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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
6章 白き翼と欲望の渦

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315話 二人の保護者兼指導者

私はハルモニーとアルパイトの様子を見届けた後、ふとロンの様子が気になった。


(そういえばロンは今何をしているのだろう?)


私はロンが泊ってる部屋に向かい、静かにドアを開けた。


(あれ、居ないぞ?)

「ロン、隠れてるなら出てきて~」


声をかけても出てこない事に私は少し不安感を感じていた。


(どこに行ったんだろう?外に出たのかな……)


私は城の中でうろうろしていると通りがかったルーピンに声を掛けられた。


「どうかなされました?」

「ロンが居ないんだ。何処に居るか知ってる?」

「いえ……知らないです。どこに行ったのでしょうか?」


ルーピンは部屋の中を調べ始め、何か痕跡が無いか探し始めた。


「どう?」

「どこに行ったのか見当がつきませんね」

「ねぇルーピン、もしかして下の方の街に居るのかな」

「あり得そうですね、行ってみましょうか」

「なら頼むよ~私飛べないからさ」

「分かりましたよ。でもその前に溜まっている仕事を片付けてからにしてくださいね」


ルーピンは残っている仕事を片付けにいそいそと歩いて行った。


(ルーピンは仕事人だなぁ……私には輝いて見えるよ)

「もう片付けてきました。いきましょうか」

「速くない!?」

「簡単に片付くものなのでよかったです」


ルーピンが素早く仕事を片付けてきたおかげで私が何もせずに待つ時間が少なくなった。そして私はルーピンに連れられて下の街に向かうことにした。


「しかしこういう事をするなんて久しぶりですよ」

「ルーピンって仕事人なのね」

「ええ、仕事をやらなければ女王様がやるべき仕事がたまるので仕方ないのです」

「……そうなのね。偶にハルモニーの事を木にかけてあげてほしいなぁ」

「どうしてでしょうか?」

「役に立ってないと思ってるらしいからね、たまに勇気つけてあげて」

「わかりました、女王様はそんなことを思ってたのは知りませんでした」


そんな話をしている内に下の街に辿り着き、街の通路のど真ん中に降り立った。


「私から離れないでください。徒党がこの街に居るので一人で居ると厄介なことになります」

「分かった、とりあえずルーピンから離れなければいいって事ね」

「ええ、それではロンを探しましょう」


私とルーピンはロンを探し始め、街の人にロンのことを聞いて回った。


「すいません、尾が生えた人を見ませんでした?」

「いやぁ……見てないな」

「この辺りで徒党を見ました?」

「徒党も見てないですね~まぁルーピン様なら簡単に見つけるでしょう」


私が街の人に尋ねた反応とは違い、ルーピンが街の人に聞いた時のリアクションが違うことに私は気が付いた。そして街の人に尋ねていくとなんだか違和感しかないエンルージュに出会うのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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