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【本編完結】乙女ゲームの世界に召喚された悪役聖女ですが、元彼は攻略したくないので全力で逃げたいと思います  作者: 兎束作哉
番外編 ~回帰~

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941 プラン変更




(一体何を見てるの?)




 アルベドが見据える先には、馬車に乗り込む無数の人たちの姿が見える。誰かを探しているのだろうか? それにしては、随分と同じところを見ているようだけど……

 彼の意図がわからず、隣でボーっとしているとアルベドのほうからぽつりとこぼした。




「さっきステラが言っていたことはあながち間違いじゃねえなって思ったんだ」

「……っ!?今回のパーティーでの一連の事件、やっぱり誰かが絡んでいるってことよね?それが誰だか分かったっていう感じなの?」

「いや?まだ、はっきりとはわからねえよ。そもそも、お前の身体を奪ったあの聖女様には沢山の配下がいるみたいだしな。そいつらを蹴散らすのは少々骨が折れる。絞り込もうにも絞り込めねえだろ」

「た、確かに……」




 エトワール・ヴィアラッテアの信者はたくさんいるはずだ。

 だからこそ、彼女がわざわざ手を下さずとも人の力を借り何かしらのことができる……というのは考えられる。アルベドの言う通りだ。




(誰かの力を借りて今回の騒動を……)




 リースと仲たがいして、追いかけてきてほしいがために会場を抜け出した後、彼女はどこかに行ってしまった。リースも探そうとしなかったし、もし探していたら肉塊が会場に現れなかっただろうか? とも思ってしまった。けれど、リースにエトワール・ヴィアラッテアを追いかける意思がないのに追いかけたら? ということもできなかったし、そもそもそんなところを私が自らみたいなんて思わない。

 エトワール・ヴィアラッテアはリースが追いかけてきてくれるものと信じてあのような行動に出たが、リースが自分の思い通りに動かなかったがためにあのような行動を起こしたのではないかと。結局は逆切れのような、八つ当たりのようなものだ。

 それでリースの誕生日がめちゃくちゃになったのだと思うと再び怒りがこみあげてくる。

 しかし、エトワール・ヴィアラッテアが自らあの会場に肉塊を放ったという証拠はない。万が一誰かに目撃でもされたらその目撃者を消す必要があるからだ。

 となれば、プランをいくつか用意していて、プランを変更しつつ今回の流れになったのではないかと。

 でも、一体誰が……




「心当たり、ありそうな顔しているけど実際のところどうなのよ」

「ほーん、俺が心当たりあると思ってんのか」

「そ、その言い方はそうでしょ。というか、アンタが何も考えずに分かりやすく周囲を見るとかありえないと思って」

「俺の行動を逐一観察しているんだな。そんなに俺のことが好きかよ」




 にやにやしながら言ってきた顔は少しムカついたが、否定しないということはそう言うことでいいのだろうか。




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