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いきなり漆黒の力手に入れちゃった件について(仮)  作者: 漆黒の鎧
第四部 大戦争を起こす件について(仮)
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漸く全員登場な件について(仮)


「くそ! なんて強さだ!」


 宗孝は、人生で始めて恐怖を覚えていた。

 確かに、宮内家前当主である、宮内清は強かった。

 戦ったことはないがそれはわかるほどのオーラがあった。

 しかし、これほどではない。

 こんなオーラは初めてだ。

 こいつ、本当に人間なのか?


「どうしたんや?」


 目の前の人物が、首をかしげた。


「攻撃をしてこーへんのか? なら、こっちから行くで」


 と、相手が言った瞬間、距離にして50メートルはあった宗孝との距離がほぼゼロになる。


「な!」


 相手の鉄拳が宗孝の顔面に向かってくる。


 そのこぶしを見て、宗孝は悟った。


(これを受ければ死ぬ!!)


 しかし、宗孝に相手の攻撃を防ぐだけの力はない。

 彼はそこで、死を受け入れた。

 

「うわあ!」


 そのとき、宗孝と相手との距離が開く。

 相手がなぜか遠く飛ばされたのである。


「くそ! なんや?」


「これが、江良昌樹か・・・・」


 そのとき、宗孝の隣に、ある人物が来る。


「あなたは・・・・!!」


「大丈夫かい? 川口家当主」


 宗孝の隣に立っている人物は、現在の宮内家当主、宮内努。彼だった。


(宮内家は敵なはずじゃ?)


 努は、宗孝の表情から、彼の疑問を感じ取ったようだ。


「あなたの疑問もわかりますけど、ここは一緒に共闘と行きましょう。相手は強大だ」


「いくら2人がかりでも・・・」


 宗孝は、努の実力をある程度把握している。

 優秀ではあるが、非凡ではない。

 平凡の人間の努力型。

 そんな印象だった。


 だから、今の努を見て思う。


(いったい、誰だ?)


 まるで、宮内清と同様の圧力、それが、努から出ていた。


「2人がかりでも、厳しい。その通りです。ですが、ここで諦めては、川口家の名が廃れますよ」


「は?」


「あの、武等派といわれた川口家が、たった一人の高校生にやられては、爆笑物ですね」


 宗孝は、一つため息を吐いて、立ち上がった。


 そう。そもそも戦争を起こした時点で、覚悟は決めたはず。


(まったく、この人のこういうところが、嫌いなんだ)


「それで、どう対処するんですか?」


 江良昌樹と呼ばれた人物は、今、川口家の部下が放った蝋人形と戦っていた。

 戦うといっても、どれも一発で破壊している。


「私の能力は風です。相手がいくら強大でも、体を飛ばされてはしょうがない。といっても、もちろん相手は足の握力もあるので、簡単には飛びません。だから、先ほどのように攻撃に集中したとき、そのなら、意識が別に言ってるので、飛ばせる。だから・・・」


「自分がおとりになるんですね?」


「ええ」


 努はそこで微笑んだ。


 助けに来てくれたことはうれしいが、もっと他にまともな作戦はないものなのか。と宗孝は思う。


「はあ、わかりました。でもそれでやつが倒せるんですか?」


「いえ、私達は時間稼ぎです、もうすぐ、仲間が彼の力を半減させてくれる。そして、もう一人こちらに向かってきてくれます。それまでの辛抱ですよ」


 簡単に言ってくれる。

 宗孝は自身にもう一度、かつを入れた。

 人生で始めて感じた恐怖と、死。

 正直、体の硬直が取れたわけではない。

 だが、彼を信じるしかない。


「とりあえず。遠距離攻撃ができる人以外は下がらせてください。近距離では簡単にやられます」


 宗孝はうなずく。


 彼は無線で指示を出した。


「では、行きますよ」


「はい!」


 宗孝と努が、江良に向かっていく。

 彼は大量生産された、蝋人形と蹴散らしている。


「斬撃剣!!」


 宗孝は、自身が本気になるときだけ使用する。日本刀を取り出した。

 それを構えて、江良に向かう。


「はああああ!」


 宗孝の刀が、江良さんを真っ二つにせんと、上から振り下ろされる。


「刀か!」


 だが、江良さんはその刀を軽く片手で防いだ。右手の人差し指と親指で器用にはさんでいる。


「くっ!」


 宗孝は刀を諦めて、それから手を離し、魔力を込めた衝撃波を、近距離から放つ。


「はああああ!!!」


 それが江良さんの体に直撃して、あたりが爆風に巻き込まれ、見えなくなる。


「おいおい、刀もったいないやんけ」

 

 予想できていたことだが、相手はまるでダメージを負っていない。

 ただ、その体に着られている服が多少のダメージを負うだけ、そして、右手に刀を握っていた。


「わし、日本刀って使ったことないねんなあ、いっちょ使ってみるか!」


 江良さんが、日本刀を握りなおし、それを振りかぶって宗孝に向かってくる。

 眼にも留まらぬ速さで、移動し、今度は宗孝を真っ二つにしようと、攻撃してくる。


 しかし、それは成功しなかった。

 江良さんの手から刀が消えたからだ。


「それは私の刀だ。お前などにくれてやるか!」


 そして、今度は宗孝の手にそれがあらわれる。

 それを横に一振りする。


 しかし、それももちろん、簡単に江良さんに防がれる。


「なんか、お前むかつくな。一旦眠っとけや!」


 江良さんが、鉄拳を宗孝に放ってくる。

 もう、彼になすすべはない。


「うわあ! またか!」


 だが、その瞬間、江良さんの体が浮き、遠くに飛ばされる。


「ちっ! めんどくさいやつが一人おるのお!」


「それは、私のことか?」


「ああ、お前のことや! お前、大罪悪魔やろ!」


「流石だね。一目みて気が付くとは、そう、私は大罪悪魔が一人、暴食を司る、ベルゼブブだ」



「やっと七人揃ったね」


「まあ、七人ではないんだけどな。実質2人消えてるから・・・」


 小説の中身で気になることがありましたら、感想でもなんでもお尋ねください。書けていない裏設定など、そこで説明したいと思います。

 お読みいただきありがとうございました。

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