俺達が配慮することだし」



( ^ω^)「とりあえず、お店が決まったら闇魔神のアレルギーの事は伝えとくから」



(;ФωФ)「え、いや。僕はまだ出席とは……」



( ^ω^)「もしかしたら気が変わるかもしれないだろ?まだ出欠確認の締め切りは先だしな」



(゜、゜*)「考慮にいれる分には全く問題ないしね」



( ・∀・)「それに、雷魔神も言ってたけど、やっぱり俺達も闇魔神と一度くらいはご飯に行きたいしね」



(;ФωФ)「……」



(;ФωФ)す~~



( ФωФ)ハァ~~



( ФωФ)「分かりました……考えておきますね」



  ( 'A`)「ん。そんじゃ早速、店を決めていくか」



( ・∀・)「でも、どうしようか。配慮すると言った手前、ここであんまり適当な事はできないな」



( ^ω^)「俺にいい考えがある。ここに皆が幸せになれる料理を思いついた」



  ( 'A`)「ほう、なんだそれは」



( ^ω^)「インドカレー」



  ( 'A`)「テメェ俺さっき乳製品嫌いっつったばかりだろ」



(゜、゜*)「インドカレーって乳製品なの?」



( ・∀・)「クリームとバターをめちゃくちゃ大量に使うよ」



( ^ω^)「大丈夫だ土魔神。サモサとチキンティッカを信じろ」



  ( 'A`)「俺に対する配慮は無いんか!?」



( ^ω^)「無ぇよ。お前は別に乳製品アレルギーとかじゃねぇだろ」



(゜、゜*)「そもそも、大勢が参加する飲み会にエスニック料理店ってどうなの?」



( ^ω^)「旨いから問題ないだろ」



( ・∀・)「いや、どうかなぁ……参加者にアンケート取ったほうがいいんじゃない?」



( ^ω^)「インド料理屋が一位になるに決まってるね!」



  ( 'A`)「決まってねぇよ。もし一位じゃ無かったらどうすんだよ」



( ^ω^)「全裸&魔法縛りで勇者と戦ってやるぜッッ!!」

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