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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
6章 貴族と平民と試験
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101話 昼食とあの国

本編が、100話超えてた事に……投稿する時に気がついた!

 私はあの後来た、ホレンダさんが次の仕事をすると言われた為。ノコーエンさんと共に移動している。


 デオさんは「もうすぐ、昼食の準備じゃないかな?」と言って、去っていった。そういえば、朝食は4人が作ったのかな? ホレンダさんに「朝食とか作ってるのは……」と言うと「私です」と返してくれた。

 意外……とは言わないけど、だいたい料理人に任せるんじゃないのかな?

 ホレンダさんは他の3人も連れていたけど……正直、気づかなかった。


「私、料理好きなので手伝いますよ」


「出来なくても、手伝わせるつもりだわ」


「何時もみんなは……」


「「「「……」」」」


 あ、全員目を逸した。なるほど、料理はホレンダさんのみなのね……そんなに料理出来ないものかしら。

 ホレンダさんが私に「どのくらいできるの?」と聞いてくる。私は「えっと……」とどれも自慢出来るものでも無いからね。

 それを汲み取ってくれたのか、明確に聞いてくる。


「そうね……最近、何人の料理作った?」


「えっと……50人くらいですかね」


「え? 50人も?」


 素を出すくらい、驚いていた。私は「はい、寮の食事を兼任していたので」と言うとホレンダさんは「60人をどのくらい?」と聞いてきた。

 私は、指折りって数えようとするけどかなりの数なので……。

 4人は静かに聞いてる。


「ほぼ毎日?」


「……貴女、もしかして食の女神とか言われてないかしら?」


「いえ、全然そんな事言われてませんけど……」


 何の事だか分からないので、首をかしげるしかなかった。私から、背を向け。ホレンダさんは小さく「……デオルズド様の言う事が正しければ」と呟いている。どうしたのだろうか?

 ホレンダさんは私に向き直って「マリアさん」と言われたので「はい」と答えると。


「貴女1人で、今日だけ料理を作ってもらえないかしら」


「いいですけど……どうしたんですか?」


「実力を……見たいので」


 何故か凄く、ぐいぐいこっちに寄ってくる。私は「どういうの作ればいいですか?」と聞くと……「えっと……好きなの作って」と言われたので。

 ホレンダさんと話しながら歩いていると調理室に着いた。

 よく話しながら、迷わないよね……。



 その後、私は何を作るか考えていた。

 材料に関しては申し分ない……と言いたいけど。調味料も含めたら、色々足りない。ホレンダさんは「少し前まで、空けてたから……」と言っていた。

 今ある食材は、今日買ってきた物らしい。私はレシピを出現させる。


 ゴートンの肉を使ったケチャップの野菜炒め辺りでいいだろうか……。

 ウスターソースとケチャップを作るのはこっそり行う。


 だって……この世界に無いのを作ると、騒ぎになるじゃない? いや……もう色々騒ぎになってるけど。

 調理を開始して、ささっと終わらせていく。

 周りの人達は呆然と私の動きを見ていた。私は「どうしたの?」と聞くと。


「想像以上ですよ……」


「「「「……」」」」


 4人も静かに何度も頷いていた。そうかしら、私のは趣味で色々やっているだけよ。

 この世界が、別な方向に発展しているだけかもしれないわね。

 あっちの世界行ったら、みんな3ヶ月くらい呆然としてるんじゃないかしら? 流石に言いすぎか。


 私は食事を7人分作っていく、何時もは大量の人数だからね。凄く優しく感じる。



 作り終わって、食事を7人分運んでいく。

 ホレンダさんは「私達の分も作るなんて……そこまでしなくてもよかったのに」と言ったけど、作るならいっぺんに作ったほうがいいからね。

 広いリビングに着くと、デオさんがすでにそこに座っていた。


「出来たのかい?」


「はい、今日は……マリアさんに作ってもらって」


「そうなんだ、それじゃお手並み拝見と行こうかな」


 ホレンダさんがデオさんの元に、食事を置くと。

 ナイフとフォークを器用に使って、汚れないように食べ始めて……うん、と1つ頷いて笑顔で。


「美味しいよ」


 そう言った、デオさんに「ありがとう」とお礼を言った。ホレンダさん達にデオさんが「君たちも座りなよ、一緒に食事を楽しもう」と言って全員は椅子に座って、食べ始めた。

 普通は食事は静かに食べるけど、私とホレンダさん、デオさんは話をする。


「ホレンダ、どうだった?」


「想像以上過ぎますよ……全部が」


「何の話?」


 いきなり、ホレンダさんに何か言っている。私は首をかしげると、デオさんが「他国でちょっとした噂になっていたからね」と答えてくれたけど、噂自体知らないため反応が出来ない。

 ホレンダさんが言っていた、食の女神と言われてるやつかな?


「私としては、みんな元気に喋ってくれる様になってくれれば。それだけでよかったんだけどね」


「まさか、オークションに出されてるとは、思ってなかったですけどね」


「そうだよ、何であの時あの場所にいたんだい?」


 私は少し悩んで……「実は……」と言って、語りだした。勿論、雨がダメとかは言わないわよ? だって、恥ずかしいじゃない。語る箇所は、捕まるまでの間と後、似たような事があったこと。


 語り終わるとデオさんが「そんな事が……学園で、学生を捕まえて売り捌く……」と言って、ホレンダさんに視線を送ると「……分かりました、全速力を持って」と言って、人間とは思えない速度で去っていった。

 デオさんが私に「ほとぼりが冷めるまで、ここで例の事をお願いするよ」と言った。例の事って、仲良く出来るようにかな?

 ホレンダさん、どんな速度で行ったのよ! 見えなかったし、色々吹っ飛んでるし……4人も唖然と見てるけど?


「それじゃ、この事はホレンダに任せて。私達はのんびり過ごそうか」


「良いんですか?」


「ホレンダなら大丈夫だよ、貴女にそんな事が起きたことをあの国に知られると……消えるからね」


 何のことだか分からない為、結局首をかしげる事しか出来なかった。

 ホレンダさんがいなくなった為、ここから先は私が頑張んないといけないよね。


 ケルトさんはどうしているだろうか……。そう思いつつ、全員の食器を片付けていた。

次は、お待ちかね? ケルトさん視点!

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