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薫のたぶん異世界日記~ヒルトのハッピークリスマス日記(妄想)~

あれから俺は運命のマイハニーカオルに相応しい男になる為に日々頑張っている。


俺とカオルの邪魔になりそうな輩・・・不穏分子は全て排除。

前にカオルから聞いた話を参考に色々と民の為にも施設や制度の確立、治安の整備も進行中だ。


俺がカオルに嫌われたのはきっと、自分の将来についてきちんと考えておらず色々と中途半端だったのを見抜かれ、呆れられたからに違いない。


色々と、カオルの理想の男になってカオルにもう一度プロポーズするんだ。

とりあえず、俺は今日も寝る間を惜しんで執務室で仕事をする。そういえば、クリスマスか・・・

そう思いながら俺は執務に没頭した。













「ヒルト、起きて、こんなところで寝たら風邪ひいちゃいますよ」


「・・・?・・・カ・・・カ・・・オル?」


「ヒルト!」


え?!カオル!!!!本当か?!


「カオル!!!」

叫ぶと同時に俺はカオルを抱締めた。

本物!本物のカオルだ。逢いたかった。死ぬほど逢いたかった。

ずっと、ずっと一緒にいたい・・・


「カオル・・・カオル!!!愛してる。ずっとずっと一緒にいよう」

「はいはい」

「本当だな!!!嘘ではないな?!!絶対だ」

「はいはい」

「嬉しい!!!!!」


俺ははカオルの言葉に嬉しすぎて抱締めるだけには留まらずその唇にむしゃぶりついた。

あぁ・・・やわらか・・・


「何するんですか!!!ヒルトのぼけぇぇぇえええええ!バカ!!!!!」

と、言いながら素晴らしい身のこなしで俺から逃れた・・・一瞬の隙をついてこの俺から逃れるなんてさすがカオル!わが愛しのスィートハート!


やっぱり、本物のカオル・・・!


「カオルゥゥウウウウウ!!!!!」

俺は喜びのあまり、叫びながらカオルに迫った。が、次のカオルの一言に固まった。


「そういうことは寝室でって言ってるじゃないですかぁぁああああ!もう、節操内のは嫌いです!」


・・・

え?

寝室って、寝室って寝室って・・・!大事なことなので10回言ってもいいだろうか?

しんしつって・・・堪能じゃなかった、愛を確かめ合うってこと・・か・・・?


「ヒルト、全部、口から出てますよ・・・何を今さら。あんなにヒト型種族であるのが疑わしいほどヤりまくっておいて・・・大丈夫ですか?」



おぉおおおおおおおおおおおおおおおお?????????!!!!!!!



「俺、もしかして、お前の夫?カオルは俺の、俺の嫁か・・・?嫁なのか?」


「・・・・・・・・・ちょ・・・ヒルト・・・大丈夫?」


心配そうにカオルが俺の傍に寄ってきて熱を確かめながら軽く俺の額にキスをする。


え?カオルからのカオルからのキス・・・?!!!


「ヒルト、本当に大丈夫?もう、今日はお休みしたら?」


あぁ、俺を心配するカオル。たまらない。


「俺たちは夫婦なんだよな?だったら今から寝室に・・・そしたら俺の病も良くなるかもしれない」


そして、俺はカオルを寝室へと誘い、ベッドの上で抱き合った。


「カオル・・・愛してる」


「わ・・・



俺はカオルの唇を塞いだ。





「ヒル、てめぇ、起きやがれ!!!いつまで寝ていやがる!!!大事なかい・・・ぎ



「・・・?ゆめ・・・?夢・・・?!カオル!!!!くっそ!もうちょっとで色々クライマックスダッタノニ・・・!ユージン!貴様・・・・」


俺は抑えきれず、絶対零度の空気が城を覆った。




その後、一週間は氷の王子に怖くて近づけなかったと言う。







カオル。絶対に夢を現実にしてみせる!待っていてくれ!!!!


ハッピークリスマス!














お久しぶりです。なかなか時間が取れなくて続きを投稿出来てません。内容は決まっているのですが、いつになるかはわかりませんがそのうち投稿出来るといいなと。今回は思いつきクリスマス投稿でした。次はこんな面白話になるか続きになるか・・・本編は次話から新章突入の王宮編です。ヒルトとご対面になります。笑。が、いつ投稿出来ますかね・・・はぁ

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