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ヒーローは遅れてくるの法則(自称女神には感謝感謝!)

49「ヒーローは遅れてくるの法則(自称女神には感謝デコピン感謝デコピン!」


自称女神が俺たちに魔法をかけた瞬間、次目を開けた時には俺たちはエルフの里の入り口付近に来ていた


しかし俺が想像していたのは、そのドラゴンもどきが村を焼いているような光景だったのだが

現実はそこまでヒドイものではなかった


所々燃えている家などがあったが

村人たちは中央の広場に集まっており

魔法か何なのかわからないが、木の盾

らしき物でドラゴンもどきの猛攻を抑えていた


「おお!なんとか間に合ったみたいだな

これは感謝のデコピンをしないといけないな

自称女神に」


俺は何だかんだ言って間に合わせてくれた

自称女神に感謝と言う名のデコピンをして

やろうと思いながらも

村人を救うために俺は急ぐのだった・・・





ーーーーエルフの里・マリーダ視点ーーーー


私たちはその日も変わらず生活をしていました

朝起きてご飯を食べ、昼には農耕・野草取りをして

夜になるとご飯を食べて眠りにつく

そんな当たり前の生活、今日も私はそんな風に過ぎていくそう思っていました


私たちはカルラさまたちを送り出してから、彼らなら解決してくれると願いながらも生活していました

何かできる事がないか?とカルラさまに尋ねましたが


「いや、大丈夫

さっさと終わらして世界樹観光

でも出来るように頑張るわ」


と、心強い言葉をいただきました

彼からすればこのような問題は問題では

ないのでしょうか?


私は改めて彼の存在を強く意識してしまいました


そんな事もありながら、私は数日過ごしていました

今日も畑で作物を育てる

昨日よりも育った芽を見ると少し

嬉しい気持ちになります


でも、彼のことが・・・


「ああ、早く帰ってこないかな

・・・カルラさま」


私がそんな事を思い呟いた時

それが現れたのだった


ギャアァァ!!!


私たちの里の入り口付近に、炎を纏ったかのような

真っ赤な魔物、ファイヤードラゴがそこにいたのです!


その凶暴そうな魔物は作物を見るや否や口から火を吐き、一瞬にして灰にしてしまいました


ああ!私たちの作物が!


そんな事も考えれないほどに一瞬の出来事でした


するとその魔物はキョロキョロ周りを見渡し

ちょうどそれを見ていた私と目が合いました


逃げなきゃ


そう思った時には、魔物はブレスを吐いていました

あっ!と目をつぶった瞬間


「リーフシールド!」


お父さんが私を守ってくれました


「マリー!早く逃げろ!

村の中央の広場にみんないる!」


そう言って私を広場に逃がそうとしてくれました

でもなんでこんな所に、あんな魔物が?

私はそんな風に考えましたが分からず、ただ

無我夢中で広場に避難しました


「怖い!お母さん!」 「大丈夫よ、パパ達が抑えてくれているから」


やはり女子供が広場に集められており

男たちはあの魔物を抑えに行ったようです


でも私たちは魔物に危害を加えることはできない

それが古くから、聞くには世界樹の精霊

その方からの教えのようです

私たちの一族は先祖代々、その教えに従って

暮らしていたため、こんな状況でも反撃することも

出来ない


私はその事にほぞを噛む思いでした


するとその時!


ギャアァァ!!!


なんと、入り口にいた魔物と同じものが

広場の近くの柵を燃やし破って

こちらに向かってきていたのです!


「「「「きゃあぁぁ!!!!」」」」


私たちは大混乱で逃げ惑いました

そしてその混乱に足を転ばせた女の子が1人!


その魔物はその子目掛けて一直線

その大きな口を開けて食べようとしました


「危ない!」


私はなんとか滑り込み、その女の子

を抱えて横に飛び退くことに成功しました


しかしその魔物は対象を逃したこと

に腹が立ったのか私を射殺さんばかりの

視線で捉えてきます


怖い、体が震える

私はその視線にあてられ

体を自由に動かす事が出来ませんでした


そしてその魔物がバッ!っと

私たちに向かって突進してきます


「あっ!」


私はそのまま動く事が出来ず、呆然としてしまいました


このまま食べられてしまう

もう、生きていられない

もう、生きてカルラさまと会うこと

一緒について行きたいと伝える事も出来ない


そのことを思った私は


「死にたくない!まだ死にたくない!

誰か!誰か助けて!」


声の限り叫ぶのだった


バッ!


誰かが私の前に立ちはだかる


やっぱり私を助けに来てくれた


その優しい背中に私は安堵と共に

涙が止まらなかったのだった・・・





やはりヒーロー(カルラ)はいいタイミングで間に合いますね!

そういうわけで次話、エルフの里救援編です!

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