97話 一時の後悔は最後まで
暗い~!
書き方を色々頑張っているので、おかしい所あったらごめんなさい!
僕は、何時もと同じでマリアさんが教室から出てくるのを待っていた。
すると、平民教室に向かう方向から。リンアさんが、小さい帽子を被って猫耳を隠しながら白髪を揺らして歩いてきた。
僕は「こんにちわ」と言うと彼女も「こんにちわ~」と笑顔で返してきた。
「マリアさんに用事ですか?」
「いえ、ケルトさんに用事があって」
僕に、ですか? とは言わなかった。リンアさんは続けて「昼の事で心配になっちゃって……」と言って。少し顔を赤らめながら、僕を見てきた。
そうか、まぁしょうが無いけど。大丈夫だと思うけど……。思考がマリアさんに似てきたかもしれない。
「今日色々な人に言ってみたいんです、獣人族だってことを」
「そうですか、マリアさんと共に行きましょうか」
「えっと……マリアさんに今日は何度も助けられてるので、頼りたく無いので……」
そういうものか、僕はそんな気持ちだった。正直、心配事は今のマリアさんには無いし。
渋っているとリンアさんが「お願いします!」と頭を下げながら、お願いしてきた。
「マリアさんに許可を頂いたら構わないですけど……」
「ありがとうございます!」
そんな事を話していると、授業が終わったのか……マリアさんが教室から出てくる。
なんか少し、落ち込んでいる? 何でだろうか……。僕達を見た瞬間少し、落ち込んだ表情になったのが見えた。しかし、それを感じさせないようにマリアさんは紅い瞳で見て話してくる。
「2人共どうしたの?」
「あ、マリアさん。何時もなにしてるか聞いていたんですよ」
何故か、喋っていない内容をマリアさんに言った? 隠したいからかな……。すると更に落ち込んだ表情になった。おかしい、ただそれだけは思っていた。
「どうしたんですか?」
「な、なんでもないわ……」
少し、無理をした返しをしたようだった。だが、リンアさんが見ているため切り出した。
「そうですか、僕は今日。別行動取らせてもらってもいいですか?」
「いいけど、どうしたの?」
少し話した内容を簡潔にマリアさんに伝えると、マリアさんは「分かったわ、今日はのんびり過ごすわ」と答えた。
表情は暗くなるばかりで、何故か凄く心配になっていた。
リンアさんに「行きましょう!」と腕を掴まれ、引っ張られた。
その何時もの様に、料理研究部に行く足取りは……重く、フラフラしているようだった。
その時追わない事で、後悔する羽目になるとは思いもしなかった。
リンアさんは、ご機嫌の様に歩いて行く。
「何処から行くんですか?」
「2年の教室に行きます」
リンアさんと共に歩いていると、エンカさんが歩いてきた。碧い瞳は僕を見た瞬間に睨みつけに変わった。
エンカさんに「こんにちわ」と挨拶すると「ごきげんよう」とムスッとした声で帰ってきた。
リンアさんも「こんにちわ!」と挨拶した。
「それで、マリアさんはどうしたの?」
「今日だけ許可を得て、別行動になりました」
「そう、そっちの子は?」
リンアさんは「リンアと言います」と一礼した。エンカさんは青い髪のポニーテールを揺らしながら、交互に僕とリンアさんを見合うと。
エンカさんは「ケルトさんを少し借りるわ」と言って有無を言わさず、僕の腕を引いて離れた。
どういうことか聞こうとした時に……。
「マリアさんの、目の前でこんな事して歩いていたの?」
「引っ張られたのは去る時ですが」
「はぁ……貴方はまだマシかと思ったけど、こんな状況見たら。他の女の子に移るみたいに思われるわよ」
僕は驚いた……。マリアさんが落ち込んだのはそういう事だったのか、と。
エンカさんは首を振りながら「今から行って謝るのを推奨するけど?」と言った。
僕は「リンアさんと約束してしまったので……」と返したら、エンカさんは「分かってないわね……」と呟いて、手を振って別れた。
「ケルトさん、どうしたんですか?」
「いや、何でもないです……行きましょうか」
エンカさんに言われた事を気にしていると、リンアさんが小走りに走ってきて聞いてくる。
今は、こっちを終わらせないとな。話はそれからでも出来るんだから。
ただ、一瞬……僕を見て怪しい笑みを浮かべたのは何でか。歩き出そうとすると奥から、女子生徒2人の声が聞こえてきた。
「何か天気悪くなってきたよね」
「嘘っ! 私何も準備してなかったのに」
「私もだよ~、最近ずっと晴れ続きだったのに何で急に天気悪くなったのかな?」
天気か……なんか忘れている気がするけど、なんだったか……。リンアさんに手を引かれて、考えを消されてしまった。
ナタリアさんが歩いてきた。碧く長い髪を揺らして、こっちに歩いてきた。
ナタリアさんは「ごきげんよう」と言ったので僕は「こんにちわ」と挨拶した。
「珍しいわね、マリアさんと居ないなんて」
「そうですね、基本は一緒ですから」
ナタリアさんは挨拶だけして、僕の横を通り過ぎようとした時に……言った。
「……ケルトさん、雨はヤバイわよ」
何がと答えようとした時には、ナタリアさんは居なかった。それが何を意味するのかを知る術は今、この状況では無かった。
普段は優しい2人、何故かその2人が冷たく感じた。それは、何かの警告でもあった……はずなのに。
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それはもうどうしようもない程に、少しの時間だった。
目の前の状況は、最悪とも言えた。
「マリアさんが、攫われた……ですって?」
「間違いないわ、寮近くを歩いている所を殴って。連れ去った人達を見た人が居たわ」
「おいおい……マジか、学園内でそんな事やるやつが居るとはな」
カルネルさんが、エンカさんを問い詰めていた。どうしようもないのか、答えるが……脇でオルドさんが信じられないという感じに、頭を掻いていた。
僕は、連れ去られた現場らしい場所で……雨にうたれながら膝を付いていた。
この場に攻める人は居なかった。
自分しか居なかった。
次は、視点戻りますよ~ え? 軽いって?




