表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不完全少年の憂鬱  作者: 仲村薫
終わりの始まり
2/20

尾行

一話一話短めで、少しずつ書いて行こうかと思います。結構ばらつきはあるだろうけど。

はぁ、と、僕は小さく溜息をつく。

時刻は6:30頃だろう。薄暗い中、物音をなるべく立てないよう気をつけながら、僕は尾行をしていた。

『尾行というよりは、彼女を守って欲しいんだよ。今日が終わるまで。たったそれだけのことだ、今までに比べたら、まだいいだろ?』

そう水野博士は言っていたが、これは、別の意味で大変だろう。僕が今やっているのは、紛れもない、正真正銘のストーカー行為だ。現在進行形で絶賛ストーキング中である。いや、誰も絶賛しないだろうけど。即座に通報するだろうな。

そして、白石百合乃。今回のターゲットである彼女について、博士はほとんど何も教えてくれなかった。尾行する理由も、何もだ。まぁ、博士に目をつけられるということは、それ相応の何かがあるということだろう。僕にはそんなこと、知る由もないし、知る必要もない。

博士から尾行を言い渡されたあと、僕は図書室に行った。その時の時間は4:30ごろで、大抵その場合、部活などに属していない生徒は図書室にいるからだ。博士に聞いたところ、白石は部活に所属していないらしい。

結果だけ言えば、白石は図書室にいた。

まぁ、そこから僕が彼女を待っている間の他愛ない話など誰も聞きたくないだろうからかいつまんで。

そして、今に至る。

彼女の家の方向はここまでの道のりで察するに僕の帰り道とは正反対らしい。これは、帰りが面倒だな。

それと、白石は僕と同じクラスだった。だから見覚えがあったのだろう。しかし見覚えがあるだけとは、僕のクラスに対する興味がどれだけ薄いかが伺える。まぁ、友達いないし。そんなものだろう、普通は。

と。

そうやって。

そんな下らなくつまらないことを考えていると。

それは唐突に。

それは突然に。

そして必然のように。

10mほど先を進む彼女は振り返り。

「誰だ」と。

そう言った。

主人公が犯罪者に!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ