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初めてな2人/不安になる朝

30「初めてな2人不安になる朝」


その後俺たちは今後のことについて話し合った

そして決まった事なんだが、やはりというか住む家は変えようという話になった


現在の不法占拠の家はいつ見つかるかわからないからという理由だった

正体を明かせばと一瞬考えたが、その場合自由を失うという事を思い出した

そして暫定的にこの薬屋、エイダの家に住む事になった


次に仕事についてだが、俺が冒険者風の生活をしている事を知ったエイダは、ちゃんと冒険者になれば?と言ってきた

しかし、臨時招集の話をするとやっぱりナシと言ってきた

どうも俺の力では名前を偽装してもすぐバレるらしい

というわけで、今まで通り冒険者風のスタイルで良しという話にまとまった



そして俺たちの一番の決定、エイダ最大の提案があった


それは・・・


「私たち2人で旅に出ない?」


との事だった



そしてそれへの俺の返答はというと


「おう?いいんじゃね?」


といったものだった


流石にノーシンキングで返したことにエイダは呆れた顔をしていた


だがまあ、エイダと一緒なら楽しくなりそうだから了承したと伝えるとはにかんだ笑顔を見せてくれるのだった





というわけで始まった共同生活なのだが

意外にも俺とエイダの相性はとても良かった


初日という事もあって、色んなことが異なるものだと考えていたが共通点が意外に多くてビックリした


例えば食事の時間、食べ終わる速度やお腹が空くタイミングがよく似ていた

他には、就寝時間と起床時間も聞いてみれば似たようなものだった


そんな事もあってか、初日から何事もなく同じ時間を過ごすことが出来たのだ


初めての2人だがギクシャクする事もなく良かった


俺は改めてエイダの提案に感謝しながら、久しぶりに落ち着いた眠りにつくのだった









ーーーーカルラ到着前 エイダ視点ーーーー


どうしよう!どうしよう!


私は現在起床前のベッドの中にいるわけだが、今日からどうしようか?

それだけをずっと考えていた



昨日、カルラの全てを図らずして知る事になった

実際はカルラが一昨日何をしていたのかを聞き出すつもりだったが、カルラ自ら自身について話してくれたのだ


話はにわかに信じ難いものが多かったが、カルラのことという事もあり、そこまで疑ってはいなかった

まあ実際に力を見せてもらった時はとても驚いたが


しかし問題はその後だ


私は彼に一緒にいたいと言ってしまったのだ!


確かに彼のことは信頼していたし、興味もあった

しかし、あくまで友達、気の許せる友人として付き合っていこうと考えていたのだ


しかし、彼の見せた行き場のない不安げな表情や自分1人で何でもしようとしてしまう危うさに、私は堪らない気持ちになってしまったのだ


そして気がついたら

一緒にいてあげると口にしていたのだ


思い出しても未だに顔が赤くなる


そしてその後彼と話し合って、ここに2人で済む事になったのだ

まだ付き合ってもいないのに同棲なんて!

少し前の私からしたら考えられない事だ


その後彼は荷物を取りに帰るため帰宅したのだが、明日の朝、つまり今日の朝から彼が家に帰ってくるのだ



そして冒頭に戻るという訳だ


私は人とあまり話してこなかったので実際心配なのだ

彼に嫌がられないか、嫌われないかという事が


彼と生活するとなれば、お互いに知らなかったことや分からないことが出てくるだろう


ましてや私はハーフエルフ、人間である彼とは同じ所の方が少ないかもしれない

もしそれが私たちの関係に良くない影響を与えてしまったら

そう思うと不安でしょうがないのだ・・・


どうしよう!どうしよう!


私はベッドの中で考え続けるのだった・・・




カルラとエイダの共同生活初日です!

次話、買い物編になるかも?

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