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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
6章 貴族と平民と試験
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94話 意外な再会と知らない言葉

マリアさんの周りが凄い人ばかりで、警戒心薄れてる様な……

最後の文、修正!

 私達は複数の男から迫られていた。


 どうしようかしら……と考えていると。後ろから出てくる男が居た。

 誰かと思ったら最近見てない、ゲオールさんが出てきた。こんな所でどうしたのかな?


「あれ、姉さんじゃないですかい?」


「「「「は?」」」」


 そこに居た私達を睨みつけていた、男達はゲオールさんの方に目を見開いて……唖然とした声を上げていた。

 どうしたのかな? 私達2人に用があるみたいだけど……。

 話なら、みんなが居るとこでも出来るのに。誰もこっち見ないし……。


「ゲオールさんこそ、ここで何してるんです? 一応、部外者は入ることは許されてないって聞きましたけど」


「それがですね、どうしてもと頼まれてたんで。手を貸したんですが……」


「悪いことは程々にね」


 ゲオールさんは「相変わらず、姉さん鈍いすぎですぜ……」と溜息を付いていた。どういう意味よ~、確かにケルトさんへの自分の気持ちは遅かったけど。それ以外は普通よ!

 しばらく固まっていた男集団は、意識が戻ってきたのかゲオールさんに聞いていた。


「お、おい……まさか、この女の味方をするとか言わないよな?」


「それにしても、この人達は何でこんな所に?」


「さぁ……俺にも分かりやせん」


 そう言って、ゲオールさんも答えていた。う~ん、先生方に見つかったら危ないし……。私は「先生方に見つかったら危ないわよ?」というと、ノームは「そういうことじゃない気がするんだけど……」と呟いていた。

 男が言い放った、一言で……。リンアさんが私の後ろに隠れて、ケルトさんが私の横まで来た。


「それはな! お前ら異種族を奴隷として売って、構わないと貴族様から許しが出たからな!」


 あ、ゲオールさんから異常な殺気と共に……「姉さんを、奴隷としてですかい……?」と言った。その様子に男共が青ざめていた。

 奴隷って何? とケルトさんに聞くと「気にしなくてもいいですよ」と答えていた。えぇ……気になるじゃない。

 ノームは立ち上がり、少し苛ついている様な口調で。


「誰に言われたんですの?」


「教えられねぇな」


「……引くなら今ですぜ? やるなら、血祭りになっても知らないですぜ」


 男達は怯んでるし、ノームは「あなたの交友関係どうなってるのよ……」とゲオールさんの殺気に当てられて、顔が引きつってる。まぁ……確かに、私の周りって結構凄い人居るし。否定しないわ。

 リンアさんは私の背中から顔を出して「……何か凄く怖い感じがする」とビクビクしてる。


「とりあえず、移動しましょう。じゃないと本当に先生に見つかりますよ?」


「そうですぜ、俺もこんな所で妹に見つかるのは勘弁です」


「お、おぅ……」


 という事で、校門入り口に着くと。

 どういうことなのかを、聞きたいのだけど。全員じゃなく、リンアさんとミネールさんだけが来た。

 ノームが「大丈夫でしょ」と言うと、ケルトさんも「確かにゲオールさんなら問題ないですね」と頷いて、待つことにしたらしい。メオドールさんは特に動く気もなかったようだった。


「あんなに頼まれたから来やしたが……、姉さんは止めた方がいいですぜ」


「どうしてだ! ただの異種族じゃねぇか、そこまで庇う必要が何処にある!」


「一部しか知らない事ですが、そう何度も異種族言ってやらないでくだせぇ……」


 私の方にゲオールさんが顔を向けてきた。ん? どうしたのかな、と思っていると。

 ゲオールさんは「まぁ本人が気にしてないのであれば、いいですが」と溜息混じりに言った。

 そして……ゲオールさんは。


「姉さんを攫ったら……国、滅びますぜ?」


「「「「!?」」」」


「どういうこと?」


 言われてる私がよくわからないのだけど……、ゲオールさんは加えて「マルズダマ国の貴族全員から保護依頼、そして国王ですら。それを了承してるんですぜ?」と言うと。

 あれって本当に凄いことなんだね~。て保護依頼なんかあったの? ガルドさんも了承したんだ……。私そんなに子供っぽい?


「貴族……全員のだと? しかも国王もそれを了承……」


 先程まで喋っていた男は崩れ落ちた。いや、どういうこと? 私は疑問符を浮かべてるしかなかった。リンアさんは私の手を握って「マリアさんって凄い人だったんですね!」とキラキラした目で見てくる。

 ミネールさんは「凄いわね、下手すれば1言で……国滅ぼせるわね」と呟いていた。


 という事で、男達全員の魂が抜け落ちてるので。ゲオールさんも「姉さんは本当、変わらないで欲しいですぜ」と呟いているし。詳しい話を聞こうと思う。


「それにしても、結局……奴隷? にしたくてここに来たの?」


「は、はい……すみません、本当に! すみません!」


「そんなに謝られても分からないんだけど……」


 男達は「純粋過ぎるだろ……」と呟いていた。ミネールさんがこっそり私に「酷い扱いのメイド」と言ってきた。なんか違う様な気もするけど、ゲオールさんは特に何も言わなかった。

 リンアさんは「それならまだマシですよ!」とミネールさんに叫んでいた。う~ん、結局分からないので諦める。

 ちなみに男達全員、校門前で一斉に頭を下げている。凄い……ヤクザみたいだから止めてほしいのだけど……。


「皆さんも何か大変な事抱えてますし、ゲオールさん手伝える範囲で手伝ってあげて?」


「未遂で終わりやしたし、貴族の事を含め色々聞いてみやす」


 そういう意味じゃないんだけど……。ゲオールさんは1人私の所に来て「娘をお願いしやす、あぁ見えて友達少ないので」と言って、私に背中を向けて手を振った。


 カルネルさんもご飯に誘ってみようかな?

 そう思っていると……私はある事に気がついた。


「授業始まっちゃう!」


「「あ……」」


 3人で走って、庭園に戻り。急いでそれぞれの教室に戻っていった。

次は、午後の授業ですよ! 今回の言葉が出てくるかも?

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