94話 意外な再会と知らない言葉
マリアさんの周りが凄い人ばかりで、警戒心薄れてる様な……
最後の文、修正!
私達は複数の男から迫られていた。
どうしようかしら……と考えていると。後ろから出てくる男が居た。
誰かと思ったら最近見てない、ゲオールさんが出てきた。こんな所でどうしたのかな?
「あれ、姉さんじゃないですかい?」
「「「「は?」」」」
そこに居た私達を睨みつけていた、男達はゲオールさんの方に目を見開いて……唖然とした声を上げていた。
どうしたのかな? 私達2人に用があるみたいだけど……。
話なら、みんなが居るとこでも出来るのに。誰もこっち見ないし……。
「ゲオールさんこそ、ここで何してるんです? 一応、部外者は入ることは許されてないって聞きましたけど」
「それがですね、どうしてもと頼まれてたんで。手を貸したんですが……」
「悪いことは程々にね」
ゲオールさんは「相変わらず、姉さん鈍いすぎですぜ……」と溜息を付いていた。どういう意味よ~、確かにケルトさんへの自分の気持ちは遅かったけど。それ以外は普通よ!
しばらく固まっていた男集団は、意識が戻ってきたのかゲオールさんに聞いていた。
「お、おい……まさか、この女の味方をするとか言わないよな?」
「それにしても、この人達は何でこんな所に?」
「さぁ……俺にも分かりやせん」
そう言って、ゲオールさんも答えていた。う~ん、先生方に見つかったら危ないし……。私は「先生方に見つかったら危ないわよ?」というと、ノームは「そういうことじゃない気がするんだけど……」と呟いていた。
男が言い放った、一言で……。リンアさんが私の後ろに隠れて、ケルトさんが私の横まで来た。
「それはな! お前ら異種族を奴隷として売って、構わないと貴族様から許しが出たからな!」
あ、ゲオールさんから異常な殺気と共に……「姉さんを、奴隷としてですかい……?」と言った。その様子に男共が青ざめていた。
奴隷って何? とケルトさんに聞くと「気にしなくてもいいですよ」と答えていた。えぇ……気になるじゃない。
ノームは立ち上がり、少し苛ついている様な口調で。
「誰に言われたんですの?」
「教えられねぇな」
「……引くなら今ですぜ? やるなら、血祭りになっても知らないですぜ」
男達は怯んでるし、ノームは「あなたの交友関係どうなってるのよ……」とゲオールさんの殺気に当てられて、顔が引きつってる。まぁ……確かに、私の周りって結構凄い人居るし。否定しないわ。
リンアさんは私の背中から顔を出して「……何か凄く怖い感じがする」とビクビクしてる。
「とりあえず、移動しましょう。じゃないと本当に先生に見つかりますよ?」
「そうですぜ、俺もこんな所で妹に見つかるのは勘弁です」
「お、おぅ……」
という事で、校門入り口に着くと。
どういうことなのかを、聞きたいのだけど。全員じゃなく、リンアさんとミネールさんだけが来た。
ノームが「大丈夫でしょ」と言うと、ケルトさんも「確かにゲオールさんなら問題ないですね」と頷いて、待つことにしたらしい。メオドールさんは特に動く気もなかったようだった。
「あんなに頼まれたから来やしたが……、姉さんは止めた方がいいですぜ」
「どうしてだ! ただの異種族じゃねぇか、そこまで庇う必要が何処にある!」
「一部しか知らない事ですが、そう何度も異種族言ってやらないでくだせぇ……」
私の方にゲオールさんが顔を向けてきた。ん? どうしたのかな、と思っていると。
ゲオールさんは「まぁ本人が気にしてないのであれば、いいですが」と溜息混じりに言った。
そして……ゲオールさんは。
「姉さんを攫ったら……国、滅びますぜ?」
「「「「!?」」」」
「どういうこと?」
言われてる私がよくわからないのだけど……、ゲオールさんは加えて「マルズダマ国の貴族全員から保護依頼、そして国王ですら。それを了承してるんですぜ?」と言うと。
あれって本当に凄いことなんだね~。て保護依頼なんかあったの? ガルドさんも了承したんだ……。私そんなに子供っぽい?
「貴族……全員のだと? しかも国王もそれを了承……」
先程まで喋っていた男は崩れ落ちた。いや、どういうこと? 私は疑問符を浮かべてるしかなかった。リンアさんは私の手を握って「マリアさんって凄い人だったんですね!」とキラキラした目で見てくる。
ミネールさんは「凄いわね、下手すれば1言で……国滅ぼせるわね」と呟いていた。
という事で、男達全員の魂が抜け落ちてるので。ゲオールさんも「姉さんは本当、変わらないで欲しいですぜ」と呟いているし。詳しい話を聞こうと思う。
「それにしても、結局……奴隷? にしたくてここに来たの?」
「は、はい……すみません、本当に! すみません!」
「そんなに謝られても分からないんだけど……」
男達は「純粋過ぎるだろ……」と呟いていた。ミネールさんがこっそり私に「酷い扱いのメイド」と言ってきた。なんか違う様な気もするけど、ゲオールさんは特に何も言わなかった。
リンアさんは「それならまだマシですよ!」とミネールさんに叫んでいた。う~ん、結局分からないので諦める。
ちなみに男達全員、校門前で一斉に頭を下げている。凄い……ヤクザみたいだから止めてほしいのだけど……。
「皆さんも何か大変な事抱えてますし、ゲオールさん手伝える範囲で手伝ってあげて?」
「未遂で終わりやしたし、貴族の事を含め色々聞いてみやす」
そういう意味じゃないんだけど……。ゲオールさんは1人私の所に来て「娘をお願いしやす、あぁ見えて友達少ないので」と言って、私に背中を向けて手を振った。
カルネルさんもご飯に誘ってみようかな?
そう思っていると……私はある事に気がついた。
「授業始まっちゃう!」
「「あ……」」
3人で走って、庭園に戻り。急いでそれぞれの教室に戻っていった。
次は、午後の授業ですよ! 今回の言葉が出てくるかも?




