未知との遭遇(リアルたまごっちの登場)
63「未知との遭遇(リアルたまごっちの登場)」
その後俺たちはピクニックももう一つの目的
なので、少し大きな木の木陰でお昼ご飯を
みんなで食べていた
「「カルラ!そのハムをあたしにも
ちょうだい!あとお肉もちょうだい!」」
俺たち、俺とエイダそれにイリスも含めて
ご飯を食べていたんだが・・・
「いや、お前の弁当あっただろ
自分のやつ食えばいいだろ、自分のを」
先ほどから俺の膝に乗っているイリス
がお肉お肉とうるさい
前述の通り、エイダがイリスのために
専用のお弁当を作ってたはずなんだが・・・
するとイリスは俺の膝でぴょんぴょん跳ねて
抗議をしてくる
「「たしかにちゃんと貰ったけど!
もう全部食べちゃったわ!美味しかった!
でもあたしたち2人で1人だから
もっと食べたいの!」」
なんかもう清々しいまでの図々しさで
俺の食べ物を食べたいとおねだり
してくるのだった
するとエイダはイリスに申し訳なさそうに
「私のをあげるから」と言って、イリス
にお肉を上げようとしてくる
流石にイリスもエイダに貰うのは
心苦しいのか「「カルラに貰うから!」」
と、感謝を伝えて断っていた
エイダから貰わなかったことは
褒めてやりたいが、平然と俺から
奪おうとしないでくれますかね?
なんか俺にワガママな妹が出来たみたいだ
少し釈然としないがどこか憎めないイリス
に、お望み通りお肉を与えるのだった・・・
俺たちは昼ごはんを食べ終わり
食後のデザート、この世界では珍しい
アイスクリームをみんなで食べていた
実際この世界にはそんな食べ物は存在
しなかったんだが、俺の元の世界の知恵
とエイダが薬草や野草に詳しかったこと
そして、イリスが水の精霊であったことが
奇跡的に噛み合った結果、こちらの世界で
も作り出す事に成功したのだ
そんな事を考えているとエイダも
その時のことを思い出したのか懐かしそうに
話し出す
「それにしてもこのアイスクリーム
って本当に美味しいわね
まさか香水に使う野草をすり潰して
それに砂糖を混ぜて凍らすなんて発想は
無かったわ・・・」
エイダも俺がそれを提案したときは
流石に疑心暗鬼で、本当に美味しいのか?
と疑ってなぜかイリスを毒味みたいに使った
ほどだ
当のイリスは一番最初に食べれると
喜んでいたから良かったが
イリスも見ようによってはアイスクリーム
に同化しそうな見た目でむにむにと食べている
「「やっぱりあたしこれ好きよ!
冷たくてとっても美味しい!」」
と無邪気に喜んでいる
うんうん、2人が喜んでるようで
良かったな
俺は2人の様子に満足して自分の
アイスクリームを食べようとすると
「お兄ちゃん、何食べてるの?
とっても美味しそうな匂いがするよ?」
いつのまにか俺の隣、木の裏から突然
子供の声それも幼女の声が聞こえきた
ん?何だ?
てか誰なんだ?とは思ったものの
特に答えに困るものではなかったので
とりあえず幼女の問いに答える事にした
「ああ、これはアイスクリームって
デザートなんだ
砂糖が入ってるから甘くて美味しい
あと、冷たいから暑い日にはぴったりだ」
俺がそう返すと
後ろの木の陰がガサガサ言ったかと思うと
「へー、そうなんだ!
ルーにもちょっと食べさせてぇ」
と言いながら、ラグビーボールサイズ
の卵が俺たちの前に姿をあらわしたのだった
たまごっちか何かかな?
俺は現実逃避気味にその卵を見てそう思った・・・
今回もカルラたちのピクニック回です
次の話で卵ちゃんとの対話です!




