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姫さま復帰パレード!(完璧な作戦だった[意味深])

25「姫さま復帰パレード!(完璧な作戦だった[意味深])」


俺は姫さま護衛の役になるために冒険者ギルドにきているのだが・・・


「もう!ダメって言ってるでしょ!

人数も十分過ぎるぐらいいるし、何よりも君

まだ冒険者になってないし、なってたとしても

実績がないから選ぶ事が出来ないんだって!」


俺はメルルの列に並び、姫さまの護衛の任に着きたいとの旨を伝えたのだが、無理だと一蹴されたので、それでも何とかと粘ったのだが、今のように返されてしまった・・・


他の冒険者もどうした?といった様子でこちらを見てくる

くそ!俺は姫さまに会う事はできないのか?


そう考え始めたその時!


「ん!?」


俺はある人物の姿を見てこれだ!と思った


「悪い!やっぱ大丈夫だ!

俺急用を思い出したからもう行くわ!」


俺はそう言うや否やギルドを後に走り出す


「あっ!ちょっと!」


メルルは慌てて止めようとするがカルラは止まらない

そして完全に見えなくなる彼を見てメルルは


「もう!何で君だけは僕の思い通りにならないのさ!」


誰にも聞こえないほどの声で愚痴を言うのであった





俺は先程見えたものを全力で追っていた

よし!

ちょうど奴が路地裏に!


俺は奴の背後にそっと近づいて


「悪いなあんた

ここでちょっと眠っててくれ」


ドカ!!


「うっ!?」


俺はそう言って奴を、王直属の騎士を昏倒させる

そしてその鎧を奪い、俺自身が身につける


「よし!これで完璧だ!」


どうしてこんな事をしたのかというと・・・


まず俺はギルドで今昏倒させた騎士を見たのだ

そしてそのときピーンと頭に閃いたのだ


俺がこいつの鎧を着て護衛に回れば、顔見えないし色んな意味でよくね?と

そして俺は目論見通り、この騎士から鎧を剥ぎ取り、自ら身につけたという事だ


そして昏倒させた男をキッチリ縛って、路地裏に転がし、俺は何食わぬ顔で表通りに戻り

姫さまが待機してるであろう場所に向かうのだった









ーーーー姫さま・待機テントーーーー


「うん? 1人少ない?」


私ティアラは、騎士の人数が1人足りない事に気付いていた


そういえば、騎士の1人がギルドの近くの見回りに行ってくると言っていたのを思い出した


「しかし、ソロソロパレードが始まるのだが・・・」


騎士が一名足りないが、あんまり遅いと待ってもいられない

仕方ないと思い、パレード開始の合図を送りに行こうとした時


「すいません、遅れました」


そう聞こえたので振り返ると、先程出て行った騎士がそこに立っていた

私は遅いぞと彼を叱責すると、トイレに行っていましたと返してきた


流石に生理現象にはそれ以上言う事は出来ず、次からはタイミングを考えろと言うだけに留めておいた


それから姫さまが町の長から花束を受けとるタイミングで、すぐ側で立つ役目である彼の手筈を最後に確認した

姫さまの晴れ舞台失敗するわけにはいかないのだ


それから私は本部に開始の合図を送るのだった


さて、パレードの始まりだ!

私は姫さまの晴れ姿を近くで観れる喜びを心の中で噛みしめるのだった









ーーーーある男たちの陰謀ーーーー


民衆が集まるパレード、その一角には今か今かと姫さまを待ちわびる民衆とは違い、ひどく汚れた笑みでそれらを眺める男の姿があった


「それで準備の方は完璧か?」


1人の男が尋ねる


するともう1人の男が


「ああ、ちゃんと仕組みは終わっている

奴も手筈通り、長の代役に成れたみたいだ」


それを聞き男は


「ほう、上手くやったものだ

なら、あとは時を待つのみだ

まさか奴らも身内に裏切り者がいる

とは誰も思うまい」


そう言って、男たちは邪悪な笑みを浮かべあうのだった








姫さま復帰パレード編、中編です!

次話、姫さま復帰パレード後編予定!

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