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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
6章 白き翼と欲望の渦

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317話 王国VS自警団

一旦場を落ち着かせた私とルーピンは私の胸を揉みしだいてきたエンルージュを捕らえていた。


「とりあえずなんだけど、どうするの?この状況」

「……憲兵を呼び出すしかありませんね」

「憲兵っているのね」

「ええ、戦闘部隊のほかに憲兵が密かに治安を守っているのです。ですが表にはあまり出てこないので私たちにもその素性は分かりません」

(私が元居た世界だったら公安みたいな立ち位置のエンルージュなのかぁ、一度会ってみたいけど……)


ルーピンは捕まえたエンルージュを路地に押し込んだ。


「憲兵の方、こいつ治安を乱しかけたので回収をお願いします」

「ルーピン、何故路地裏に声を?」

「表に出てこない憲兵に声を掛けてるのです。まぁ大抵は駆け付けてくれるのですが」

「……見てみたいんだけど」

「多分ですが憲兵たちは恥ずかしがり屋なので滅多に人の前に出てこないのです」

「ならここから離れようか……見れないのは残念だけど」


私はそう言ってその場を離れた。


「ルーピン、そういえばあの徒党の事って知ってたの?」

「いえ、全く知りませんでした。ですが反応からしてみて徒党だということは分かりました」

「知らなかったのね……」

(だけど明らかにここに住んでいるエンルージュは徒党の味方をしていた。一体どういうことなのだ?)


私は何故徒党に手を貸すエンルージュばかりなのか考え始めた。


(ルーピンの存在はこのエンルージュたちには知られている、だが明らかに徒党の味方だった。何故だ?)

「どうかしました?」

「いや、なんで一般のエンルージュが徒党の味方をするのかなって」

「どうしてでしょうね」

「……分からんなぁ」


私は何故一般のエンルージュが徒党の味方をするのかが分からなかった。


「とりあえず徒党を探しましょう。連れ去られた人にどんな事をさせられるのか分かりませんから」

「そうだね、とにかく探すしかないよね」


私とルーピンは今考えてることが一致し、ひたすらロンを探すことにした。


(ロンはいったい何を考えてるんだろう……そもそも悪者に連れ去られるとなると雷を放っているだろうし……考えれば考えるほど謎を呼んでしまう)

「分からない……全然分からない」

「瑞希さん、何を考えてるんですか?」

「ロンが自分の意思で悪者に近づいたりしないんだ。でもロンは徒党と手をつないでいた。あーもう!!」

「他の人に尋ねましょうか。協力してくれると良いのですが……」


再び街のエンルージュに話しかけて情報を得ようとした、だが誰に聞いても知らないと言うので明らかに何か変な力が働いていると私は感じた。


(同じ回答に同じ反応……何だこの違和感は)

「瑞希さん、これってなんだか変ですよね」

「ルーピンもそう思ってるのね」

「……仕方ないですね、憲兵を利用しますか」


私とルーピンは街のエンルージュに尋ねても埒が明かないと判断し、普段人の目に触れない憲兵に助けを求めるのだった。そして憲兵は私とルーピンをつれて徒党の元に連れていくのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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