表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/99

世界樹の謎

37「世界樹の謎」


その後俺たちは、村長の家に行き話を聞く事になった

村長の話をまとめると大体こんな感じだ


①現在、世界樹は物凄い勢いで成長している


(これは一見良い事に聞こえるが、このまま急激な成長を続ければ、いずれ成長に追いつけない木の幹からポキリと折れてしまうらしい)


②折れた部分は間違いなく、エルフの里に倒れてくるらしい


③急成長の原因はおそらく、森の周辺に生態系を壊す何かが現れたせいらしい


(世界樹は森にいる動植物の死体から栄養を吸い取り成長しているようで、生態系の変化からこの現象が起きているのだと推測したようだ)


とまあ、このような現状から村の存続の危機らしい


しかし原因が分かっているなら


「それ俺じゃなくてもよくね?

お前たちで、生態系戻せばよくない?」


と、至って当たり前の質問をした


すると村長は申し訳なさそうに答える


「それが・・・

私たちエルフはこの森の生物を殺傷

してはいけない

そのように決められてるのです

ですから、私たちの手だけで生態系を

戻すという事は出来ないのです」


はっ?

何それ、それじゃあ何食って生きてんの?

俺がそう尋ねると


「私たちはこの森に生える植物

そして、耕した作物を主に食しています」


と返してくる


えー、完全なベジタリアンかよ・・・

俺は少し引いたが、相手は大マジだ


とりあえずまとめると


「要は俺にその生態系壊してるやつを

倒して欲しいって事だな?

それで生態系戻れば世界樹急成長しなく

なるから」


その俺の言葉に村長とマリーダは頷いて


「はい、その通りです

それからカルラさま、エイダさま

ご依頼を引き受けていただいた後で

大変失礼な事なのですが・・・

先にお2人には謝らなければなりません」


そう言って、村長と一緒に土下座しだす


これにはエイダも


「ちょっ!?ちょっと!

どういう事なの?

謝る理由を教えてもらえないと

訳がわからないわ!」


と、2人に理由を尋ねる


すると頭を上げ、村長が話しだす


「私たちはお2人を試すような真似を

してしまいました

それはというと・・・」


その内容とは、世界樹の実の時の話みたいだ


どうやら、最初にマリーダに会ったのはマリーダが野草を採っているところを男に捕まった訳ではなく、この森の問題を解決してくれないか?と自分から話しかけて、そこで襲われたところだったみたいだ


エルフたちは問題解決のため他の種族を頼ろうとしたが、国家に頼むととんでもない要求をされると踏み、まだリスクの少ない個人にターゲットを絞り、森の問題の解決を依頼したかったみたいだ


しかし冒険者などに頼むと、ギルドから国家に繋がると考え、頼むことができない

そのため森に入る者に、その依頼を持ちかけようとしたわけだ


だが、結果はどれも失敗

それどころかどいつも森を荒らすだけで

依頼どころじゃなかったようなのだ


だからマリーダ、彼女が会話して見極めた者だけに、この依頼をしようという話になったみたいだ


そして俺たちをこの村に呼んだわけだが、彼女が信じたとしても、他の村人は信用していない

それが初めの世界樹の実の話に繋がるわけだ


彼らは俺が世界樹の実を受け取らなければ、謙虚で真面目な人間として、依頼を行う

逆に受け取れば強欲な人間と認識し、依頼を行わないと考えていたようだ


それを聞き、俺は受けとったけど?と聞くと


「あなたは受けとったには受け取りましたが

それを自分の為ではなく、私の娘の為に使用

したのです

これはただ受け取らなかった事以上に素晴らしい

事なのです」


と、再びキラキラした目で見てきたのだ



まあ話を戻すと、そうした行動をした俺を見て、村人全員はこの人に依頼したいと思ったみたいだ


そしてそれがエルフ全員で、俺たちを試したことらしい

で、騙していた事を謝りたいと言ってきたわけだ



ふんふん、なるほど、なるほど

これには俺も少し怒りたい事がある

それは・・・


「お前なんでその人を呼ぶ役目、娘に

やらしてんだ!

今回は怪我で済んだかもしれないけど

下手したら死ぬか誘拐されてたかも

しれないんだぞ!」


と言って、村長に激怒するのだった


えっ?そこ?とエイダが言っているが気にしない


「いいか?百歩譲って、森で勧誘するのは

まあいいとしよう

でもそれは自分の身を守れるようなやつが

するべきだよな?

こんな若い女の子1人にさせるのはヤバイって

分かれ!」


すると俺の言葉を聞いて、改めて村長がすみません、すみません!と謝ってくる

だが、謝る相手が違う


「俺に謝ってどうする?

お前は誰に謝るべきだ?」


すると村長は隣のマリーダに向き直り


「本当すまない!マリー

お前を危険に晒したことに気づくこと

すら出来なかった!

どうか、情けない父を許してくれ!」


だが言われた娘とは言うと


「ほぇ?あー、いいよどうでも・・・

勇者さま・・・、私の勇者さま」


なぜか俺の方を熱い眼差しで見てきて、うわ言のように何かを言っているのだった


なんだこの状況・・・


世界樹編です!

完全にマリーちゃん、カルラに惚れましたね笑

次話、世界樹編が続きます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ