黒と白の交錯な件について(仮)
「ほら! 行くぞ!!」
かおるが、天邪鬼に直進する。
「最後なんだから、めんどくさいことは抜きだ! 真正面からやろうぜ!!」
「調子にのるなよ?」
天邪鬼もかおるに向かってくる。
お互いのこぶしが交錯する。
「お前はそうやって、いつまで人を見下しているつもりだ?」
「神が、貴様らを見下して何が悪い?」
「だから、お前は駄目なんだよ!」
お互いの顔にこぶしがめり込んでいるが、かおるのこぶしにさらに力がはいる。
「おらああああああ!!」
かおるが、天邪鬼を吹っ飛ばす。
天邪鬼の体が中に浮く。
(なん・・・・だと・・・・?)
信じられない。
それが、天邪鬼の心からの声だった。
もうすでに、お互いの力は拮抗している。
あれほど、優位を保っていた天邪鬼は、頭が混乱していた。
(我は神だぞ・・・・?)
かおるが、天邪鬼に向かって追撃をかける。
「人だろうが、神だろうが知ったことじゃないんだよこっちは・・・」
かおるが、放心状態の天邪鬼の腹にひじで攻撃を加える。
天邪鬼は口から、一気に空気を吐く。
「神だろうが、なんだろうが、やっちゃいけないことがある!」
墜落する天邪鬼を、かおるは下から蹴り上げる。
「ぐはっ!」
「そうやって、人を大切に、理解しようとしねえから、それだけの力があるのに、お前は何も成し遂げることはできない!」
(こいつはいったい・・・)
「悪魔の化身」
かおるの全身に真っ黒な悪魔が覆いかぶさるようにして現れた。
「だから、誰からも見放されるんだ!」
(何をいって・・・)
「でも容赦しねえぞ! お前はハルカの手を出した。それは断罪されるべき罪だ!!」
かおるは宙を浮いている天邪鬼に向かって、両手を突き出した。
「暗黒会に住まう閻魔の血をすべるすべての者よ。我は何者にも縛られない罪人なり、断罪の鉄槌は今、我の手に、贖罪の歴史はすべての者に!!」
かおるの両手に、これまでとは比べ物にならない力が集まる。
「人の力が偉大だってことを教えてやるよ。ちょっとはそれでお前の馬鹿な頭もまもとになるだろ?」
天邪鬼はかおるを見る。
どうして、今自分は、あんな下級な人間に押されている?
何がどうなって、こうなった?
神と人だぞ?
どちらが、有能で、
どちらが、無能かなど、
わかりきったこと・・・。
(ふざけるなよ・・・・!)
すべてを手に入れるため、
すべてを支配するため、
ここまで来たのだ!
天邪鬼は宙に浮いた自身の体の体勢を整える。
そして、かおるの攻撃を真正面から受け止める図となっていた。
「貴様のような人間ごときがああああああ!」
天邪鬼も、手を突き出す。
「我すべてを統べる者にして、ただ唯一の支配者・・・、今我の前に立つ反逆者を打ち滅ぼす力をこの手に授けろおおおお!!」
純白の強力な力が、天邪鬼に集まる。
「貴様の、その魂を永遠に苦しませてやる!!!」
かおるは、その言葉に笑う。
「今のお前を倒してこそだ・・・」
2人の力が、お互いに充填マックスとなる。
「大罪の贖罪」
「絶対神の断罪」
お互いの黒と白の攻撃が衝突する
「「おおおおおおおぉぉおおおあおあぉぉあおぉあぉあおぉぁあぉうぁおぁおぁおぁおぉあぉあおぉあおぁおおおおおおうううおぅうぉぅうおおぅうおうおうぅぅぞあああおあおあおうあおあうおうおあ!!!!!!!!!!!!!」」
空間がまばゆい光に包まれた。
小説の中身で気になることがありましたら、感想でもなんでもお尋ねください。書けていない裏設定など、そこで説明したいと思います。
お読みいただきありがとうございました。




