西暦2019/3/8(金)
体の部分が修復が出来るということがどういうことか。
それは不慮の事故で命を落とすようなことにならない限り寿命が飛躍的に伸びるということだ。
しかし脳だけは脳腫瘍や脳内出血のような欠損部分の修復はできても老化は修復できない。というか、厳密には修復しようとすればできるが多くの場合は誰しも、記憶が消えることを拒むから「修復しない」「脳を過去に戻さない」と表現するのが正しいだろう。
どの記憶が脳のどこに格納されているかは非常に曖昧、且つ繊細だ。記憶とは、多くの情報が複雑に絡まって1つの記憶として認識できる。
例えばリンゴ。リンゴはあの形のものを見ただけでは記憶とは言わない。それそのものの意味を多角的に理解して記憶となり、認識となる。
果実
丸い
赤い
甘い
大きさは片手で持てる程度
すべすべしていて赤い皮に覆われている
実の中身は白い
実をかじると甘酸っぱい果実の汁が口の中にあふれ出る
中には芯がある
芯の中にタネがある
タネを土に植え水を与えると芽がでる
上手く育つと大きく木となり
やがてが育った木の枝から葉や花が咲き
新たなリンゴの実が生る
これらの特徴のうち一部分でも特徴が違っただけで
良く知っている人にとってはそれはもう普通のリンゴかどうかが疑わしくなる。
たかだかリンゴと一言で言ってもその記憶には多くの情報と繊細な概念が含まれる。
ミカンはどうだろう。
リンゴの説明に似ていることも多いが共通点が存在する。
その点で、リンゴを理解した後ミカンが現れた時「これは果実か?」という推測が成り立ち、「これは皮か?」「中の色はやはり違うのか?」と次々に経験的な要素から推測が生まれ、理解が早くなってゆく。
その中に、「しょっぱい」が入ってきたらどうだろう。「本当にこれは果実か?」と疑問が湧くはずだ。丸くなくてムカデのような形だったらどうだろうか。
つまり1つ1つの物事の記憶は1つと思いきや複雑な細かい情報が絡み合って形成されており、その要素が1つ欠けるだけで甚大な記憶障害を引き起こすのだ。
ハルマが居るロスではその情報を電子化する工程の中で、情報の要素を細分化し、脳細胞を再現する論理記憶媒体に保管してゆく技術開発が盛んにおこなわれているそうだ。
とはいえ、其れそのものが何なのか、というデータを補完するには非常に膨大な情報量が発生することはわかっただろう。人間だってすべての情報を把握しているわけではない。その為、知識の電子化は後回しだ。アーカイブは有るらしいが・・・すべて取り込めるほど容量の大きい記憶媒体がまだないらしい。
しかし大事なのは人の人たる思考の中枢は「価値観的条件による行動規範」だ。
つまり
「何がしたいか」、「欲望・欲求」
である。
これがすべての行動原理。
五感センサーから刺激を受け、その「刺激」と「欲望」によって次の「行動」が決まる。
刺激が反射的な危機を及ぼす者なら苦覚、痛覚、擽覚、圧覚、振動覚、温覚、冷覚、痛覚、そのあとに、喜怒哀楽、そのあとにこの価値観的条件を「欲望」に繋げて、どうしたいかを天秤にかける仕組みと、その後行動に繋げる為の神経を通るシナプスの分泌メソッド、この二つを機械化することに、このロスの住人は成功した。
学校にはこれらをロジック化する課題やそういった説明がある教科があるらしい。
余談だが、特に「擽覚」(※りゃっかくと言う)については触覚の中でも特殊であり脳科学ではつい数年前になってやっと解明された感覚らしく、生物がくすぐったい時に生じるくすぐったそうな反射動作と似たような挙動をAIロボットにもそうさせることに成功したらしい。
とにかく五感から得られた情報や行動の結果を記憶し、必要に応じてその記憶を呼び戻すことで理解の速度を上げ、新たな認識を深める。これが人類の脳の仕組みであり、共通した行動規範である。
しかしだ。
そのセンサーを存分に使い脳に刺激を与える為には何より行動を伴う目的が必要だ。それが「何がしたいか」、つまり「欲望・欲求」。こればかりは遺伝子により違う。不思議なものだ。
一見「欲望・欲求」だなんて単純そうな言葉にもかかわらず、しかしたとえどんなに優秀なプログラマーがこれをロジックにしようとしても到底表現できない。これこそ不可思議なヒトシステム、ゲノムの究極の仕様である。
その為、脳の仕組みだけは機械化が整っていても、欲望・欲求の源泉には常に「遺伝子」が必要ということだ。こればかりは機械化できないそうだ。
他にも、タイムマシンの応用により宇宙航行が光よりもはやく行えることが可能になり宇宙探索の幅が大幅に広がった事や惑星ロス128bの豊富な鉄マンガン重石(Fe,Mn)WO3から大型3Dプリンタの素材はもっぱらタングステン粉となり、乗り物から建物から、その殆どが熱に強いタングステン性で作られるのが主流となっているそうだ。
タイムマシンを応用した宇宙航行については後程その仕組みを記すこととする。非常に面白い。医療ポッドと時間の遡り技術が必要だ。
リング内の酸素は水から分解して生成し、足りない分を木々が補っている。そう、以前の夢に出てきたが、その木々とはメープルだ。糖分も生成できる優秀な植物だ。カナダの居住区画は第1区画。地球でも国番号1がカナダ。日本は第81居住区画。地球でも国番号は81だった。地球の国番号にちなんでいる。
なぜカナダが1か。
理由は・・・謎だったがきっと未来からの暗示だったのだろうか?特にカナダはこのエクソダス計画の代表国として名高いそうだ。次に夢につくときはなぜエクソダス計画代表がカナダだったのかは確認しようと思っている。
電力はオービタルリングから無数に惑星ロス128bへ降りているエレベーターから地中の熱電発電と液体鉄流動発電?という技術で汲み取っており、ほぼ無限に得られるらしい。
そんな近未来なロスにあるハルマ家の庭と、地球の鉄平の脳内で起こる夢の中でつながるやり取りだが
「思い切ったことをするなら、夢の方だよね」というハルマの提案に乗ったところで
今朝は夢から覚めた。
その時思ったことは純粋にこれだけ。
「 行ってみたい 」
そうだ。今こうして夢日記を書いていて思い出した。
次の夢で二人で決めていることがある。
頭だけならあちらに出せるはずなので、
髪の毛一本と記憶を吸い上げてもらうことで、あっちに行こうって寸法だ。




