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さりげないマリーダと大胆なエイダ

69「さりげないマリーダと大胆なエイダ」


そうして俺たちは現在世界樹へと向かっている

訳なんだが・・・


「マリー?少しあなたカルラに引っ付き

過ぎじゃないかしら?」


「そうですか?これぐらい近くに

いないともしもの時、カルラさまを

守れませんから!」


そう俺たちが里を出てすぐこのように

俺にマリーダがくっつき、それをエイダが

見咎めるという事が何回も発生したのだ


確かにエイダの言う通りマリーダは

とても俺に密着してくる

エルフの特徴なのかあまり胸は大きくはないが

それでも年相応はあるので

あんまり密着されるとそっちに意識が行ってしまう


「その、少し離れても大丈夫だぞ?

ほら、俺も別に戦えるしさ」


俺がエイダからの視線が痛いので

マリーダにそう言って離れようとすると


「そんな!カルラさまは私が近くに

いてはお嫌なのですか?

そうでなければ近くにいさせて欲しいです」


そう涙ぐんだ瞳で俺をジッと見てくるのだ


そ、そんな事言われた強く言えない

じゃないか・・・


そんな訳で 俺は世界樹に着くまで

天国と地獄、両方の気分でその時間を過ごすのだった・・・





「よ、ようやく着いた」


俺たちはその道中に雑魚敵に遭遇したが

片手間に倒していき、ようやく世界樹に

たどり着いた

正直雑魚敵なんかの攻撃よりもエイダの

視線の方が何倍も効いた


普通よりも何倍も疲れた道中を終えたが

とりあえず世界樹を見る


「あー、やっぱり大きいなぁ

まだこれ成長続けてんのかね?」


俺が独り言のように呟くと


「いえ、村の者の報告によると

少し成長が収まっているみたいなのです

それについても調査して欲しいとお父さん

が言っていました!」


と元気よく俺に答えてくれる


するとエイダが俺の袖を引いて


「ちょっとカルラこっちに何かあるわ!

カルラの力で罠があるのか探ってくれるかしら?」


そう言って俺を先にある木の陰に連れて

行くのだった

マリーダも「お願いします」と言って

前に装置があった場所に興味があるのか

そちらに入っていく


俺は言われた通りに木の陰にきたが

確かに何か隠してそうな木の葉の集まりが

あるが特に罠の反応はない


「エイダ、何も無かった・・・っ!?」


俺はエイダの方を振り向こうと

顔をそちらに向けた瞬間!


ちゅっ


エイダが俺の唇にキスをしてきたのだ!

な、何で?俺がエイダに聞くよりも先に

エイダが呟く


「カルラの1番は私なんだから

私だってマリーには負けないわ」


その無意識に呟かれた言葉に

俺はエイダの事をいつも以上に愛おしく思った


そしてマリーダが帰ってくるかもしれない

状況だが、エイダを抱き寄せその綺麗な唇に

俺の方から口づけをする


「・・・ん、ちゅっ・・、ぅん」


俺はエイダのうっとりしたような顔に

ますます興奮を深め


「・・・、もう少ししたい」


「ん、私も・・・」


そうして2人時間も場所も忘れて

お互いに抱き合っていると


んん!んんぅん!


何やら近くから咳払いが聞こえてくる

もしかしてマリーダが帰ってきた!?

俺が慌てて振り返るとそこには誰もいない


ん?っと首を傾げると


「「んん!あたしよ!あたし!

2人ともあたしのこと忘れて!

ルーちゃんのきょーいくに悪いでしょ!」」


俺の背中のカバンに入っていたイリスが

顔だけを出して、俺たちに説教してくるのだった


そしてカバンからはルーの「どうしたの?」

という声が聞こえたけれど

イリスに「見ちゃダメ!」と言われカバン

に押し込められていた



完全にイリスたちの事を忘れていた・・・


俺たちは、今までの行為をイリスに見られてたのを

理解すると、2人赤面して何も言えずに

そそくさと互いの体を離すのだった・・・




エイダの嫉妬は可愛いですね

イリスたちが居なかったらどうなってたのでしょうか?

次話、世界樹の探索編です!

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