ガロス王国の冒険者ギルド(種族によって対応が違う?)
83「ガロス王国の冒険者ギルド(種族によって対応が違う?)」
俺はガロス王国でのドラゴンの情報を集めるべく
冒険者ギルドに来ていた
俺は普通に情報を聞きたかっただけなんだが・・・
「はっ、ただの人間に教える情報はねーな
悔しかったら、その力を示してみな
場合によっちゃ、教えてやらんこともない」
俺は普通に列に並び、要件を男性職員に伝えただけ
なのだが、何故だろう?
突然職員の態度が急変し、先程の舐めた事を言ってきたのだ
一つ前の獣人の冒険者には、丁寧に対応していた
はずなんだが、俺を見た瞬間顔付きが変わった気がする
俺は若干イラッときたが、こんな礼儀のない
奴にわざわざ合わせる必要もないと思い
「ああ、ならもういいわ
別の奴に聞くし」
俺がそう告げると、その職員は笑い出す
「ははは!こいつは面白い!
力を示すことも出来ない奴の話を
誰も聞くわけがないだろうが!
オメーみてーな、もやし坊主は大人しく
家にでも帰んな
ここはお前みたいなが居ていい場所じゃ
ねーんだよ」
と、不快極まりないことを平然と俺に言ってくる
しかも、他の獣人の奴らもこちらを見てニヤニヤ
している
この反応を見てると、この職員が言っていることは
あながち間違いじゃないのだろう
メリルの対応によって忘れていたが、エイダが
旅の前に言っていたのを思い出した
力がモノを言う場所、それが獣の国だと
俺は若干めんどくさかったが、ルーのためだ
仕方ないので、俺は文字通り力を示す事にした
「じゃっ、さようなら」
俺がそう言うと共に、女神さまの力を全力に
乗せた拳を思いっきりギルドの床、そのギルド本体に
文字通り示してみる
ズガァァァン!!!
俺の示した力は、床の陥没だけに留まらず
床全体はおろか、その他設備を巻き込んで大量の
ゴミと化してしまった
大半の床がゴミになったが、俺の対面の職員の
所だけはちゃんと残しておいた
俺はちゃんと力を示したので、再びその職員に
声をかける
「おら、力を示したし
さっさと答えろ、さっきみたいな舐めたことを
言えば、次は建物じゃなくお前をゴミに変える」
俺は警告と言う名の恐喝をして、そいつの前
に普通に座ると
「なっ、なっ!何してくれたんだ!?
お前、自分が何したのかわかってんのか?
ギルド施設の破壊、国家レベルの犯罪なんだぞ!
お前、ここでそのまま突き出されても文句言えねーぞ!」
と、意味不明に俺にキレた様子で詰め寄ってくる
こいつは何を言ってるんだ?
自分で力を示せと言っておいて、示したら示した
で犯罪だと?
そもそも、舐めた対応する奴が悪いだろ?
俺は理解に苦しみ「それで?」と返すと
「こ、こいつ!おら!ギルド長を呼べ
こいつには痛い目を見て貰わねーと、気が済まねー」
その職員は、隣の職員に声をかけ
またまた、クソみたいなことを俺に言ってきている
どこまでこのギルドはクソなんだ?
俺は怒りを通り越して、若干呆れの領域を
感じていると
「おい、どこのアホがここを破壊したんだ?
おっ?その小僧か?これをやったのは」
突然、二階から声が聞こえたかと思うと
ライオン顔の獣人が1人、上の階段から降りてきていた
むきむきの肉体、磨き上げられたタテガミ
そして、その獰猛そうな顔面
見るからに偉そうな奴が二階から俺の前に
現れたのだった
「それで?お前がやったのか?これを
っで?やったとして何でやった?」
ライオンの野郎が再び俺に話を聞いてくる
しかし、俺にはもう話すことがない
こんな雑魚たちに構っている暇はないのだ
「は?そこの雑魚がうるさいからやった
反省もしてないし、後悔もしていない
お前らに聞くことも、聞きたいことも無くなった
からもう行く
面倒くさいから、俺にもう構うなよ」
もう完全に興味を失った俺は、さっさと席を立ち
その獣人たちに背を向けて、そのままギルドから
出ようとした
すると
「おい、待ちな坊主
こんな真似して、そのまま帰れるとでも思ってる
のか?ここで死にたくなかったら、さっさとこっち
に戻ってきて、死ぬ気で詫びな
話はそれからだ」
そのライオン顔の奴は、俺の前に回り込み
俺の進路を塞いでくる
そして完全な上から目線で、アホな要求を行なって
くる
はぁ、こんな奴ばっかか・・・
俺はこんなクソみたいな奴しか居ないのかと
ここのギルドに失望し、普通の人間のギルドじゃないと情報収集なんか出来ないなと、そこで初めてそのことを理解した
もう帰りたいので俺は
「邪魔をするな雑魚、そこを退かないと倒す
俺はお前らにもう興味がない」
俺はありのままの気持ちをそのまま奴に伝えた
するとそいつはわなわな震え出して
「っ!ここまでコケにされたのは初めてだ
いいぜ、お前はここで殺す
あの世で自分のした行いを恥じるんだな」
そのままライオンは臨戦体勢になり、今にも
俺に飛びかかってきそうになる
マジでボコさないとダメなのか?
俺は面倒くさーなぁと、溜息をつきたい気分に
なっていた
するとそのとき!
「君たち一体何をやってるのぉ?
誰に手を出しているのかわかってるかい?」
背後から間延びした声が聞こえたかと思うと
ギルドの入り口にメリルとアイナ、その2人
が険しい顔つきで、そこに並んで立っていたのだった・・・
不快なゴミ(雑魚)はゴミ箱に
次回は、カルラがちょっとカッコいいかも?




