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初めての恋心④(マリー視点)

41「初めての恋心④(マリー視点)」


それから私たちはお父さんの暮らす、離れで現在私たちの里に起きている問題の説明の説明をしていた


カルラさんとエイダさんは大人しく話を聞いていたが、カルラさんは疑問があったようだ


「それ俺じゃなくてもよくね?

お前たちで、生態系戻せばよくない?」


普通に考えれば、その生態系を壊している存在を私たちが倒せればいいのだけど

私たちには掟があって・・・


「それが・・・

私たちエルフはこの森の生物を殺傷

してはいけない

そのように決められてるのです

ですから、私たちの手だけで生態系を

戻すという事は出来ないのです」


と、代わりにお父さんが説明してくれる


私たちエルフ、いやこの里のエルフは森の動物を殺傷してはならないという、かつてからの掟が存在する

そのため、私たちだけの手では問題を解決する事が出来ないのだ


カルラさんはなるほどと言い


「要は俺にその生態系壊してるやつを

倒して欲しいって事だな?

それで生態系戻れば世界樹急成長しなく

なるから」


と、依頼の内容を確認している


私とお父さんはそうですと頷き

そこで私はお2人に向けて切り出す


「はい、その通りです

それからカルラさま、エイダさま

ご依頼を引き受けていただいた後で

大変失礼な事なのですが・・・

先にお2人には謝らなければなりません」


こんなに誠実な対応をしてくれる

お2人にこれ以上騙すような真似はしたくなかった

そこでこれまでの経緯、そして試すような真似をした事を謝罪した


ここでお2人が激怒して依頼を

拒否するかもしれない

都合のいい話だが、断らないで欲しい

見捨てないで欲しい


しかし、カルラさんは話を聞いて

とても怒った顔をしている


あっ


私はその顔見て最悪のパターンを想像してしまった

しかし彼は騙された事ではなく、別の驚くべき理由で激怒していたのだ


「お前なんでその人を呼ぶ役目、娘に

やらしてんだ!

今回は怪我で済んだかもしれないけど

下手したら死ぬか誘拐されてたかも

しれないんだぞ!」


と、お父さんに激怒していたのだ

これには私もお父さん、そして彼の隣にいたエイダさんも驚いている


そして彼は続けて


「いいか?百歩譲って、森で勧誘するのは

まあいいとしよう

でもそれは自分の身を守れるようなやつが

するべきだよな?

こんな若い女の子1人にさせるのはヤバイって

分かれ!」


カルラさんは騙されたと言うことよりも、私の体、私自身の事を大事に考えてくれたのだ


キュン


そんな擬音が聞こえてくるかもしれないほど

胸が高鳴る


バクバクバク


心臓が激しく脈打つ

顔が真っ赤になっている事が自分でもわかる


その間にも彼はお父さんに説教を続けていて


「俺に謝ってどうする?

お前は誰に謝るべきだ?」


それを聞いたお父さんはハッとして

私に心からの謝罪をしてくる


「本当すまない!マリー

お前を危険に晒したことに気づくこと

すら出来なかった!

どうか、情けない父を許してくれ!」


お父さんが何かを言っている

しかし今の私にはカルラさん、いやカルラさまの事しか頭にない


「ほぇ?あー、いいよどうでも・・・

勇者さま・・・、私の勇者さま」


と、私は返事とも言えない返事をするのだった


そうして、私はカルラさまに恋をしたのだった・・・


マリー編本当のラストです!

次話、問題解決編です!

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