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魔王×少女  作者: しゅーたー
少女の姿にて
8/10

んじゃ、ツンデレ思考で決定


その日、魔王城にはある噂が流れた。


「おい、あのルーフ士長が堕ちたって本当か?」

「らしいぜ。あの変態集団の一員になったって」

「いや、そのリーダーらしいよ」

「マジかよ。一体どうしったっていうんだ?」


        ・

        ・

        ・



「や、やっぱりやめましょうよ。こんな格好」

「でも、変態倶楽部のリーダーになるんだったらこれぐらいが丁度いいんじゃない?」

「アルディナ様の言うとおりです。あと、変態倶楽部ではなく美少女萌え倶楽部と」

「あっ、これもつけてみない?こうやって…頭に」

「ひゃあっ!さすがにこれは恥ずかしいですよっっ!!」

「ぶしゃゃゃっっっ!!」

ぐるぐる眼鏡を掛けた副会長ことヤマダは改めてルーフの姿を見て、

鼻血を噴出させた。

ピンクで彩るミニスカートにフワフワ白いフリルは青い髪の美女をより

強調させた。

そして頭にちょこんとつけた猫耳はこれ以上ない程オタクたちを興奮させた。

「る、るーふたん…!!」

目を異様に輝かせ、ルーフの姿を舐めるようにみた。

見えそうで見えない感じのスカートのちらちら間がたまらない。


オタクたちは唾をゴクッのみこみ、ルーフに跪いた。

「あぁっ!僕達の神、るーふたん~!!」

「ちょちょちょっ!ただの変態行為だよ!これはぁ!!!」

その隣で足を組み座っていた少女が薄笑いを浮かべる。

「くくっ。自ら貢献したっていうのに否定するの?」

ルーフは心底脅えた様子で少女を見た。

「うっ、…やればいいんでしょ?やればぁっ~!!」

半ば泣き顔状態で再びオタクたちの方に向き直った。

「さあっ私は一体どうすればいいの!?」

オタクたちはポカンとした表情でしばらく黙っていたが、

意味を理解し始めると、次から次へと手を上げ、


「お兄ちゃんと呼んでくださいっ!!」

「足を舐めさせてください!」

「ムチで叩いてください~!」

「尻尾をつけてくださいぃぃ!!!」

「スカートの下を見せて…」


一斉に様々な要求を言われたのでルーフは困惑してたが

NG用語を聞き取ると少し顔を赤らめた。

「ああっ!!もう、どれか一つにっっっ!!」

すると隣で聞いていた少女ことアルディナがさらりと言った。

「んじゃ、ツンデレ思考で決定」

オタクたちはアルディナの言葉が合図だったように、しんっと静まり返った。

そして誰かがつぶやいた。


「いい。ツンデレラヴッ」

「自分のことを僕と呼び、」

「つり目で腕組んでツンッと」

「いい。ツンデレラッヴゥゥ!!!!」


オタクたちは飛び跳ねて息を荒くしながらアルディナの意見に

同意した。

「ななな、私そんなこと言わないよっ!」

アルディナは弱音を吐くルーフに注意した。

「違うっ!そんなものはツンデレじゃない!ちゃんと言ってみなさい!!」

「ふぅぅっっ!」

自尊心を何とか保とうとしたがアルディナが睨んでくるのを見て、

「ぼ、僕そんなこと言わないもんっ!!」

オタクたちは再び興奮し始めた。

何だかんだいってこの役はルーフが一番似合ってるとアルディナは思った。



30分前


「あの変態軍団のリーダーになってくれば言わないであげてもいいわよ?」

「ええええええええええっっっっっ!!!!!??」

アルディナにとってあの存在は相当危険なものだった。

下手に魔法を使ったら魔王だということがバレて色々大変だし、

だからといって舐められるとなんか無償に腹が立つ。

そのため一番いい方法は自分の代理を立てること。

つまりあいつらの興味を別の人物にもたせればいい。

そこに選ればれたのはルーフ。

弱みを握っていることによって自由に命令ができることは

とても好都合だった。


「そてじゃ、るーふたん。後は頑張ってね♪」

にっこりと微笑むが、ルーフにとってそれは悪魔の微笑みに

等しかった。

「いやぁぁ、行かないでっ!!」


そう言われながらも早歩きでそこを去った。

なんかルーフに悪い気もしたがこれも全ての犠牲のため。

アルディナはそう思いながらも内心この状況を楽しんでいた。


「この体も楽しいかもっ」


この後悲劇が待っているのも知らずにそう言った。

~今日の一言~ ヤマダ


「えっ?萌えとは一体何か?

 何をバカなことをおっしゃるんですか?

 萌えはこの世を支配しかねない恐ろしい存在です。

 私達元萌え追求会は萌えに魅せられてしまい、このような

 形になったのです。破滅的な力を奥深く知るには可愛い

 美少女がどうしても必要なのです。しかし皆様に

 それをわかってもらえないがため、このようにコソコソして

 動かなければいけないのです。せめて魔王様だけでも

 私達の勇姿を理解してもらえれば…!!!」


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