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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
6章 白き翼と欲望の渦

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330話 毒に由来する衰弱

洞穴の奥に戻ってきた私とロンは衰弱しきったエンルージュの容態を戦闘部隊の1人に聞いた。


「調子はどうでしょうか?」

「毒物で調子がおかしい可能性がある。このまま放置していたら死に至る」

「毒物……」

「毒物でしたらどこかに解毒薬があるはずですが……」

「その解毒薬を今探している、だがどこにあるかまだ検討が付いていないんだ」

「瑞希さん、一緒に解毒薬を探しましょうか」

「解毒薬……」

(一番ありそうな場所と言えばあの不審船、だろうなぁ)


私の調子は少しずつだが上向きに回復してきており、勘もだいぶ回ってきていた。


「もしかしてだけど不審船の中に……?」

「不審船の中にあると言う事ですか?」

「もし船でエンルージュを運んでる時に衰弱して死んだらもうまるっきり損になる、だから一時的に解毒させるのかなって」

「……いつものの瑞希さんに戻ってる……まぁそれはそうとして不審船を調べましょうか」


私とロンは不審船に向かい、解毒薬が入っていそうな箱を探すことにした。その道中、少しだけ話し合う時間が出来た。


「そういえば……あの裏切者のエンルージュはどうなったの?」

「あのエンルージュは……死んではないけど言葉も話さなくなった」

「……私のせいだよね」


私の声にロンは何も答えなかった。


「やっぱりそうだよね……私のせいで」

「瑞希さん、念のため言っておきますが瑞希さんがあれをしたから裏切者のエンルージュは反抗しなくなって危険性は無くなった。その場にいた私たちが怪我する危険性が無くなったんです」

「……」

「必要悪ですよ、これで話し終わり!前を向いて歩こう!!」


不審船に着いた私とロンは不審船の中にあるであろう解毒薬を探し始めた。


(解毒薬……医療室にありそうだけど……)

「瑞希さん、この部屋は恐らく衰弱しきったエンルージュをここに詰める部屋だと思いませんか?」

「……そうかもね」

(何もない部屋だしロンの考察は正しいのかな……)

「とりあえずこの部屋を探すので瑞希さんも一緒に探しましょう」

「……分かった」


私とロンは不審な空き部屋を探索し始めることになった。


「この棚って何だろう?」

「ポーションが並んでいるけど……ぱっと見だとどれが解毒薬なのか分からないね」

「解毒薬……すべて解毒薬じゃないの?」

「見た目じゃポーションの中身は分からないですよ、でもこれすべて同じビンですから……まさか」


ロンはポーションの中身を少し地面に垂らし始めた。


「……同じポーションですね。運がいいなぁ」

「それは……うん、良かった」


私は言葉が少しだけ詰まったがポーションを手に取っていった。


「それじゃこのポーションを持って洞穴の中に戻ろうか」

「そうですね、これで毒が解毒されると良いのですが……」


私とロンは解毒薬を大量に持っていくことになり、これで一人でもエンルージュの毒を解毒できるだろうとなっていて少し浮足立っていた。そして裏切者のエンルージュが吐いた情報を精査するためにルーピンも交えて会話をするのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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