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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
6章 白き翼と欲望の渦

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301話 国民を大事にする事=重荷

騒動が一通り収まり、私たちは先に城に向かった妹のエンルージュとルーピンと合流した。


「大丈夫だったか?」

「ええ!ルーピンがすべてやっつけてくれたの!」

「もう、全て私が倒したのにあなたの成果のように言わないでください!」


そして黒い鎧のエンルージュはさっき言っていた事を二人のエンルージュに伝えた。


「さっきの出来事でこの城の外に人間が居る可能性が出てきた。今から先鋒隊を選考し、早速調査に向かわせようと思う」

「いいんじゃないの?」

「ですがこの城の中に居るエンルージュで戦闘部隊は先ほどの事象で負傷しています。どうしますか?」

「……ルーピン、そうなのか?」


黒い鎧のエンルージュは意外だと思わせるような表情をしていた。


「もしかして想定していませんでした?」

「ああ……危害を加えるとは思わなかったな」

「一応軽症ですが長時間飛行するのは無理があります」

「そうか……どうするか考えるしかないか。少しだけ部屋に籠らせてくれ」


黒い鎧のエンルージュは一人で廊下を歩きだし、少し歩いたところにある部屋に入っていった。


「何だか思い詰めてるのかなぁ」

「お姉ちゃんはいつもあんな感じなんだよねー」

「ですがあの方でも思いつめる時はいつも同胞に何かあった時なんですよね……どうしましょうか」


どうやら黒い鎧のエンルージュはネガティブになって部屋にこもるととてもめんどくさいらしいようでルーピンは頭を抱えていた。


「少しだけ待っててくれる?」

「瑞希さん、もしかしてあの方を呼びに?」

「そうだけど?」


私は黒い鎧のエンルージュをとにかく元気にしたいと思い、部屋の前に向かった。


「ねぇ、本当に大丈夫?」


私は部屋の中に声をかけた。だが中からは声は愚か、物音すら聞こえなかった。


「ねぇ、部屋に入ってもいいのかな?」

「止めはしません、ですがその奥で何が起きているかは自己責任で」

「分かった、なら開けるよ」


私は黒い鎧のエンルージュの部屋のドアを開け、今の状況を確認した。


「……」

「ねぇ、何か困ってることあるの?」

「ああ、先鋒隊をどのようにして結成したらいいのか分からないんだ」

「そういう事で部屋に籠ってるの?」

「ああ……」

「エンルージュってこの城にしかいないの?」


私はこことは違う場所にエンルージュが居ないか尋ねた。


「いいや、この城の下に他のエンルージュが住んでいる街がある。もしかしてだが国民を……」

「志願兵を募るのはどう?」

「……募るのなら童が単独で向かう」

「そんな事言うなよ~私が居るでしょ?」


私は黒い鎧のエンルージュを一人にしないように考えた。


「一緒に行ってくれるのか?」

「もちろんだよ~」

「……そうか。なら外の世界に向かおうか。そなたの仲間も連れてな」

(とりあえず気分を元に戻せたのかな……)


こうして私たちはこの世界の探索に協力することになり、この世界の人間の貪欲さを見てとんでもないほどに軽蔑の意を示すのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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