310話 爆発魔法の爆撃
私はアルパイトと協力して浮いている飛行艇を撃ち落としに空を飛んでいた。
「飛行艇は三艇、人間が乗っているが気にするな」
「うん、分かってるんだけど……砲撃の準備してそうだなぁ」
「そうなのか!?砲撃の準備をしている奴の場所に向かう!」
アルパイトは砲撃の準備をしている飛行艇を探し出し、急いで私を連れて行った。
「ここか!行くぞ!」
「きちんと拾ってほしい!」
アルパイトは私を放し、そして少しだけ距離を取った。
(火薬がいっぱいあるところ……ここだ!)
「ここだろ!!」
エーテルロジックスタッフに爆発魔法を溜め、黄色い玉が飛行船に着弾すると火薬の威力も合わさって大爆発を起こした。
「うわっ!!」
私も例外なく爆発の勢いで空中に投げ飛ばされたがアルパイトによって回収された。
「派手な爆発だったな」
「火薬にきちんと当たってよかったよ。それでほかの飛行船はどうするの?」
「もちろん攻撃をする、だが一隻は轟沈させずに中の人間を捕らえるつもりだ」
「どうして?」
「気になる事があってな、あの一隻だけ武装がモリモリで隙間から赤い絨毯が見えた。普通の船なら無駄な装飾を無くすだろ」
「確かにそうだね」
「あの船だけは轟沈させず、他の船を轟沈させる!行くぞ!」
「ええ、もう爆発魔法には慣れた。上空から爆発させていくよ!」
私は目の前にエーテルロジックスタッフを構え、爆発魔法を溜めた。
「ここで爆発させるなよ」
「分かってる、そもそも自爆しないようにしてるよ」
私とアルパイトは上空を飛びながら船を爆発させようと飛び回っていた。その時綱を渡って城に侵入しようとする人間がいた。だがその人間はフェアリーガードに見つかったようで銃撃されて落ちていった。
「セキュリティーは抜群のようだな」
「だね……」
(もし私が敵認定されてたとなると……恐ろしいことになるな)
私は飛行艇をどんどんと轟沈させていき、凄い勢いで狙いの飛行船に降り立った。
「なるほどな、ここに警備兵がいっぱいいるとなると重要ポストがいるということになる……な」
「そうだね。どうするの?」
「ここは童が切り抜ける、瑞希はサポートを」
「分かった。とりあえず考え付く限りのサポートをするよ」
私とアルパイトは敵の飛行艇で戦うことになり、この飛行艇の中にいるであろう重要ポストの人間を取っ捕まえる事になるのだ。そしてどうしてエンルージュの王国を攻めるのかを聞き出す事になるのだった。
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