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メテオで始まる異世界生活。  作者: るるる。
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カオス。

「ハルキ君も一応魚をGETしたし、明日帰るかい?」

「結局釣っては無いけどな」

「魚を釣るといつから錯覚してたんです?」

「いや釣りに来たんすよ」

「そうですよハルキさん」


結局1匹も釣ってはいないが大量にトビウオをGETした。ついでにシーサーペントも。そして常連となったいつものお店にトビウオを持ち込み、刺身にフライ、なめろうにハンバーグにつみれ汁と今日はトビウオ尽くしだ。それらを頂きながら明日のどうするか話していた。


「まぁお土産の魚は無事GET出来ましたし後は帰るだけですけど、他に何かあるんですか?」

「そうだなぁ。もう少しゆっくりしたいけど、そろそろ帰らないと怒られるなぁ」

「僕達は家がカオスになる前に帰らないと」

「そうだなぁ。カオスになるなぁリリィだけだと」


リリィちゃんは補助が得意の魔法遣いだったはずだが、いつの間に暗黒魔導士になったのか?


「俺はイリーナに海藻のパックやらシャンプーやら買って来てと頼まれた」

「僕もそれシンリーに買っていこうかな」

「じゃ俺達も買っていくか」

「そうだね。買ってかないと後で絶対文句言われるね」

「じゃ明日はお土産買うという事で」


土産に鮮魚だけでは顰蹙を買う可能性があったが、これなら女性陣からの受けも良いだろう。リザにはいつも浄化をしてるから別に要らん気がするが、ローナさんに良い土産だ。


「それしてもこのヒレ煎餅美味いな」

「あぁビールにとても合う」


バリボリ食っているが食べていると顎が疲れてくるのが難点だ。まぁおっちゃんはこれで良いか。






「ただいまー」

「あひゃひゃひゃひゃ」

「ファファファ」

「おじゃましましたー」


俺は土産を買って家に帰り、そのまま家を出た。カオスだ。酔っ払いが居る。しかも2人だ。


俺は壁に手を当て家ごと強めに浄化を掛ける。これで中の2人も酔いが醒めるだろう。ちなみにこの裏技のお陰で大掃除の仕事がやたらと早く終わっていたわけだが。


「ただいまー」

「おかえり?」

「おかえりなさい?」


2人は突然酔いが醒めて良く分からないといった表情だ。


「おう、ただいま。リリィちゃんもいらっしゃい」

「はい、お邪魔してますハルキさん」

「2人ともお揃いのパジャマで可愛いな」

「えへへー。私はいつも可愛いですよ?」

「えぇ、リリィちゃんはいつも可愛いわ」

「これ2人でこの間誕生日の時にお揃いで買ったんですよー」


リザはリリィちゃんに抱きつきながら肯定している。可愛いパジャマは所謂ネグリジェというヤツだが、別に透けたりはしてない。


「ちなみにリザちゃんがイリー「わーーーーーーーー!!!!」です」

「いやリザがうるさくて聞き取れなかったが?」

「だからリザちゃ「わーーーーーーーー!!!! わーーーーーーーー!!!!」」

「リザわーわーうるさいぞ!」

「乙女の秘密を気安く聞くな!! あとリリィちゃんもそれ秘密だから!! 言っちゃダメだから!!!!」


大声を出し過ぎたのかリザが顔も真っ赤にしている。何やら乙女の秘密に触れたらしいが、俺の知ってる乙女とは甘いものに対して手段を選ばないの意味だが?


「えー? どうしようっかなぁ? こればっかりはリザちゃんの頼みでもなぁ」

「ぐぬぬ。そんな意地悪なリリィちゃんはこうだ!!」

「きゃはははは―ハ、ハルキさん助けて。きゃははは―」


リザにくすぐられながらもリリィちゃんは助けを求めてきた。


「まぁまぁ俺もリザが嫌がることは無理に聞かないし、リリィちゃんを開放してやってくれ」

「わ、私も、い、言わないから! お願い」


リリィちゃんは笑いすぎで息も絶え絶えだが、俺の嘆願もあって解放された。


「ふぅ。死ぬかと思いました。んでリザちゃんが―きゃははは」

「この口か! 悪さをするのはこの口か!」


天丼である。とりあえず面白いから見てよう。


「『パ パラライズ!』」

「効かぬ!」

「「な!?」」


リリィちゃんがくすぐり地獄から抜け出そうと、何とかパラライズの魔法を使うがリザは効かぬの一言で一蹴した。意味が分からん。


「なぁ何で効かないだ?」

「さぁ? 気合?」


やっぱり意味が分からん。


「あとそろそろ許してあげれ。リリィちゃんがヤバイ」

「は!」


俺の注意で気づいたのかようやくくすぐりをやめた。なんかリリィちゃんが酸欠で恍惚としてるが、大丈夫だろうか? 


「ふぅ、危うく天にも昇る勢いでした。あぶないあぶない」

「ごめんねリリィちゃん」

「私も少しふざけ過ぎたから気にしないでリザちゃん」


しばらくしてリリィちゃんが回復し、2人で互いに謝り合っている。危うく死人が出るところだったか。事故物件になるところだったな。



「そういやリリィちゃんは今日泊るんだろ? ロイ君達は知ってるの?」

「大丈夫ですよ。ちゃんと書置きしてきてるので」


知らないなら教えに行こうかと思ったが大丈夫らしい。


「そっか。ならロイ君達もそのうち来るかな? ご飯作って置くか」

「いや来ないと思いますよ?」

「え? なんで?」

「お家のお片づけ?」


そういやカオスになると言っていたな。


「もしかして家がカオスになったからここに居る?」

「えへへー」

「そんなリリィちゃんも可愛いから大丈夫よ」

「ありがとう」

「いやダメだろ」

「可愛いは全てを許されるのよハルキ。可愛いは正義だからね」

「さいですか」


そもそも普通に来ていてもおかしくはない時間だしな。来ていないという事はそういう事なんだろう。南無。ご愁傷様である。手伝いには行かないがロイ君達に幸あれ!










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