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姫さま復帰パレード!(後編と言いながらまだ続く)

26「姫さま復帰パレード!(後編と言いながらまだ続く)


俺は何食わぬ顔で騎士団が集まっているテントに戻ったのだが、帰って早々ティアラと呼ばれている女騎士に怒られてしまった


だがまあそのおかげで俺の、というより俺がなり変わっている騎士の役割を確認することが出来た


何やら姫さまが花束を受け取るタイミングで、側で護衛する役割らしい


姫さまの顔も近くで確認できるし役得な感じだ



なんて事を考えていたら、パレードが始まるようだ

よし、仕事開始だ!

俺は前の世界でのアルバイト感覚でパレードに向かうのだった・・・





わぁぁあ!!!!!


パレード開始と同時に民衆の歓喜の声が、そこら中から聞こえてくる


このパレードは姫さまの病が治り、その復帰を祝うためのものだ

そのため、主役の姫さまは王城から町に向けて300メートル程の直線の道路を、荷車の上に乗り民衆に手を振りながらゆっくり進んでいくというものだ

そして町の中央にある広場で町の長から花束を貰い

再び王城に戻るという予定らしい


そして現在俺は花束を受け取る予定の広場にあるわけだが

ここまで民衆の歓声が響いてくる


やっぱり姫さまは人気なんだなぁ

あの優しい性格を知ればもっと人気が出そうだ

などと姫さまの事を考えいると、ドンドン歓声が近づいてきた


ワァァア!!!!!


おっ!姫さまが見える

前見た時は少しやつれていて、元気がない様子だったが、今は年よりも幼く見える笑顔で民衆に手を振っている


あの何かを諦めてしまったような顔に今のような笑顔が戻ったことが何よりも嬉しい


その距離50メートル、30、10メートル、すぐ側で姫さまが荷車からあどけない笑顔を振りまいている


俺はらしくないなと思いながらも、この笑顔を守りたい

笑顔でい続けて欲しいと確かにそう思った


やめやめ、少ししんみりとしてしまったが今は姫さまの晴れ姿を側で見守ろう



そして、ついに俺の出番が来る


姫さまが広場の中央に登壇する

すると、反対側から1人の男が花束を持って登壇してくる


おお、これが話に聞いてた流れか

それにしてもこいつが町の長?

長にしては若すぎるような・・・


するとその男がマイクを持って話し出す


「えー、皆さま本日はミラさまの復帰パレードにお越しいただきありがとうございます

今回主賓のミラさまに、この町代表の長が花束を送る予定でしたが、急遽長に代わって私がその務めを果たすことになりました

それではミラさま、お受け取りください」


何やら急遽代わったという男が姫さまに花束を渡すために近づいていく


そして男が花束を渡すと思われたその時


バッ!!!


男が突然姫さまの背後に回り込み、首元にナイフを突きつける

そして、マイクに近づき話し出す


「とでも思ったか!? はっははは!!!

この通り姫さまの命は俺が預かった!

殺されたくなかったら誰も動かないこったな!」


うわぁぁ!!!!!


民衆から悲鳴とも取れない叫びが聞こえてくる

広場の壇の下にいる騎士たちも姫さまが人質に取られて動かないでいる


唯一動けそうなのは、壇上にいる俺だけだ


すると男は俺の方を見て笑いが止まらないといった様子で饒舌に語り出す


「お前たち残念だったな! そこにいる騎士も

俺の仲間の1人なんだよ!

まさか仲間の中に裏切り者がいるなんて

思いもしないよなぁ?

いい気味だ!はっははは!」


そして笑い終えると騎士たちに向かって本来の目的であろう要求をしだす


「この人質は姫さまだけじゃない! お前たちの命も人質だ!

この町にそこの騎士が爆弾を仕掛けた!

お前たちが馬鹿騒ぎしている間にな!

そしてそんな大量の人質を持っている俺が要求するのは、この前捕まった奴らの解放だ!

ブラックハウントと言えばわかるだろう?

俺が要求するのは奴ら全員の無条件解放だ!

それが出来なければ、わかるよな?」


と、言って再び高笑いをしている


ブラックハウント?何か覚えがあるような無いような

まあどうでもいいが、何やらこれはピンチくさい

ここはなぜか仲間と間違えられている俺がやったりますかね


俺はこの残念な茶番を終わらせるために、男に向かって足を進めるのだった・・・

姫さま復帰パレード後編1です!

次話、姫さま復帰パレード後編2です!

なんか色々テキトウですまない笑


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