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作戦

「ただいま」

「おかえりー!ナイス勝利!」

「おめでとうございます」

「まあ当然だな。おめでとう」

「作戦、うまくいったね」


Hブロックの戦闘が終わり、観客席へ戻る。

全員とハイタッチをして席へ座る。


「ねえねえ、試合前にノアと何話してたの?全然見えなかったんだけど!それも作戦?」

「ずっと見ていたやつが突然消えるなんて思ってる以上に怖ぇぞ」

「ああ、あれか」


ばしばしと背中を叩いてくるミナ。

試合前にノアに言われた言葉を思い出す。


『君、気配を殺すの得意だろう?相手の死角に入りまくって最後まで息をひそめているっていうのはどうだい?』

『戦うなってことか?』

『そう。初めからたくさん相手にして消耗するよりいいはずだ。君の場合優先して狙われそうだしね』

『ふむ、採用』


ノアの言葉を聞かせるセン。あきれる面々。


「あのなあ、それはマジでお前でしか成立しないぞ?」

「そうだね。僕も本当に最後まで成功するとは思っていなかったが」

「あと最後出てきたときちょっと怖かった……」

「実際に舞台に立っていたらもっと見えないかもですねぇ」

「できたんだからいいだろ」


椅子にもたれ、整備中の舞台を眺める。

次は同じ作戦では行けないだろう。次からの相手は一人になるのだから。

決勝は明日から。大会は中盤に差し掛かる。


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