4.一難去ってまた一難
※注意:この作品はフィクションです。 作品に登場する【国や地名】【兵器】【人物名】は事実とは一切関係ありません。
【前回のあらすじ】
スマートの策略でトマト要塞を奪還したカウンターと正規軍。カウンターは次の作戦に備えるべく、専用基地に帰還した
帰還後。スマート、ノエル、フランクは軍議をする。スマートの口からとんでもない事を言うのだった……
――2000年10中旬。トマト要塞奪還後。カウンターは、サラダンシスコ・カウンター専用基地に帰還。カウンターは次の作戦に備えていたのだ
フランク
「数日前。数万の正規軍が北部に派遣された。これでタラスカ軍は、簡単に攻めて来ないだろう」
カウンター専用基地内・指揮官室には、僕は少佐と副官の3人だけ。温かいコーヒーを飲みながら軍議していた
ノエル
「ひとまず、サラダンシスコは安全ですね」
副官は、ホッとした顔で胸を撫で下ろす
スマート
「油断は禁物です。敵はきっと、対策を考えているでしょう」
フランク
「フフッ、スマートは相変わらずだな」
フランク
「さてさて……次の作戦だが、首都プリントンに進軍。正規軍と共に、解放しようかなと思う。」
少佐はプリントン解放と提案した。そこで僕も提案し始めた
スマート
「少佐、副官。1つ提案があります。」
フランク
「うんっ。言ってみよ」
2人は僕に視線を向けた
スマート
「正規軍と協力しても解放は難しい。すぐに壊滅される可能性が極めて高いです」
フランク
「なるほど。っで、どうするんだ?」
スマート
「そこで。ここはワサビと協力して、首都解放及び北上するのはいかがでしょうか?」
僕は自信満々に言った。2人は目を見開いた。それは当然だ。まさか僕の口から、ワサビというワードが出るとは予想外だ
フランク
「ワサビだと!?ワサビは中立都市だぞ!」
ノエル
「もし失敗したら……サラダンシスコとワサビが対立。争いが起こりかねない状況になります」
フランク
「それだけではない。その隙にタラスカがサラダンシスコに攻めて来て、漁夫の利を得るだろう」
スマート
「いかにも。しかしワサビと協力を得れば、戦争も早く終わり、タラスカ自体に大きな打撃を与えれるでしょう」
ノエル
「それは……本当かしら?」
副官は首を傾げた
スマート
「はい。我が軍がワサビと手を組めば、タラスカはワサビと同盟を結ぶことが出来ず、孤立無援になるでしょう」
ノエル
「なるほど。……ウフフ、まるで料理みたい。ワサビを調味料として加えたら、美味しくなるか?辛くなるか?」
ノエル
「やってみる価値はありそうです」
相変わらず料理で例えてくるな。まぁ、それが彼女の魅力だ
フランク
「なるほど。だが肝心なのは、何人で行くかだ。大人数で行けば、怪しまれて侵攻して来たと勘違いされる」
スマート
「ご安心ください。僕1人でワサビに潜入して、協力するように調略してみせます」
ノエル
「1人!?スマートくん、それは無茶よ!……私も行きます!」
副官が珍しく驚き&キリッとした顔する。母性のある彼女にとっては、放っておくわけにはいかないのはわかる
言っておくが……デート誘導したわけじゃないからな
フランク
「待て、2人共落ち着くんだ!……はぁ~、最近の若い者たちは、全く」
フランク
「……こうしよう。私とスマートでワサビに行く。ノエルは、カウンターの指揮を頼む」
少佐の提案で、僕と副官は少し考えた後、縦に頷く。これで決まった!後はワサビで、調略して協力させてみせる
――2日後の朝。スマートとフランクは観光客になりすまし、車に乗る。フランクが運転席。スマートは助手席。2人はワサビに向けて移動していた
フランク
「スマート。ワサビに行くのは良いが、1つ問題がある。それは――」
スマート
「検問場ですか?」
フランク
「……ああ、そうだ」
僕は少佐の問題を答えた。どうやら正解だった
フランク
「中立都市になってから、検問場が厳しくなっているらしい」
スマート
「観光と言えば大丈夫です。ワサビに入ったら、少佐が言っていた知人の軍人に会いましょう」
フランク
「ああ、そうだな。ただいきなりだから、会えるかどうかだ」
スマート
「会えなかったら会えなかったで、仕方ありません。……と言っていると、検問場です」
車は検問場に停まる。周囲を見ると、歩行者の荷物の中を検問するワサビ軍兵士もいる。そう思っていると、少佐の隣に1人のワサビ軍兵士がやって来た。
『免許証とパスポートを見せてください』
少佐は免許証とパスポートを兵士に見せた。僕も、自分の免許証とパスポートを兵士に見せた
『……目的は何だ?』
ワサビ軍兵士が険しい顔をする
フランク
「観光です。数日間滞在します」
『観光か……なるほど。ただ1つ聞きたい』
『観光とはいえ、荷物が少ないな。どういうことだ?』
フランク
「荷物は必要最低限だけです。どうかご理解を――」
――ガチャ!ガチャ!
フランク
「な、何をするのですか!?」
ワサビ軍兵士の2人が、僕たちに銃口を向ける。そんなに疑うか……?
スマート
「おいおい、銃口を向ける時は『銃向けますよ~』と言ってくれよ」
『やかましい!お前ら、本当に観光客か?もしかして、スパイか?』
フランク
「くっ……参ったぜ」
少佐は僕に目線を向けて小声で言った。少佐の目は泳いでいた
スマート
「やれやれ、困ったな」
――果たして2人は、鬼門の検問場を乗り越えることは出来るのか!?
4.一難去ってまた一難 〜完〜
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