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第16話 ペットの首輪脱出計画 完遂

洗濯でてるところに大雨(涙目

「よーしよしよし。よーしよしよし」


 バギーは、いち早く頭を切り替え、スキル:魅了を使用し、俺に催眠術的な何かをかけようとしてきた。そして、俺は魅了にかかって茫然とした様な、(・・)りをする。


 バギーの保有するスキル:魅了が厄介であったが、これは、バックレが成功した際、発動する天職システムにより回避可能と考えた。昔、俺がプレイしていたころ、ネットで拾った情報によると天職を遂行すると、二倍レベルが増加するということだった。そのシステムが通用するのであれば、嵌められた時点でレベル30であった俺は60となり、バギーのレベルを超えることができる。バギーのレベルは50であることは鑑定のスキルで確認済みだ。すなわち、スキル:魅了は、行使者であるバギーレベル50以下のレベルのものに対し有効であるため、バックレ成功時に2倍のレベルになった俺(レベル60)には、通用しない。


 そして向うから近づいて来てくれたところに、切り返して仕掛けた。


「な!?」


 ガチャ。ガチャ。


 素早さでバギーとジャコを上回る俺は、俺が魅了にかかっていないことに驚愕し、足の止まった彼らをなんなく捉え、手にもっていた二つの首輪をバギーとジャコの首に嵌める。


「何…だと……」


「ごじゃっぺがああ」


 そして、この2人から完全にバックレるにはどうするか?


 それは、この時点でレベルの上回る俺が2人を完全に支配してしまえばよいと結論づけた。ペットの首輪は、自分のレベル以下の他種族に対し有効である。モヒーカンでもある俺は、他種族である人間のバギーとジャコに対し、ペットの首輪をつけることが可能であり、絶対服従の命令を出すことができる。彼らに今後一切、俺に関わらないようにすることもできるはずだ。


「二人とも、これから、ちょっと町案内してくれる?あ、あとその首輪を外すような意図は持たないでくださいね」


 さらに一つ懸念されていたことは、バギーとジャコが自分のペットを使って、自分達に首輪を着けて首輪を上書きすることであったが、2人にその意図を持たせないように命令(・・)することで、その事態は回避可能となる。


「「へい、兄貴ぃ」」

 バギーとジャコの二人はハモって答えた。

第一関門突破というところでしょうか。

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