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不完全少年の憂鬱  作者: 仲村薫
終わりの始まり
11/20

本編の文字数が少ないので、ここらで登場人物紹介をしようと思います。

登場人物

囲島・・・『不完全』の高校二年生。名前は秘密です。特に理由はありません。

水野周太郎・・・修復能力。この人がいなかったら主人公はただのゾンビです。

白石百合乃・・・『思考伝導』。説明は次回!

アリス・セヴィエンチア・・・『万物の弾丸』。ロリキャラ。てかチート。

ケイト・シグルーン・・・不老不死的な能力。ラスボスですね。

麻宮詩織・・・凡人。ケイトの秘書。登場人物の中で唯一の無能力。第二の主人公ポジです。

三神・・・死亡。右腕が刃物になる能力。正直言ってださい。そして雑魚キャラ。それに死にそうになる主人公って一体......。

こんな感じです。ではでは、本編をお楽しみ下さい。


現実の狭間を、垣間見た気がした。

けれどそれは、どこまでも曖昧。

真実の一端に、触れた気がした。

けれどそれは、あくまでも一端。

それは、一つの事実。

それは、事実の一つ。

それが全てで。

それだけが全て。

事実は真実。

事実は現実。

そして始まり。

そうして終わる。

流れる時は止まらず。

進むだけ。


☆ ☆ ☆


目の前にある、一台のパソコン。その画面には、採取した血液の情報が、事細かに映っていた。

ただ、確認しようと思っただけなのだ。その血液が、囲島という男のものなのかどうかを。しかし。

結果は、あまりにも予想外で。

まるで、闇の中を手探りで進んでいるような。そんな感触だった。

個人情報と照らし合わせると、その血液は確かに、囲島のものだった。90%は。

「なんで............」

なぜ。

ケイト・シグルーンの血液が、混ざっているのか。

分からない。

分かりもしない。

知らない。

知りもしない。

すべてを分かるにはまだ足りず。

すべてを知るには何かが足りない。

手を伸ばしても届かない。

その距離を、推測というハリボテで詰めることはできる。

だけど、それは脆く、壊れやすい。

手が届くのなら、それは確信に変わる。

そのためには、もう少し、調べなければいけない。

今となっては、もうすべて、自分のためだった。

好奇心、探求心、自尊心、そして、恋心。

すべてが絡み合い、混ざり合い、錯綜し、交差する。

想う思いは、思考を支配する。

その思考は。

事実を確かめて。

真実を、見極める。

現実を、見つめる。

そのためだけに。

それだけのために、思い悩む。

事実は真実。

事実は現実。

「フィナーレには、まだ早いけど」

そうして、始まる。

「カウントダウンには、ちょうどいい頃合いだよね」

終わりに向かう、始まりが。


☆ ☆ ☆


始まりは突然。

終わりは自然。

始まりは偶然。

終わりは必然。

さぁ。

今から、終わりを始めよう。






次回、『思考伝導』!!

ついに白石の能力の真相が明らかに!!

お楽しみに!!

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