106話 4人の異種族メイドと1人の人間
マリアさんの堕落具合が……
私は、気がつくとベットに寝かされていた。
ケルトさんは隣に椅子を置いて、笑顔で座っていた。起きたのに気がついたのか「おはようございます」と言った。
そういえば、倒れたんだっけ……。えっと、あの時……キスを、され……て!?
ダメ……また、顔が熱くなっていく。
「思い出しました?」
「……意地悪」
「えぇ……だって、ずっとこの気持ちを空回りされたんですから」
笑顔のまま、そう言った。
布団に顔の半分を出しながら「私が倒れてからどのくらい?」と聞くと「数十分くらいですから、問題無いはずですよ」と言った。
私は布団から出る。立ち上がるとケルトさんが「僕も付いていきますよ」と言って何時もの様に……横に並んで歩いた。
「その……」
「ん?」
「あ、ありがとう……」
照れながら言うと、そっと手を握って「どういたしまして」と言ってくれた。
逸してしまったから顔は見てないけど……笑顔だったと思う。
そしてケルトさんは「そういえば、何時もどんな喋り方なんです?」と聞いてくる。
「誰かから聞いた?」
「ナタリアさん辺りから」
「そう……でも私は、普通よ」
ケルトさんは「変わってるじゃないですか」と言いながらクスッと笑った。そうかな? 自分だとよく分からないものだと思うわ。
それにしても、何処にいるのかしら?
と思いつつ、歩いているとホレンダさんがいた。
「あら、気がついたの?」
「はい、お騒がせしました」
「いいわよ、若い恋愛も見れたし」
ホレンダさんは逆に年取ってないように見えるんだけど……それは、置いておこう。凄く興味はあるけどね。
「みんなは?」と聞くと「貴女が倒れた後、キリのいい所で休憩に入ってもらったわ」と言ったので、お礼を言って。歩いてみんなの所に行く。
ホレンダさんは「貴方は大丈夫なの? 異種族とか」と聞くと「当たり前じゃないですか」とケルトさんは返していた。
「当たり前だけど、4人に会ってないよね?」
「そうですね、異種族何ですか?」
「そうですよ、みんな怯えちゃってるけど……」と言うと「それは大変ですね」と返ってきた。
すぐに着いた、部屋をノックするとみんな一斉に立った音が……変わらずね。
「私よ」
「「「「……」」」」
無言で散る音が聞こえた。ケルトさんの方を見ると「ははは……」と言ってた。
とりあえず、部屋に入ると。全員、雰囲気が暗い……。
「私のお友達……じゃないけど、色々あると……」
「そうまでして、弁解しなくても……」
ケルトさんにそう言われてしまった。全員は「……」何も言わない……き、気まず過ぎる。
これから、凄く大変そうなんだよね……。
とりあえず、ソゾナさんに近づいてみる。
「ソゾナさん……」
「どうした?」
「ケルトさんに、自己紹介お願いしても?」
ソゾナさんは「いいが……みんなはやらないと思う」と言う。ケルトさんは「エルフ……ですか? 始めてみました。長い耳といい、可愛いですね」と笑顔で言うと。
むっ! 何か少し、むかつきます……。何でだろう、でもイライラしますよ。
「なっ!? 可愛いとか言うなよ! 誤解するだろ!?」
「そうですか? いいと思ったので言っただけですけど……あれ? マリアさん?」
「むぅ……」
ソゾナさんは「彼女さんが、むくれてるぞ……不用意過ぎる」と伝えていた。ケルトさんは「どうしたんですか? そんなに睨んできて」と言ってる。
もういいですよ……そこら辺は慣れる、のかな? 私の気持ちが落ち着かなそう。
むぐぅ……。すると、何故か頭に手が乗っかって……撫でられた。
「何か、顔がとろけてるな……」
「マリアさんは、こういうのもいいそうですね」
「それにしても、奴隷でも無いのにここに?」
ケルトさんに撫でられて……はふぅ~。何も考えられない……。
ケルトさんは「ここにやることを残した人が、いますから」と言ってる。ソゾナさんは「その割に満足してるけどな……」と苦笑いだ。
「はっ! それよりも、ソゾナさん!」
「ん?」
「皆さんと仲良くしたいので、ご協力願えますか!?」
誘惑に打ち切り……もう少しそうして欲しかったけど。ソゾナさんは「いいけど、先長そうだな」と言ってくれた。
ケルトさんは「言っては何ですが、貴女が一番大変そうに見えました」と言っていた。
「本当は、断ろうと思ったんだがな……お前らを見て考えが変わった」
「そうですか! ありがとうございます!」
「自己紹介がまだだったな、私はソゾナ・メオランド。エルフだ、よろしくな」
と言って、手を差し出してきた。私はその手を握って「エルフって色々知ってそうなので、聞きたい事が!」そうソゾナさんに言う。
ケルトさんはそれを微笑ましくみるだけだ。
「僕はケルト・シライシ。人間ですね」
「あ、そういえば……私自己紹介してない! マリア・トアネット・カールです。半魔族ですよ~」
「軽いな……まぁそれが良いところか」
そう言って、初めて私の前で笑った。
そういえば、エルフって長寿だ。て聞くんだけど……どうなのかな?
「エルフって長生きなの?」
「そうだな……一番年取ってたのは、500歳だったな」
「500歳! そこまでいくと唖然ですね……」
ソゾナさんは「ははは、私もそこまで生きる気になれば、生きられる」と言った。
500歳ってそこまで生きて何やってるんだろうね? 椅子座ったりしてるだけ?
そんな話をしてると、歩く音が聞こえるため振り向くと……。ノコーエンさんが私の近くによってきた。
次は、これからの方針と?




