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ティアラの調査報告

23「ティアラの調査報告」


私はその後何故か戻ってきたエルザの話を心ここにあらずという状態で中途半端に聞いていたら・・・

なぜか冒険者に登録する事になってしまった


ま、まあいいだろう

別に困る事はないはずだし・・・


私はまだまだ調査すべき事があると思ったが、今日の調査は一旦終えることにして、再び宿に戻ってきた

すると本部からの私への指令が入っていた


「なるほど・・・

姫さまの復帰パレードを行うのか」


本部の指令によると復帰パレードを行うため、至急王城に戻れというものだった


まだ初日であまり成果は得られていないが・・・

姫さまのパレードであれば仕方あるまい


「至急王城に戻ることにしよう」


私は宿の宿泊を取りやめ、キャンセル料を払ってから王城に戻るのだった









ーーーー王城にてーーーー


「・・・以上が、本日調査した内容でした

タカナシ カルマの他に、"英雄さま"なる人物や不思議な男など、この国には調査すべき対象が複数人いるようなのです」


私は国王さまに、今日一日で調査した内容を直接報告していた

流石に一日でタカナシ カルマの確保が不可能だと理解しておられたのか、その事についてはお咎めはなかった


国王さまは私の報告を聞いて驚いているようだった


「なるほど、わしはその"英雄さま"なる人物に会ってみたいものだ

女性を守り、それを自慢しようとはしない謙虚さ、まさに英雄と言うに相応しい人物であるな」


国王さまはやはり"英雄さま"に興味が湧いたようだ

私も食堂でチラッと見ただけであったが、その話を聞いてからとなると再び会い、話を伺いたいものだ


「はい、今後タカナシ カルマ捜索と共に、彼の事についても調査していきたいと思います

それでは国王さま、明日のパレードの準備に向かうため、ここで失礼してもよろしいでしょうか?」


すると国王さまはうむと頷き、私を下がらせるのであった


うん、準備より先に姫さまに顔を見せてから取り掛かるとしよう

私はそう考えて、姫さまの寝室へと歩みを進めるのだった





ーーーー姫さま・寝室にてーーーー


私は姫さまの寝室に来て、姫さまと会っているわけなのだが・・・


「ティアラばかりずるいわ

私もその方たちを調べてみたいわ」


私の今日の話を姫さまにしたわけだが

"英雄さま"に食いつき、不思議な冒険者の話で自分も調べてみたい、会ってみたいと言い出したのだ


調査は遊びではないのですが・・・

まあ姫さまも元気になった事で、何かしたい見たい聞きたいが溢れているのだろう

そう考えると少し微笑ましい気持ちにもなる


私は姫さまをたしなめる意味を込めて助言する


「姫さま? 明日のパレード

その務めをしっかり果たす姿を彼に・・・

タカナシさまに見せてあげましょう?

そうすればタカナシさまも再び姫さまに

会いに来てくれるかもしれません」


などと強引な話であるが、姫さまに頑張って貰いたくてそのように言うと


「そうね!わかったわ!

私の頑張る姿を見れば、カルラさまも

私に会いに来てくださるかもしれないものね

ティアラ、サポートよろしくね?」


姫さまは年寄りも幼く見えるあどけない笑顔を見せてくれるのだった





その時私は知らなかった・・・

意外な形で彼と再会すると言うことを



ティアラ回これで終了です

次話、パレード編前編です!

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