新しい仲間(1+1=1になります)
44「新しい仲間(1+1=1になります)」
その後、リノエに話をしたところ
リノエもその事を気にかけていたみたいだ
「私もそのことについて調べていたのです
もしかしたらあなたたちがすでに知っている
事が多いかもしれませんが
知っている限りでお伝えしましょう」
そしてリノエは世界樹での問題について、知っている内容限りで教えてくれるのだった・・・
っでリノエの話を聞き終わったんだが、大体こんな感じの内容だ
①世界樹での異変は数週間ほど前に発生したものである
(発生の原因は未だ分かっていないが、何か人為的な力を感じたようだ)
②最近この森の魔物の動きがおかしいようである
(これも人為的なものに影響されているようだ)
③世界樹の近くから邪悪なオーラを感じるらしい
とまあ大体こんな内容だった
知ってる内容もあったが、新しい内容もいくつかあった
これで問題解決に動けそうだ
とりあえず次の目的地は世界樹だ
「ありがとうリノエ
これで次行く場所が決まった
とりあえず世界樹の方に行ってくる」
感謝をリノエに伝えて、ソロソロ行くかとエイダに目だけで伝える
エイダも行きましょうと荷物をまとめる
するとそれまで黙っていたメリルが口を開く
「人間さんたち
もう行っちゃうの?」
最初の勝ち気な印象とは裏腹の
少し寂しそうな声だ
もう会うのは最後かもしれないと
俺は彼女にさよならを伝える
すると
「えっ?もう会えないの?
・・・ふぇ、ふぇぇぇん!」
メリルは声に出して泣き出してしまう
これには俺たちは困ってしまい
「ほら!私たちも今は行っちゃうけど
また来るから!いつかまた遊びに来る
からね?メリルちゃん」
エイダが俺に変わって必死に慰めてくれる
しかしメリルは泣き止んでくれないので困った
するとリノエがそんな俺たちを見て
ふむ、これはと何か考えがあるようだ
「どうした?リノエ?
なんかあるのか?」
俺が思わず尋ねると
「そうですね
これはあなたたちが・・・
いえ、そちらのセイレーンの子供が
構わないならの話なのですが」
ん?うちのスライムがどうかするのか?
俺が疑問に思っているうちにリノエが続ける
「その子が許可するなら
ウチの娘と霊体同化をして貰えない
かと思いまして
霊体同化をすれば一緒について行けるので」
とよくわからない提案をしてくる
霊体同化?なんだそりゃ?
それを見たリノエは霊体同化について説明してくれる
どうやら精霊というだけあって
実体のないメリルの本体を、ウチのスライム
の中に吸収させるというものらしい
それではメリルが消えるのでは?と思ったが
ちゃんとウチのスライムの中に存在しているため、会話も出来る様になるようだ
そして、ウチのスライムの言葉も代弁してくれるのでこちらにも利益はあるらしい
しかし俺はウチのスライムにちゃんと確認を取る事にした
確かに喋れたら嬉しいが、実際体に取り込むのはこいつ自身だ
「なあ、お前はどう思う?
メリルと引っ付く事はいいと思うか?
お前がお前自身のままでいたいのなら
俺はお前の意思を尊重するつもりだ」
俺は出会った頃から変わらない
ぷるぷるの頭を撫でて問いかけると
ッサ!
ぷるぷる♪ぴと!
ウチのスライムは語るよりも明らかな答えを
俺たちに示してくれる
ウチのスライムは俺の手から逃れると、泣き声をあげるメリルに歩み寄り
慰めるかのように、その肌を触れ合わせるのだった
全く誰に似たんだか・・・
「みたいだリノエ
その霊体同化をやってくれ」
「はい、ありがとうございます
セイレーンの子、ウチの娘をよろしく
お願いしますね?」
ピカァ!!!
淡い光が2人から差したかと思うと
2人のスライムが1つに混じる
すると先程よりも大きくなった
大体テニスボールからバスケットボール
ぐらいになったスライムが現れる
「「改めてよろしくね!カルラ・エイダ!」」
2人混じった彼らが挨拶してくるのだった
そして俺たちは新しい仲間を加えて、世界樹の方に向かうのだった・・・
ようやく精霊編終わりです!
正直スライムの扱いに困った事の
苦肉の策感ありました笑
次話、世界樹突入編です!




