初めての恋心③(マリー視点)
40「初めての恋心(マリー視点)
その後カルラさんの事を村長、私のお父さんが質問していた
なぜ貴重な世界樹の実を使用したのかという事を
すると彼は特に変わらない表情で
「あれ、俺にくれたんだろ?
だから、普通に使っただけなんだが?」
と、なんでもない
ただの回復薬を使ったのかと思うほど
何でもないように答えてくる
私は本当に訳がわからなくなり
本当は使用してくれた彼に感謝する
所なのだろうが、なぜか彼に突っかかる
どうして私に優しくするの?
人間はエルフを欲望の対象としてか
見てないんじゃないの?
そんな不信からきた感情が私の心をかき乱す
そして私は
「そ、その!どうして渡してに使用した
のかという事です!
あれを売ればとんでもない大金が手に入る
のですよ!?
どうしてあなたのものになった世界樹の実を
私に使ってしまったのかという事なのです!」
と、泣きそうになりながら彼に問い詰める
すると彼は当たり前と言った様子で
「なんでって・・・
女の子に傷残ったらマズイだろ?
だから使ったわけなんだが・・・
万能薬って言うならあれが使用用途だろ?」
彼にとって当たり前なの?
私は到底考えられないと固まっていると
彼の横に立っていたエイダさんが
彼に苦笑しつつ話しかける
「あ、あのねぇ・・・
そういえばあなたはそういう人だったわね
要するに皆はあなたの行動に困惑してるのよ
あなたへの御礼としてあげた筈のものを
村の者に使ってしまったという事に
しかもその使用したものが世界樹の実ときた訳よ
普通、自分のために使う事以外考えられないわ」
そう彼女の言う通り普通の人間
いや、善良な人間であっても他人の為に
使用することはないだろう
すると彼は彼女の話に納得したのか
ああ、そう言う考えもあるなと言っていた
人としての器が違う!
私とお父さんは思わず彼に頭を下げ
彼の行いに感謝を伝えるのだった
すると彼は少し気まずげな顔をして
再び、里の出口を指差して
「いや、気にしないでくれ
そんな感謝されるような事してないから
それより俺もう帰りたいからさ
話も終わったしもう帰ってもいいか?」
と言われてしまう
ダメ!待って!
私はとにかく必死に彼を引き止めようとした
この人がいい、いやこの人でなければいけない
そこでようやく私は彼に里の問題解決を依頼したのだった
お願い!断らないで!
お願いします!
私の祈りが届いたのだろうか?
彼は無事協力してくれる事になった
ああ、こんな人間
いや、こんな男の人もいるんだ
私はそんな彼の言動に興味が尽きないのだった・・・
マリー視点最後だと言ったな、あれは嘘だ
すいません、普通にまだ続いてしまいました笑
次話もマリー視点続きます!




