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可愛いうさぎはかなり有能!?

91「可愛いうさぎはかなり有能!?」


その後俺たちは、少しの間2人で少し雑談したあと

2人でみんなのいる部屋に戻って来ていた


帰ってきた俺たちにエイダが一番に駆け寄ってきて


「ど、どうなったの?2人とも?

メリルさまはカルラの提案を呑んでいただけ

ましたか?」



エイダは最初は俺の方を見て、それからメリルの

方も見てそう尋ねてくる

俺は大丈夫かな?と不安げなエイダを安心させる

ように優しく答える


「ああ、メリルとは友達から始める事にした

これからはメリルも旅の仲間に加わるから、みんな

仲良くしてくれよな」



俺はメリルのうさ耳を軽く撫でながら、メリルを

エイダの方にずいっと前に出す形で紹介すると


「よろしくねぇ、えっとエイダちゃんだっけぇ

ボクはメリルだよぉ、エイダちゃんもボクが王族とか気にしないで仲良くしようねぇ」



メリルはそう言うとエイダに向かって手を差し出す

エイダは流石に王族に対して、そんな軽々しくするのは・・・と、難しい顔をしていたのだが


「うぅん?どうしたのぉ?

ボク、エイダちゃんと仲良くしたいよぉ

エイダちゃんはボクとは・・・イヤ?」



メリルは意識的なのか無意識的なのか分からないが

エイダに対して上目遣いで、瞳をうるうるさせて

寂しげな様子を見せる


するとその様子にはエイダも焦って


「そっ、そんな事ないですよ!?

私もメリルさまと仲良くしたいです!」



そう言って、メリルのことを慰めると

「ほんとぉ!」とメリルは言って、エイダに優しく

抱きつく


エイダは突然のことに目を白黒させていたが、先程のこともあり、拒絶はしないで優しくそのふわふわの

頭を撫でている

まるでその表情は、甘えたがりの我が子を優しく

撫でる母親のようである


そしてメリルはそんな骨抜きな様子のエイダに、更なる要求をお願いする


「じゃあ、エイダちゃん

ボクのことは、メリルって呼んでねぇ

ボクもエイダって呼びたいからねぇ」



メリルがエイダの懐から至近距離でそうお願いする

しかし、エイダは流石にそれは了承出来ないのか


「そ、それはちょっと・・・

私がエイダと呼ばれるのは構いませんが・・・

メリルさまを呼び捨てにするなんて出来ません!」



そう言って、少し気まずそうな顔をすると、

再びメリルの顔がだんだんと涙ぐんでいく


そして「これもダメなのぉ」と悲しげな声を出し

エイダにうるうるとした目でそう尋ねると


「そ、そんなことは・・・ない・・ですよ?

メリル・・・、こ、これでいいですか?」



という風に、メリルの顔を覗き込みながらそう言うと・・・


「そうだよぉ!ありがとぉ!エイダ!

本当は敬語もやめてくれたら嬉しいけどぉ

とにかくこれからよろしくねぇ」



メリルはそう言って、頬を少しだけ涙に濡らしながらもエイダに嬉しそうな顔で可愛く微笑むのだった



そのまるで本当のウサギのような可愛さ

には流石のエイダも


「かっ、可愛い!!・・・なんでこんなにも

メリルは愛らしいのかしら!」



エイダはそう言うと、それまで以上にメリルのこと

をナデナデして可愛がりだすのだった・・・






「メリルさん可愛いです!お耳もふわふわで

ずっと触ってたいぐらいです!」



「ホントに可愛いわ!ほれほれ、これがええんか?

耳が気持ちええんか?」



その後俺たちの仲間、マリーダとヒメルも集まって

改めてメリルのことを皆に紹介したのだが・・・

早くも、メリルのその愛らしい姿に2人はメロメロに

なっていた


ていうか最後のヒメルはなんだよ・・・

どっかのエロオヤジみたいな感じで、メリルの

耳をさわさわしている


「うぅん、ヒメルぅ、いいよぉそれ〜

そことっても気持ちいいよぉ、もっと触ってぇ」



しかし、そのヒメルの撫で方が中々上手いのか

メリルの方も「もっと!とっとぉ!」と喜んでいる



中々カオスな感じだが、俺は今後の予定を話し合うために、ここはパンパンと手を叩き、皆の注目を集める


「ほら、それぐらいにして

今後の予定について、ちょっと話たいことが

あるんだよ」



そう皆に聞こえるように呼びかけると


「ええ、そうね・・・、今後について話し合い

ましょうか

そろそろこの国も出る頃合いかもしれないわ」



真っ先に正気に戻ったエイダが、冷静にそう話す

たしかに、俺たちの滞在時間にしては、この国には

まあまあの時間いたかもしれない


なんたって1日でエルフの里を出たぐらいだしね!



「そうですね!私もそろそろ次の場所に行きたい

と思っていたところでした!

次は・・・、どこにしますか?」



マリーダも同じことを考えていたようで、

この後みんなで、どこに行くのかという本格的な話し合いになった


それで意見を出し合ったのだが・・・


「ドラゴンが多く生息しているって言われている

ドラゴニカ帝国の方に行くのはどうかしら?」



と、エイダが述べると


「妖精の国はどうよ!あそこは世界樹の女神だった

私的にもいい場所よ!食べ物は美味しいし、水も

綺麗だから!」



などと、ヒメルに至っては、ルーのこと関係なく観光気分で目的地を言っている

俺は代案があったわけではないがヒメルの案を採用するかにはなれなかったので、エイダの意見を採用しようと思っていると


「それじゃあ、一度ユリヤス王国に戻ろうよぉ

あそこはたしか食べ物も美味しいし、ここら辺の

国の中じゃ唯一の図書館、情報の倉庫があるんだよぉ

そのドラゴンの情報っていうのもそこで知れる

と思うからいいと思うなぁ」



と言った意見を、それまでぼーっとヒメルに撫でられていたメリルだったが、有益な情報を俺たちに示してくれたのだった


もしかしてメリルってすごい有能なのか?

メリルのとても合理的なその提案に、そんな気がしてならない俺たちなのだった・・・


次からユリヤス王国への帰還です!

しかし、ユリヤス王国の方にも変化があって?

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