俺たちが追われていた原因(あのクソ女神絶対デコピンしてやる)
56「俺たちが追われていた原因(あのクソ女神絶対デコピンしてやる)」
そうして俺は戦場を駆け抜けていたのだが
なんだかおかしい
「ちょ、ちょっとこれマジでヤバくね?
なんか魔物の皆さん殆ど俺たちの後ろに
いらっしゃるんだが?」
最初の方は面白くなって、魔物たちと追いかけっこ
をしていた訳だが・・・
その数は走れば走るほど増えていき
今となっては殆どの戦っていた魔物たち
が俺たちを追う群れに加わり
ホントにとんでもない数になっていた
俺の言葉を聞きエイダは
「もう怖くて後ろ見れないわ・・・
それにしても何で私たちを追ってくる
のかしら?
最初は私たちを襲うために追ってきてる
のかと思ったのだけれど
何か私たちに原因があるのかしら?」
エイダも流石に落ち着いたようで
今のこの状況を冷静に分析していた
確かにこの状況は流石に異常だ
最初はただ俺たちを襲いかかっているだけ
だと思っていたが、まさか別の要因が?
俺が不思議に思い、自分やエイダの事を
眺めていると
「「すんすん、何かいい匂いがするわ
何かしらこの匂い?」」
肩にいたイリスが不思議そうに震えている
そういえば先ほどまで全力すぎて気づかなかった
が、何やらフルーツのような美味しそう
な匂いが漂っている
「おっ!確かになんか匂うな
こりゃ一体なんの匂いだ?」
俺は該当するものの覚えがないため
辺りをキョロキョロしていると
「フン!!!」
そんな唸り声のような野太い声が
聞こえたかと思うと
ズドーン!という轟音が鳴り響き
その音と共に俺の背後から
追いかけてきていた魔物たちが
一瞬で消えてしまった
俺はその光景に
「はっ?えっ?なに?」
一瞬変な声を出してしまったが
誰かからの上だ!という声を聞いて
慌てて後ろに飛び退いた
ズガーン!!!
すると先ほどまで俺がいた場所
が爆発し、その爆発した場所から
「ふむ、この攻撃を躱すか
小僧、貴様なかなかやるな」
という野太い男の声が聞こえる
そして、 砂煙が晴れたかと思うとなんか羽の
生えた、いかにも総大将ですと言わんばかりの
大男が現れたのだった
「っで?おっさんは誰だ?
てか、何で仲間たちを爆散させたんだ?」
俺は突然現れた大男には驚いたが
なぜ奴は俺の前に現れ、味方だけを爆散
したのだろう?
すると俺の問いを聞き大男は笑い出した
「ふっ、決まっているではないか!
貴様との一対一の決闘を所望する!
残念ながら貴様には拒否権はないぞ」
と言って、ビシッと俺を指差してくる
おっさんの直指名は全く嬉しくないんだが
ただ邪魔な雑魚たちを代わりに処理してくれたのは
素直にありがたい
だが、決闘とか普通にめんどくさい
「えぇ、俺さっさとお前らの総大将(魔王軍副将)
を倒して、早く戦いを終わらせたいし
正直お前と遊んでる暇ないんだが?」
俺は見知らぬおっさんがただ絡んできた
だけだと思い邪険に返すと
「なっ!?言うではないか
総大将(魔王さま)を倒したいとは・・・
敵ながら見事な宣言ではないか!
ますます、貴様と決闘したくなったぞ!」
と、何やら俺の言葉でより盛り上がってしまった
ようだ
そして大男は後ろに背負っていた大剣を
こちらに構えだす
まだ俺は何も言ってないのに行くぞ!と言い
シュバッ!
物凄い勢いで大剣を一閃してきた
「うぉ!?危ね!」
俺は女神さまの力で何とか反応出来たが
今のは危なかった
危なかったじゃねーかこの野郎!っと大男に
吠えようとした俺は、自分の腰から何かが
ヒラヒラしている事に気がついた
「ん?何だこりゃ?」
俺は大男をそっちのけで、その紙を手に取り
広げて読んでみる
「んと、なになに
『私がそのまま普通にあなたたちを送って
あげるなんて大間違いだわ!
あなたにされた仕打ち(デコピン)は到底
許せない!
だからあなたには世界樹の実の絞りカスを
あなたの腰のバックの中に入れておいたわ!
これで匂いを嗅いだ魔物たちが寄ってくるはずよ!
ざまぁみなさい!これが女神の復讐よ!
世界樹の女神さまより』だと・・・」
・・・
・・
・
あんのぉ、クソ女神ぃ!
アイツのせいで散々魔物に追われてたのか!
俺は今はいない自称女神に怒りを覚えたのだった
そうして俺は自称女神の嫌がらせに気づかされ
久しぶりに女に対してマジギレするのだった・・・
まさかの世界樹の女神ちゃんのせいで、カルラ
たちは魔物に追われていました!
その絞りカスもカルラが貰った世界樹の実っていう・・・
まあとりあえず、次話魔王軍副将との決着!




