2.前線攻略
※注意:この作品はフィクションです。 作品に登場する【国や地名】【兵器】【人物名】は事実とは一切関係ありません。
【前回のあらすじ】
家でぐ~たらしていたら、軍学校の教官フランク・ラインメタルがやって来た。『頭が良い』と言われ、僕はフランク少佐率いる独立部隊カウンターに加入した。そこには、多くの若い新兵や副官ノエル女性大尉もいた。その後、軍議をして、僕たちは、敵前線基地の奇襲に向かうのであった
フランク
「よ〜し!前線基地を制圧した!」
『やったぞ!』『よっしゃ!』『ハハハッ!』
僕たちは前線基地を制圧した!これでトマト要塞に……って、待った待った!これじゃ、ちんぷんかんぷんだ。経緯を簡単に説明しよう
――時は、数時間前に遡る。カウンター専用基地から出撃後のその日の夜。カウンターは前線基地付近の森林地帯にいたのだった
フランク
「スマート、ノエル、見てみろ。スマートの言う通り、前線基地の守備が薄い。おまけに、みんなだらけている」
ノエル
「あらあら、元気がないですね。ちゃんとご飯食べているかしら……?」
スマート
「フフフ、敵は既に余裕ぶっこいています。なぜなら、前線の戦いで勝っているからです」
僕たちは態勢低くして、双眼鏡で偵察していた
フランク
「なるほど、さすがスマートだな。……さて問題は、どうやって奇襲するかだ」
スマート
「こうしましょう。部隊を2つに分けて、挟撃するのはどうでしょうか?挟撃なら、敵は混乱するでしょう」
ノエル
「ふむふむ、なるほど。私は賛成です」
スマート
「では兵士を半々にして、2つの部隊に分ける。ノエルとスマートは背後から奇襲してくれ。俺の部隊はここから奇襲する」
スマート&ノエル
「「承知しました」」
ノエル
「ウフフ、スマートくん。デートを楽しみましょうね?」
スマート
「騒がしいデートになりそうだな」
――その頃、前線基地内では……
『前線の状況はどうなっている?』
指揮官室。タラスカ軍の指揮官が堂々と椅子に座っていた。近くには、1人の部下がいた
『はっ!指揮官。現在、前線は我が軍が有利です。敵は多くの兵を失うばかりです』
――その時だった!
バーン!バーン!バーン!
『んっ!?何事だ?』
指揮官が目を見開いて立ち上がる。そこに、慌ただしい1人のタラスカ軍兵士が現れる
『申し上げます!指揮官、大変です。サラダンシスコ軍がこの基地に奇襲されました!』
『ぬぁ〜にぃ!?』
『指揮官!ここは要塞に撤退してください。私が食い止めます!』
部下がピーンとした姿勢を正す。すると突然、廊下側から多くの足音が部屋中に響く
スマート
「ハッハッハッ!ここまでだ!」
『『『あっ!オワタ!!』』』
指揮官たちはさらに目を見開いてハモる
ノエル
「降伏したら……手作りコーヒーとハンバーガーを、特別に食べさせてあげます。」
『『『はい、降伏します!(即答)』』』
スマート
「諦めるの早っ!?」
――そして数時間後
フランク
「よ〜し!前線基地を制圧した!」
『やったぞ!』『よっしゃ!』『ハハハッ!』
僕たちは前線基地を制圧した!これで、要塞を攻略する拠点を確保。また、前線基地陥落を知ったタラスカ軍の前線部隊は降伏した
スマート
「ふぅ~……これで、要塞攻略の足場となった」
ノエル
「お疲れ様です♪スマートくん。……はい、ホットコーヒーです」
スマート
「アハハ、ありがとうございます。祝福のひとときってやつだな」
フランク
「スマート。今日はゆっくり休んで、明日に備えろ。」
スマート
「了解しました。」
――2日後。多くの正規軍がトマト要塞に進軍、攻撃を開始した。しかし。大多数で要塞を守るタラスカ軍の猛攻。正規軍は損害を受けて撤退したのだった
フランク
「まさか正規軍がここまで苦戦するとは……」
スマート
「やはり、そう簡単には行かせてくれないか。はぁ~……人生山あり谷ありですね」
前線基地の一室。僕は少佐と軍議していた。相変わらず部屋の中は、淹れたてのコーヒーの香りがプンプンしている
フランク
「スマート。真っ向勝負では厳しい。どうすれば良い?」
机の上に広げられた要塞周囲の地図。それを見た僕は閃いた!
スマート
「要塞は森に囲まれ、隣には川があります。自然を利用しましょう」
フランク
「自然?いったいどうやって?」
スマート
「川は敵にとって、水分の確保になります。川岸付近の森林地帯に伏せて、汲みに来たところを狙います」
スマート
「そうすれば敵は、川を奪われたくないと思い、多くの兵士を派遣するでしょう。徐々に相手を削って、要塞を攻略する作戦です」
フランク
「なるほど。だが相手はモシン。引っ掛かってくれるか?」
モシンとは……タラスカ軍中将。サラダンシスコ攻略軍司令官で40代男性だ
スマート
「フフッ。奴は階級は高いとはいえ、意外なところを突かれると困惑する。そこを狙います」
フランク
「ハハハ!良かろう。早速、準備に取り掛かるか!」
――翌朝。トマト要塞の一室。その中には、モシンが椅子に座っている。能天気にコーヒーを飲んでいた
モシン
「良い香りだ〜……こんな大自然で温かいコーヒーを飲めるのは最高だ」
――ガチャ!……扉が開く。現れたのは、慌ただしい表情する1人のタラスカ軍兵士だった
『申し上げます!将軍、水汲みに向かった我が軍の兵士が、敵の待ち伏せに遭いました!』
モシン
「ぶぅ〜!!ゲホッ、ゲホッ……そ、それは本当か!?」
衝撃の報告。モシンは思わずむせる
『はい!本当です。また、敵が進軍している情報も。このままでは、川が敵に制圧されてしまいます!』
モシン
「くっ!意外な部分を突いてくるとは……仕方ない。」
『はっ!承知しました』
モシン
「サラダンシスコ軍め……これで終わったと思うなよ……?」
――待ち伏せ作戦は成功した。しかしモシンの目には、静かな怒りを露にしていた。いよいよ、トマト要塞の本当の戦いが始まろうとしていた……
2.前線攻略 〜完〜
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【キャラ紹介】
モシン
45歳男性。タラスカ軍中将。階級高いくせに、余裕ぶっこいている輩。しかし、彼が鍛え上げた狙撃隊はなかなか手強いらしい
モデル=ライフル銃・モシンナガン




