チンピラの撃退?(泣きっ面に蜂ってこの事かな?)
75「チンピラの撃退?(泣きっ面に蜂ってこの事かな?)」
俺たちは現在、面倒くさい奴らに絡まれている
そうこの面倒くさい男たちに・・・
「おらおら、姉ちゃんたちよ
サッサとその男を放っておいて
俺たちの所に来いよ
悪いようにはしないからさ!へっへへ!」
と言って気持ち悪く笑い出す奴をリーダー
とした、いかにもチンピラって感じの奴らに
俺たちは絡まれていたのだ
というわけでこれを対応しないといけない訳だが・・・
どうしよう・・・
「なんかスッゲーメンドくさいぞコイツら
見るからに雑魚だし、時間が・・・
どうするよ?みんな?」
そう言ってみんなを見ても、皆同様に
うんざりしたような、気持ち悪いものを見る目
で彼らを見ていた
比較的あっさり立ち直ったエイダが
彼らを冷たい目で見ながら俺に答える
「そうね・・・
ここは蹴散らして頂戴カルラ!と言いたい
ところなのだけど・・・
ここが街道の、往来の中っていうのが面倒な
ところね
あんまり派手にやると他の人たちにも迷惑が
かかるし・・・どうしたものかしら?」
エイダの言う通り、それが問題なのだ
今はあまり注目を集めていないが、ここで
揉めたりした時には、俺たちまで他の人たちの
迷惑になってしまう
それでは形は違えど、コイツらと一緒の邪魔な存在
になってしまう
ここはどうしたものか・・・
するとそんな時!
「こんな所で何をしている?そこの者たちよ
ここをトーラス=アイナさまの馬車がお通り
である
分ったなら、早く道を開けよ」
突然後ろから大きな馬車が現れたかと思うと
その行者の隣にいた、騎士っぽい女性が俺たち
を見下ろす形で、そう述べてきたのだ
なんかもっと面倒な事になりそうだ
俺は少しゲンナリした顔で、その馬車を見上げる
のだった・・・
「なんだ?お前ら?
どこの貴族さまかわかんねーが・・・
俺たちの邪魔するんじゃねーよ!」
チンピラの中の1人がその騎士に向かって吠える
そして「そうだ、そうだ!」と周りの2人も同調している
そしてあろう事かその騎士に向かって喧嘩まで
売っている
あっ、なんかヤバそう、そう思うや否や
「はっ!」
その騎士が馬車から飛び降りたかと思った時には
チンピラ3人がバタっと倒れていたのだ!
「何という無礼・・・
トーラス=アイナさまを知らぬ無知なら
まだしも、無謀にも私たちに楯突くとは
身の程を知れ痴れ者が」
その女騎士は一瞬で男たちを倒し背を向けよう
としたが、ギロッとこちらの方を睨んでくる
「何だ?貴様ら・・・
貴様たちも先ほどの奴同様に私たちに
楯突く気なのか?」
俺たちがそのまま動かなかったことが不満なのか
こちらにまで睨みを効かせてくる
かなり上から目線なのが癪であるが、ここで逆らう
のは得策じゃないだろう
俺はそう思い「いえ」と言いその場を退こうとする
しかし俺たちのツレには一味も二味も常人とは違う
少しおバカな女神がいるのを忘れていた
「えぇ?嫌よ
何で前を歩いていた私たちが後から来た
あなたたちから退かないとダメなの?
私たちを避けて通ればいいじゃない
あなたたちが」
ヒメルの言っている事は当たり前なのだが・・・
その相手は貴族さまだ、一般人ではない
そしてその貴族さまにこんな風に言ってしまうと・・・
「・・・っ!よかろう!
そんなにやられたいようならお望み通り
貴様らを倒して、先に進む事にしよう!」
といった感じで女騎士もブチギレた様子で
その腰から剣を抜き放ち、こちらに構えてくる
そしてそう言われたヒメルはというと・・・
「なんか分かんないけどカルラ!
戦う事になっちゃったわ!どうしよう!
まあなんていうか・・・カルラ!やっておしまい!」
なぜか俺の背後に戻って、後ろからビシッと指をさして、俺を女騎士と戦わせようとしてくるのだった
そして俺はそんなヒメルの額にお仕置きのデコピンを叩き込んだのは言うまでもないだろう
一体どうなるんだ?俺ら・・・
面倒な事からもっと面倒な事を引き起こして
しまったと、俺は溜息を付かずにはいられないのだった・・・
揉め事の後にまた揉め事、これは面倒な事に
なりそうです!
次話、女騎士との対決編です!




