107話 みんなとメイド(男性を除く)
今日も更新、明日も更新、記録も後進?
ノコーエンさんはゆっくりと私に近づいてきた。
頭と尻尾が揺れてる……凄い触りたい……。ウズウズしてると頭にケルトさんの手が乗せられ……なでなで、はふぅ~……。
「マリアさんが凄い、とろけた表情になってます……」
「こんにちわ」
「あ、はい……! ノコーエン・シノボードと言います! よろしくおねがいします!」
ダメ……挨拶しないと~。何も考えられずに……。
ソゾナさんは「こりゃ、ダメだな……」という呟きが聞こえる。ノコーエンさんはこっちを見て、凄く何かを堪えてる様だ。
ケルトさん……これやられると、ダメ人間になる~。
「あ、つい……何か見てる姿が可愛かったので」
「もう! ダメ人間にするつもりですか!」
ぷんぷん……ん? どうしたんだろう……3人こっち見てるけど。
3人を交互に見ながら「どうしたのみんな?」と言うと。ケルトさんが「マリアさん、こんな表情するのは珍しいですね」と言っていた。
そんなやり取りしてると……奥にいる2人がこっちに歩いてきた。
「……何してるの?」
「もう、うるさいわ!」
「ムンアさん、ザエホさんこんにちわ~」
どうしたんだろうか、そういえばムンアさんに聞きたい事あるんだけど……。
ムンアさんを見て「ムンアさん! 双子の姉妹とかいますか?」と言うと。
驚いて、そして……少し寂しそうな顔をして。
「います……学園、に……私の代わりにお姉ちゃんが」
「そうなんだ、なら……戻ったほうがいいよ?」
「どう、して? 私より、上手く出来るもん……」
ケルトさんの方を見ると、頷いて「今、貴女のお姉さんが」といった。
少し、ここに来る前に色々あったみたいだけど……。
「下手すれば……殺されるかもしれません」
「え? どうして?」
「やっては……いけない事をしたから」
ケルトさんが言ったことが分かった。場合によっては……学園侵入だけじゃなく、私を奴隷商人に売ったという事実が成り立つ。
そして、下手すれば……ムンアさんを奴隷商人に売ったことも。
ただムンアさんがいる理由がわかないんだけど……。
「そういえば、何でここにいるの?」
「それは……お金稼ぎをしようとしたんだけど……」
話してくれた内容は……お金が無いことだった。学園に通うためのお金が無かったこと、て……お金必要だったの? あの……知らなかったです。普通の事だけど、前世の事だし。
それで……似た者同士ならって……あれ? 特徴が無いのは……そっか、オルドさんの授業で言ってたね。
「その……異種族は、差別があるから……誤魔化せると思って……」
「ステータスというのがありますから、無理ですよ」
「そうなんですよね……失敗して、奴隷商人に売られちゃって……」
深くは聞かないけど。大変だったことは分かったわ。
話をしてると、隣から突かれた……ザエホさんみたいだけど、どうしたの?
「私も……仲間に入れて……」
「ならどうせなら、みんなで明るい話をしましょうか」
と思っていたんだけど、ノックがして「入るわよ」と聞こえた。
ホレンダさんが入ってくるけど、みんな何時もと同じように集合しようとしなかった。
「あら、珍しい……みんな仲良くなったのね」
そう言って、ホレンダさんは笑顔で言った。なんか新鮮ね……ずっと、何も言い出せなかった感じだし。
4人はその表情に度肝を抜かれたようだ。みんな唖然とした表情。
「みんなどうしたのよ……2人も何か言って!」
「いや、ホレンダさんが……笑顔見せることなかったから」
「それは、私も思っていたよ」
あれ、扉から入ってくるのは……デオさんだった。全員が唖然としてたのに、ビクッてなった凄い……。
デオさんは「みんな仲良くなるのはいいことだ」と言うと、ホレンダさんは「デオルズド様、お仕事の方は……」と慌てて訪ねた。
「私の仕事より……メイド達のケアが先だ。だからこそ、マリアさんをここに置いてるんだし」
と鮮やかな笑顔で言った。みんな顔が赤いけど、どうしたんだろうか……。
ケルトさんは「マリアさんは大丈夫なんですね」と言っていた。どういう意味? その疑問に答える様にホレンダさんが立ち直り。
「デオルズド様は、笑顔が反則過ぎるんです! かっこよすぎです」
「そうなんだ?」
「「「「(……)恋人いるからじゃない?」」」」
ホレンダさんに疑問符で言うと、4人からそんな言葉が飛んできた。
そういうもんなのかしらね、ケルトさんが私の頭に手を置くと。また撫でてくる……。
デオさんはこっちを見て「頭撫でるのって気持ちいいのか?」と聞いてくるけど……何も答えられない~。
「ダメだこりゃ」
「ダメですね」
「……可愛い」
と全員、ダメだししたり可愛いとか言ってるけど。反論する気力も出ない……。
すると、デオさんが。
「進展状況では、返せないかなと思ったんだけど……4人共いい風に砕けてるし、学園に送り返すよ」
「あの……ムンアさんもお願いしていいですか?」
「うん、いいだろう……ホレンダ、処分は屋敷の使用人をさせる様に伝えられるかい?」
ホレンダさんは「分かりました、では3人は手を繋いでください」と言って4人で横に並んで、立つと。
高速移動を開始した。うわっ……これ気持ち悪くならない? もしかして、手を離したら変な所につかない?
そんな事を考えてる内に着いてしまった……。
「ケルトさん、日帰りだったね」
「そうですね、この経験はある意味貴重です……」
私達がそういうと、ホレンダさんが学園の中に入る。校門の衛兵も特に気にしない所見ると、意外と日常茶飯事?
そして、中に入って誰かいないか探すと……丁度よく誰かと話してる声が聞こえるので行ってみる。
リンアさん、処分されないでくれてますように!
次は、リンアさんと?
って……ようやく、学園に戻れた……章の回収まで長い




