↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
6章 白き翼と欲望の渦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

319/328

319話 エンルージュの裏切

憲兵の後ろをついて行く私とルーピン、こそこそ歩いていると憲兵が急に立ち止まった。


「どうかしたの?」

「真正面の建物が徒党のアジトだ。ここからどうするんだ?」

「もちろん瑞希さん、やることは決まってますね」

「うん、せーの!」


私は徒党のアジトのドアを蹴り、勢いよくドアを開けた。


「ロンを返しやがれ!!」

「わっ!?」

「私もいます!お縄になりなさい!」

「ってなんだこいつらぁ!?!?」


徒党はいきなり私たちが突撃してきたことに驚き、慌てふためくエンルージュや武器を構えるもなんだか動きがぎこちないエンルージュもいた。


(ロンは……なんか椅子に座って飲み物を飲んでる!?!?)

「ロン!?」

「あっ、瑞希さん。どうかしました?」


ロンが私に親しく話しかけると徒党のボスであろうエンルージュが驚いた。


「そことロンが繋がってるのか!?」

「繋がってて悪かったね。ロンは返してもらう!」


私はいきなり突撃し、ロンの近くに居る徒党のリーダーにエーテルロジックスタッフで打撃を加えようとした。だがロンは何故か私の打撃を手のひらで止めた。


「待って瑞希、この人の言い分も聞いて」

「言い分って、徒党なんだよ!?」

「瑞希たちからしてみれば徒党かもしれない、でもこのエンルージュの話を聞いてみるとその考えは覆ると思います……」


私は徒党がロンを操っているのか、もしくはロンは徒党の何かを知っているのかと考え始めた。


(徒党がロンを操っているのなら私の名前を呼ぶことは無いだろう。だとしたらロンはこの徒党の何かを知っていて私に落ち着けと?しかしロンは一体何を考えているんだ……?)

「ルーピン、少しだけ待ってくれ」

「どうかなされました?」

「ロン、一つだけ質問させてほしい。さっき待ってと言っていたけど、それって言わされてるわけじゃないよね?」


私はロンに疑問点を聞いた。それに対するロンの答えはこれだった。


「言わされてるわけじゃないです、それにルーピンさんや王国の皆さんに伝えなければいけない事をこの人たちは話してくれました」

「嘘じゃないよね?」

「ええ、嘘をついていたのなら私はこの自警団の方々に雷を落としています」

(確かにロンの言う通り、嘘をつくのなら雷を落として逃げているはずだ。ふふっ、考えが読みやすいなぁ)


私はロンの考えを読み解き、ルーピンと憲兵の武装を解かせるような声を出した。


「二人とも、一旦武器をしまってほしい。少しだけ徒党と話したいんだ」

「……いいですよ」


ルーピンは私に話の主導権を託し、そして徒党が声をかけてきた。


「王国の奴らを連れてどうかしたんだ?」

「ロンに話したことを私にも話してくれる?もちろん話の対価は出すつもり」

「対価?どういう対価なんだ?」

「あなたたちは自警団ってロンが言っていた、そして私は人間、その意味は分かる?」

「人間……分からないな」

「つい最近人間が攻めてきた、だから他の人間を殴る前に先に私を殴れ!!」


私は自警団が何を恨んでいるのかを考えた結果、同じ人間である私を殴れという結論に至った。


「合わないな」

「何が合わないのよ、私じゃ不釣り合いなの?」

「違う、全てはロンから聞いた。お前はロンと同じくこことは違う場所の人間、無関係な存在だ」

(ロンがどこまで話したんだ……?そこが気になるんだよなぁ)

「まぁいい、王国のお前もためになる情報を教えてやる」


自警団のリーダーらしきエンルージュはルーピンの元に歩き出し、額と額をくっつけると衝撃的な事を言った。


「この地に住んでるエンルージュの中に攻めてきた人間と繋がっている奴が居る。だが場所はまだわからない」

「……それって……まさか……!!」

「ああ、エンルージュを裏切り、人間と仲良しこよししている」


自警団のリーダーから出てきた情報、それは明らかにエンルージュ陣営からしてみれば情報が筒抜けになっている危険性のある爆弾だった。それを聞いた私たちは本当の事なのか自警団のリーダーにもう一度聞き返してしまうのだ。

最後まで見てくれてありがとうございます。

少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。