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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
6章 貴族と平民と試験
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111話 のんびりと魔法

なんでみんな魔法出来るんでしょう、暗号じゃないですか?

 ケルトさんに頭を撫でられながら、食事をしてると。ふとノームって何時も何してるのか気になった。


 でも……そんな考えも霧散してく~。

 魔性過ぎるよ……ケルトさんだからかな? 安心するし、何も考えずに食事してるしか無いわね。

 メルトさんが「何時もしっかりしてる感じなのに、こんなに変わるんですわね」とかメイドのカエーダさんも「新鮮ですね」と言ってる。


「あら、マリアさん。そんなにとろけた表情してどうしたの?」


「あ、ごきげんよう~」


「ごうきげんよう」


 安堵した様な表情になっていたのか、やってきたノームに言われる。だってこれ、凄いのよ。

 どうしようもないのか、呆れた様子でノームがこっちを見ている。

 何とか、魔性のなでなでから解放してくれたので……ノームに聞いてみる。


「ノームさんって何時もどんな事をしてるの?」


「私? 大抵、庭園にいてのんびりしてるか……そうね、メオドールさんと一緒にいるわ」


「そうなんだ、あまり見かけない時もあったから」


 メオドールさんと上手く行ってるようで良かった。ノームは「……とりあえず、問題はないでしょ」何か呟いてるけど、よく聞こえない。

 ケルトさんは「気にする必要無いですよ、人には色々やることあるんです」と言っているので、ひとまず考えない事にする。


「ノームさんもお食事ですか?」


「そうよ、最近は誰かさんが問題起こさないから。気持ちが楽だわ」


「私は好きで、問題起こしてるわけじゃないわよ」


 失礼な、私が故意に問題起こしてるみたいじゃない。正直な話、なんで問題が起きると私が絡むのよ。

 まぁ……ノームが心配してくれるのは良いことだけど。

 ノームって去年、一応試験受けてるはずよね?


「試験ってどうなの?」


「いきなりどうしたの? まぁ……私は、そんなに悪く無かったはずだけど」


「そっか、記憶だけなのね」


 ノームは首をかしげてるから、私が言うと頷いたので。やっぱり、記憶だけじゃ曖昧なのかな?

 ケルトさんは「こちらの試験は、戦闘試験なので基本考えないでいいのですが」と言ってる。一応、試験あったんだ……。まぁ従者といっても、在学中の学生だからね。

 メルトさんとカエーダさんは、試験の事で「魔法陣は……」「……違いますよ、こうです」と言ってるので、話し合っているみたい。


「私でよければ、手伝うわよ? といっても、あまり良いわけではないけど」


「少なくと私よりは、いいと思う……無知識だから……」


 言ってて、落ち込みそうになるわ。と言っても分かる訳ないから、誰かに教えてもらわないとね。

 聞いてても呪文だし……魔法だから、あながち間違えではない?

 ケルトさんは「僕は魔法の事、全然なので……」と力にはなれないと言ってる。


 そうしてる内に、午後の授業が始まりそう。少し後に休みがあるから、勉強会とか無いかな?


「休みの日に……お願いします」


「いいわよ、どうせ私も勉強しないといけないし」


 内容違うと思うんだけど……そういえば、来年はもっと難しくなるのね。頭かかえたくなるわ……。

 メルトさんとカエーダさんに「授業始まるから行こう?」と言うと2人も慌てて立った。


 午後の授業も全然理解できない……魔力量とか、精神とか何ですか?

 どうしてみんな普通に理解出来てるのよ……。実技の方はもっと苦労しそう。


 放課後の時間になって、再度ぐったりしてる私だった。

 ナタリアさんが近づいてきて「苦労してそうね……」と声をかけられる程。オルドさんに後で教えてもらおうかな……。


「放課後なんだから、オルド先生の所行って教えてもらうかな」


「それがいいかもしれないわね、普通に先生に聞くのが1番だし」


 という事で、ナタリアさんも付いてきてくれるらしいので。2人で先程出ていった、オルドさんを追う事にした。

 途中ケルトさんと合流し、後ろ姿を見つけて声をかける。


「オルドさん」


「ん? どうしたんだ、お前ら」


「魔法学教えてください!」


 オルドさんは「お前、なんで測定とか出来るのに。そういう事は全然なんだ?」と頭を掻きながら、言ってきた。しょうがないじゃない、だって……知らないんだし。

 ナタリアさんが「この子、学べる状況じゃなかったのよ」とフォローを入れてくれた。

 貴族の人達は、小さい時に学ぶのかな? 普通の生活じゃなかったから、本当にゼロからね。


「まぁ……いいだろう、だが魔法研究部と共に勉強するようだが?」


「むしろ、歓迎です!」


「そういえば、あの後も聞いた話だけだが。交流あったみたいだしな」


 ミネールさんは何時も朝、顔を合わせてるし。研究部は料理と魔法はそれぞれ、顔を出している。

 そういえば、生徒会ってどんな所なんだろうね? 私には関係なさそうだから、行ったこと無いけど。

 オルドさんと歩いて、5人で魔法実技室に訪れた。すると、何時ものメンバーがいた。


 ゼボーラさん、ホフォードさん、クォルドさんが丁度休憩してる最中なのかゆっくりしていた。


「こんにちわ~」


「あ、マリアさんこんにちわ」


「お前らサボってたわけじゃないよな?」


 3人一緒首を横に振った、凄い団結力……実際どうかは分からないけど、サボってたら必死に隠すわよね。


 ゼボーラさんは、軽く喋りかけてくる。意外と計算高い場面があるから、見てて凄いと思う事がほとんど。

 クォルドさんは、人と話す事があまり得意じゃないのか。全然話しかけてこない、無理やり話かけたけど……逃げられた。


 オルドさんはあまりここには来ない、自主性とか言ってサボってるんじゃないかな?


 そうして私は試験勉強を教えてもらうことに。

次は、ノームさん視点 過ぎた1ヶ月と?

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