エルフの里救援!(別れの約束ってなんかいいよね)
50「エルフの里救援!(別れの約束ってなんかいいよね)」
ちょうど俺が里に入ろうとした時
「死にたくない!まだ死にたくない!
誰か!誰か助けて!」
マリーダの必死な叫びが俺の耳に届いた
バッ!
俺は急いでマリーダの前に立ち塞がり
現在進行系で突進しているファイヤードラゴ
を蹴り飛ばす
グギャァァ!?
ファイヤードラゴはなんだ!?といった顔で
俺のことを見てくる
うーん、こうして見るとトカゲにしか見えんな
奴の見た目はドラゴンぽいんだが
羽は生えてなくて、四足歩行で走っている
事からちょっとでかいトカゲにしか見えない
ちなみに羽が生えているのがドラゴンで
羽が生えてないのがドラゴと言うらしい
まあどうでもいいが
そんなこんなでファイヤードラゴと対峙して
いるわけだが、このままパンチで爆散しても
面白みがない
というわけで俺はショートソードで応戦
して見る事にした
俺はショートソードを構え、漫画やアニメの見よう見まねで剣を構える
「ほらよ、かかってこいよ
炎上トカゲ
お前は3分クッキングするつもりだから
死ぬ気でかかってこいよ」
と安い挑発をすると
分かりやすくギャアギャア言いながら
俺に突っ込んでくる
てかこいつ火全く使わねーじゃん
俺は多少火の攻撃の事も考えて戦おう
と思っていただけに少々残念だ
やっぱりこいつも・・・
「雑魚は雑魚なままか・・・
5秒クッキングになりそうだけど
視聴者に批判受けないかな?」
とまあ、テキトウな事を言いながら
剣で雑魚を切り抜ける
「またつまらぬ物を切ってしまった?」
アニメの某キャラの真似をして
辻斬りをしてみたが案外上手く行くんだな
俺が次の、入り口のもう一体の方に
背を向けたと共に雑魚は血を流して真っ二つに
なったのだった・・・
そのあとは本当に一瞬だった
さっきの事によって、ファイヤードラゴに
失望していた俺は、相手がこっちに気づくや否や
相手を真っ二つにしていた
はぁ相手になりそうなドラゴンとかに会いたい
そんな事を考えるほどには俺はこの世界の敵の弱さに呆然としていたのだった
そしてエルフの方々はというと
「「「「うわぁぁぁあ!!!」」」」
耳が痛くなるほどに歓声をあげ
俺の帰還と魔物の死亡を喜ぶのだった
そしてマリーダが村人や村長より
も先に俺の前に出てきて
「ありがとうございます!カルラさま!
魔物を討伐していただいて、村人一同
心より感謝申し上げます」
マリーダは礼儀正しくお辞儀をし
俺に感謝を伝えてくれる
そして探索の結果について
問題の解決について聞いてくる
「・・・てな感じだ
まあ、まだ装置は残ってるがそれも
すぐ壊せるはずだ、俺たちなら」
かなり要約して伝えたのだが伝わったか?
俺がマリーダを見ると
「こんな短期間で、それほどの成果
をあげるなんて!
ありがとうございます!カルラさま!
最高の報告です!」
マリーダはとてもキラキラした目で
俺のことを見てくる
言えない、アホな豚をぶん殴っただけなんて
言えない
俺は居た堪れない気持ちになって
エイダの方を見ると
「その急がなくていいの?
あの女神さま?が王都も危ないって言っていた
じゃない?
まあ、あなたがデコピンし続けたせいで
女神さまとしての威厳はあまり感じなかった
のだけれど」
と、冷静に俺に言ってくるのだった
そういやそうだった
王都には姫さまもいるし
何とかしなければ!
俺はそう思って王都に向かうとマリーダに伝えると
「わ、私も! 私も王都に連れて
行ってください!
掃除洗濯、料理も人並みに出来ます!
だから雑用だけでもいいので連れて
行ってください!」
マリーダは必死な顔で俺に言ってくるのだった
どうしたものか・・・
連れて行きたいのは山々なんだが
可愛い子だしね
だが、今は急いで王都に行かなければ
そうだ!
「そう、だな
俺はまたここに、世界樹の問題を
完全に解決するために戻ってくる
その時もまだその気持ちが変わらないの
であれば君を連れて行こう
俺たちはその後旅をする予定なんだ」
とりあえず漫画で見たような
カッコいいセリフで彼女を置いていくための
セリフを言うと
「はい!カルラさま!
約束ですよ!私、必死に自分を磨いて
カルラさまと旅をしても恥ずかしくないよう
精進しております!
お気をつけてください!」
そう言って、キラキラした目で
俺のことを見上げてくるのだった
ま、まあこれでOKだよね?
とりあえずマリーダに他の村人への
説明をお願いして、俺たちは王都に向けて
また出発するのだった・・・
展開が早くなってしまいましたが、王都に向かう感じです!
次話、王都道中編です!




