第三十六話『決別のシルバーバレット その⑤』
銀色のネックレスはいとも簡単に千切れ、輪の形をした小さな金具を滑り抜ける。滑らかな動きで鎖が抜け落ちると、銀色の弾丸は女の手の中に握り込まれていた。それを親指と人差し指でつまみ、ロベルタはアントニーに差し出す。
「シルバーバレット?」
疑問を口にするニナ。
弾丸を受け取りながら、アントニーが解説した。
「なんというか、一種の願掛けかな。同盟軍ではお守りとして身につけてる人が多いんです。」
切れたネックレスの鎖を手の中で纏めながら、ロベルタはアントニーの言葉を補足する。
「シルバーバレットと言っても、本物の銀を使ってるのはせいぜい薬莢の装飾ぐらいですけどね。ほら、あるでしょ?銀は魔除け、みたいな話。」
「ああ、そういうの・・・愛されてるねぇ。」
確かに、そういうものは通信デバイスのメッセージ機能では送れない。わざわざ呼びつけた理由がそれなら納得だと、ニナは顎に手を当てて考えていた。そして横目でアントニーを見ると、ニヤリと口元を吊り上げる。
そして、暫くの時が流れた———。
たった二人では食べきれないと、紅茶と共に土産の茶菓子を振る舞ったジョージ。そうしてテーブルに五人も集うと、流石に窮屈に感じられた。しかし口下手なジョーとジョージの二人はほとんど会話に参加せず、とりとめもない雑談はアントニーとロベルタ、それからニナの三人の間だけで繰り広げられていた。
近頃人気の服や靴のブランド、夕方から行っても間に合うルンデンベッケンの見どころ、互いの食の好みなど、ジョーには至極どうでも良い話ばかり。恐らく、それはジョージにとっても同じだったのだろう。無免許医は思うところがあったのか、ずっとジョーの様子ばかりを気にしていたのだ。
そして我慢出来なくなった老人は、おもむろに椅子を引いて立ち上がった。
「先生?」
先に声を掛けたのはアントニー。釣られて、ニナとロベルタもジョージの方へ振り向いた。
「いや、少しな。」
言いながら手をズボンのポケットに突っ込み、中から小箱を取り出すジョージ。煙草の箱と、そしてライターである。
そのセットを握ったまま、ジョージはジョーを指さした。
「嗜むだろ?一本付き合え。」
特に何も答えず、黙って椅子から立つジョー。断る理由は見当たらない。そのまま二人は、玄関の方に消えていった。
そんな二人を椅子の背もたれ越しに眺めて目で追いながら、自然とニナは小さくつぶやいていた。
「今時紙かぁ・・・珍しいね。」
紅茶を一口飲んで、ロベルタが説明する。
「そうね。歓楽街の南の方に、まだ昔ながらの紙煙草を仕入れている専門店があるそうで。ジョーさんも嗜まれるの?」
ニナは首を傾げ、茶菓子に手を伸ばす。
「さぁ、見た事ないけど。父が結構なヘビースモーカーでさ。」
アントニーの肩が僅かに強張る。
ニナの両親は同盟軍に殺され、ロベルタはそんな同盟軍の二等衛生兵。今でこそ距離を置いているとは言え、アントニーもほんの一ヶ月前までは同盟軍に中尉として仕えていた。
しかし、それは杞憂———。
ニナは手に取った茶菓子の包装を破りながら、アントニーに目配せをする。彼が気に病む事ではないと。
「そう、亡くなった父。煙草見て思い出しちゃった。ところでその南側って他に何か、もっとマシな専門店はないの?」
やや強引ながら、ニナは話題を変えようと試みる。
ジョーが聞いていたのは、だいたいこの辺りまで。その先は戸を閉めてしまったので分からない。玄関からジョージの家を出て、すぐ脇の壁。窓際には三つほど植木鉢が並んでいて、それぞれ違う種類の植物が植えられている。
ジョーが人差し指の先で軽く葉に触れてみると、ジョージは小箱から煙草を取り出しながら言った。
「気になるか。どれも薬草だ。成分を薄めてない分、市販薬よりよく効く。」
言いながらジョージは煙草を咥え、ジョーにも一本差し出す。
受け取ったジョーは物珍しそうに、指より少し短い程度の紙の筒を眺めていた。白い筒は、どの角度から見ても変わらないように感じる。軽く、そして乾いた筒。嗅いでみると、大して臭うわけでは無いが、僅かに苦い鼻通り。
そういうものかと考えながら、ジョージを真似て咥えてみる。
「逆さまだ。」
指摘され、咥え直すジョー。
お辞儀をするようにジョージのライターの方へかがみ、筒の先に明かりが灯るのを呆と眺める。そして一息吸ってみると、鼻腔に少し暖かく、ほのかにコーヒーのように苦い煙が侵入するのを感じた。
美味くはない———。
眉を寄せ、顔を僅かにしかめるジョー。親指と人差し指で煙草を摘み、煙を吐きながら口から離す。
傍らのジョージは対照的。大自然の中で深呼吸して、澄んだ空気を肺に溜めるかのような清々しい表情。そうして煙を受け入れ、大きな息を一つ。そして一秒かそこらの間息を止めると、充分に楽しんでから大量の煙を鼻から吐き出した。
全て吐き出すと、ジョージは空を見上げて切り出した。
「大人数でガヤガヤするのは得意じゃなくてな。」
「・・・そうか。」
相槌で返すジョー。
「お前さんも、あの雰囲気から逃げてきたらしい。気が合うな。」
言いながらジョージは、煙草の先をジョーに向ける。それをジョーは一瞥し、何も言わずに自分の煙草を咥え直した。
煙が舞い上がるままにジョージは空を仰ぎ、昔日の日々を回想する。
「第三次三国大戦、三十五年も前になるか。お前さんは生まれる前かな。」
息継ぎをするように煙草に口を付け、ジョージは話の先を続けた。
「俺はちょうどあんたらぐらいの歳の医学生だったが、どうにも時期が悪かった。」
「・・・というと?」
ジョーは煙草を咥えたまま、チリチリと焼けて迫る橙色の明かりを呆っと眺めている。そして静かに相槌を打った。
「人型兵器なんてモンがいつの間にか現れて、いつの間にか世の中を席巻した時代だ。誰も加減ってモンを知らなかった。乗るヤツも、作るヤツもな・・・」
七年も続いた泥沼の戦争。この世に、正式に国家の区分があった最後の時代。正式に戦争なるものが起きていた、最後の時代。そんな時代の区切りにもなった最終戦争を、古き神話になぞらえて機神戦争と呼ぶ者もいる。
そんな最後の大戦で初めて導入され、今となっては最も一般的な兵器となった人型兵器(GS)にも、当初は多くの問題があった。
構造の問題、
動力の問題、
戦略の問題、———挙げればキリがない。
しかし、その最たる問題は、———兵士の問題。
機械を強化する事は容易いが、乗り手が耐え得るかは別問題。
パイロット保護の施策がまだまだ疎かだった時代を、無免許医はジョーの姿を目にした時から脳内で再生していた。
「人間を治すより、壊れなくする方が手っ取り早い・・・なんて言い出す悪趣味な奴らが幅を効かせた時期があってな、———『改造人間』なんて言ったか。」
ギロリと、ジョージは青年を横目で一瞥する。
「合理的だな。」
煙草を口から離し、ジョーは短く返答した。
そして、ジョージを真似てめいいっぱいの煙を吸い込む。一拍置いて全てを吐き出すと、青年は持論の先を続けた。
「生き残りを賭けた殺し合いに『禁じ手』はない。武装、訓練、権謀術数・・・治療に、投薬。その延長に、そういう手段もあったという話だろう。」
それを聞いて、老人は今一度空を仰ぐ。
薄紺色が染みる空、まばらな最初の星々。そういうものが見え隠れする煙を眺めながら、ジョージは静かに呟いた。
「倫理的ではないぞ。割り切れるのか?」
「・・・それしか無いなら、仕方ない。」
ジョーは真正面を見据えたまま。少し考えた末に、短く返答した。
そして小さく溜息をつくと、無免許医を一瞥してから付け加える。
「あんたの医術と同じだ。役に立つ時もある。」
どこかで聞いたような言い回し。一足先に煙草を吸い切ったジョージは、何処で聞いたものかと記憶をたぐりながら、火が消えかけた吸い殻を吐き出して踏みつけた。そして新品の物をもう一本咥えながら、ハッと目を見開く。
「お前さん、もしや・・・」
その言葉を断ち切ったのは、ジョーの拳。
青年はあと三分の一ほど残った煙草を口から離し、火が点いたまま手のひらで握り潰してしまった。一迅の風、残留した煙さえも霧散する。そしてジョーは人差し指を立て、指先越しにジョージと目を合わせた。
「一本は一本だ。俺は戻る。」
それだけ言うと、手を開いて吸い殻を脇に捨てる。
そして灰を払おうと何度か太腿に平手を叩きつけながら、青年はニナたちのいる屋内へ戻ってしまった。真新しい煙草を咥えたまま、青年の背がドアの向こうに消えるまで見送るジョージ。もう一服だけと、ライターを擦って火を灯す。
「・・・フン、律儀なヤツめ。」
そんな悪態をついて、無免許医は再び肺を灰で満たした。
———
—————
———————
———それから、しばらくして。
不夜城のルンデンベッケン。
夜闇という言葉も、また希薄。
それでも眠る者はいる。
そして、目覚める者も。
日中と変わらぬ喧騒を、昼日中とは違う人々が謳い上げる時。一行は帰り支度を済ませて、玄関に並んで別れの言葉を躱していた。
「そういえば宿を取っていたんだったな。好都合だ、追い返す手間が省ける。」
相変わらずのしかめっ面で、相変わらずの物言い。流石に身体が冷えてしまったのか、ジョージは上着を一枚多めに羽織っている。そんな無免許医の傍らには、倒れないように壁に凭れ掛かったロベルタも見送りに来ていた。
「来ていただいてありがとうございます、中尉。お二人とも、仲良くなれて良かった。」
言いながら頭を下げるロベルタ。
そんな彼女の両肩に、アントニーが優しく手を置いた。
「僕の方こそ。次に会う時は、今度こそメソキャピタルへ行こう。」
「その為にも、さっさと元気にならなきゃね。」
手を振りながら言うニナ。少し紅潮して、ロベルタは小さく頷いた。
その反応を見て満足したのか、ニナはジョーに視線を移す。そこには黙したまま腕を組み、静かに佇んだ青年がいた。
「ほらジョー!あんたも何か、気の利いた挨拶しなよ。」
男は少し考え込むように目を閉じて、僅かに首をかしげる。そして、再び目を開くまでに数秒を要した。組んだ腕を少し解いて、手のひらをロベルタの方に向けて立てる。
「・・・じゃあ。」
そして、別れの一言。
それだけ言い終えると、青年は再び腕を組んで元の姿勢に戻ってしまった。
一連の様子を見て、「まったく・・・」と呆れるニナ。ロベルタもクスッと、ジョーに向かって手を振り返した。
「三人とも、お元気で。」
今一度、別れの挨拶をするロベルタ。
「達者でな。」
付け加えるように、ジョージもひと言添える。
そうして、ジョー、ニナ、アントニーの一行はジョージの診療所を離れた。来た道を戻って、静かな住宅街から喧騒絶えない中心街の方へ。
夜のルンデンベッケンは、日中に良く似ている。明るく、騒がしく、雑多で忙しない。大通りの店屋には眩いほどに明かりが灯り、人通りは溢れんばかりの客という客でごった返している。しかし、決定的な違いもある。
「昼間もこの辺通ったはずなのに、全然雰囲気違うね。」
辺りを見回しながら興味深そうに言うニナ。街を満たす光こそ、昼間並み。しかし街を満たす色は、日中とはまるで別物だった。
アントニーは反対に、少し緊張した様子。何処に目を向けても、派手な装いの客引きやカップル。いかついチンピラ。嗜好品に頭をやられて、足取りがおぼつかない肉体労働者たち。酒だけではない。
「ルンデンベッケンの商店街ならではの仕掛け、とは聞いてます。」
そして少し見回すと、手近な商店の並びを指さした。
彼自身、実物を見るのはこれが初めて。昼間は衣服や履物のブランドや料理専門店のものだった数々の看板は、いずれもパブやクラブ、あるいは賭博場など、規制が極めて緩いルンデンベッケンならではの娯楽施設に入れ替わっていた。
無論、その内装も客層も。何もかも。
「要するに、階そのものが上下するエレベータになっているんですよ。こう、建物の外装が空箱のようになってて、その中を一回り小さい二階建ての建物が上下に移動する感じ・・・でしょうか。」
「何それ。無駄だらけじゃない、そんな建物・・・」
ジェスチャーを交えながら解説するアントニー。しかし、ニナは納得していない様子だ。構造の理屈は理解できる。しかし、納得は出来なかった。それでは地下か上階のいずれに、少なくとも一階分の空白の空間が生まれる事になってしまう。無駄だらけの建造物だ。
そんな『構造の無駄』に甘んじてでも、この地にはこの場所ならではの『合理の形』があった。
ルンデンベッケンは、都市の行政や高級宿泊施設が集中する中心街から無数の『大通り』が放射状に広がった、車輪のような構造をした都市である。その大通りを左右から挟むように数多の店舗が立ち並び、歓楽街という巨大資本の大工場を成している。
大通りに入口が面している事、それは他の都市とルンデンベッケンとでは、根本的に意味合いも重要度もかけ離れているのだ。
それこそが、ルンデンベッケンの妙である———。
昼はハイブランドの服屋、
夜は酒気香るナイトクラブ。
昼は多種多様なレストラン、
夜はハイレートな賭博施設。
———昼と夜で、街は完全にひっくり返るのだ。
過剰なまでの街並みの変貌ぶりもまた、観光客の楽しみの一つである。
故に大通りに面した一階入口という位置取りとは、それだけで価値あるものだ。無駄を論じるなら、日中か夜間か、シャッターを下ろした店が何時間も営業せず大通り沿いの立地に居座っている事こそが最大の無駄である。
だから、———入れ替わる。
ハイブランドの服屋が寝静まる時、
酒気香るナイトクラブと、———入れ替わる。
多種多様なレストランが寝静まる時、
ハイレートな賭博施設と、———入れ替わる。
それが、———この街ならではの『合理の形』なのだ。
そんな街並みの激変ぶりを堪能しつつ、寄せては返す客引きを煙に巻きつつ、一行はようやく中心街に近いところまでやって来た。聳え立つ摩天楼のような最上級の高級ホテルとは比べるべくもないが、アントニーが予約しておいた宿も捨てたものではない。
高級感は程々に。しかし旅の疲れを癒すには、これで充分。大陸各地の都市に点在するビジネスホテルチェーン『ホテル・イリス』の見慣れた看板が、三人の来訪を待ち侘びている。ようやく終わりを告げる、アントニーたちの一日。ここまで鳴りを潜めていた疲労が両足に纏わりつく中、三人はホテルの門を潜って行った。
遠目には何の変哲もない、小綺麗な集合住宅のような建物。しかし入口は洒落た装飾がなされた、すりガラスの半円回転扉になっていた。
ロビーには落ち着いたトーンで濃いグレーの柔らかい絨毯が敷かれ、前衛芸術作品を思わせる不定形のソファーが点在している。壁や柱には木目模様が走っているが、触れれば氷のように冷たい石材の一種。そんな空間を、橙色の明かりが満たしていた。
ジョーとニナをソファーの辺りに残したアントニーは、やはり木目調のカウンターの方へ。そこでチェックインの手続きを済ませてしまう。
「これ、二人のカードキーです。部屋と地下駐車場のキーですね。」
ソファーの方に戻ってきたアントニーは、二人にカードキーを手渡した。大きく印刷された部屋番号と、ホテル・イリスのロゴ。裏面にはカード番号とホテルのイメージイラスト。そんなカードをポケットに仕舞いながら、三人は上階へのエレベータに乗り込んだ。
分厚い鋼の扉が閉まると、僅かな浮遊感。ニナはアントニーを待っている間に取っておいたパンフレットを呆っと眺めながら呟いた。
「ここ、マッサージとかプールとかもあるんだって。」
顔を傾け、ニナのパンフレットを覗くジョー。彼女が持っていたパンフレットには、魅力的な写真付きの大きな広告が印刷されていた。
それから、小さな注意書きも。
「それ別料金だぞ。」
「えー・・・じゃあ、いいや。」
指摘されて、少し残念そうに言うニナ。そのままパンフレットを畳んで、バッグに戻してしまった。
階が上がる毎に繰り上がる液晶の数字を呆っと眺めていると、いつの間にか目的の階。エレベータを出ると、廊下は部屋番号に合わせて二股に分かれている。この辺りの廊下も、ロビーと似たような雰囲気。
「じゃあ、明日ロビーで。何かあったら、ノックするかデバイスに連絡ちょうだい。」
それだけ確認すると、三人はそれぞれの部屋の方向に歩き出した。
エレベータの方から続く、木目模様の石壁。暖色系の照明に照らされながら、いくつかの金の枠を通り過ぎていく。およそ二メートルの高さの、金色の枠の傍らには、部屋番号が記されたカードリーダーが設置されている。その機械にカードキーを軽く翳すと、金の枠に囲われた石壁の一部がスライドし、部屋への扉が開放された。
ニナが敷居を跨いだ事をセンサーが確認すると、スライドドアは音もなく閉じる。そしてロックがかかるとともに、部屋の明かりが灯り始めた。少し狭い通路の片側はユニットバスへの扉。もう片方は大きな鏡とハンガーになっている。よく清掃の行き届いた綺麗な鏡には、目元に僅かに隈を作った少女の顔が映っていた。
目をこすって、髪を整える———。
部屋のド真ん中には、大きなダブルベッド。美しくベッドメイキングされた掛け布団にも、あちこちで見かけたホテルのロゴが金糸で刺繍されている。吸い込まれるように、ニナの両脚は真っ白でふっくらとしたベッドに向かっていた。
身体の力を抜いて、背後から倒れ込む。
柔らかなベッドのマットレスが、僅かに沈み込んだ少女の身体を包み込む。仰向けのまま天井の明かりを見つめ、少女は今朝からの出来事をぼんやり思い出していた。
窓の向こうは、ちょっとしたバルコニー。更にその向こうには、ルンデンベッケンの夜景が広がっている。真っ黒な空の雲を地上の明かりが照らし、突き破らんばかりの中心街の摩天楼にはまばらに窓の明かりが灯っていた。行き交う車両の明かりは、あたかも生物の血脈のよう。絶え間なく、そして忙しなく眼下を埋め尽くしていた。
ついさっきまで、自分が歩いていたのもあの辺りだろうか。
シャワーでも浴びようか———?
———面倒くさいと、寝返りを打つ。
そんな折、少女の通信デバイスが鳴り響いた———。
つづく




