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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
6章 白き翼と欲望の渦

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292話 生まれたての世界

私とロンは翼を生やし、鎧に身を包んだ人に肩を貸してもらい、世界樹を見に行った。


「そういえばあなたたち、翼生えて無いのね」

「確かに、不思議な種族だ。それにこの尾はなんだ?」

「……もしかして翼の生えてない人を見るのは初めてなのかな?」

「そもそもこんな耳をしてる人なんて見たことないよ~?」


鎧に身を包んだ人は私の耳をつまみ、そして引っ張った。


「いてててて」

「おい、耳を引っ張るのを止めろ」

「はーい、お姉ちゃんはどう?気になるの?」

「……気になる、だが王としての威厳として今は引っ張らない」

(という事は後で引っ張るじゃん……仕方ないかぁ)


そして私たちはとある場所に辿り着き、私に肩を貸していた人は私を地面に座らせた。


「ここに世界樹があるんだよ~」

「……これが世界樹なのですか?」

「この世界樹は小さいのは私たちが外を探索していないからだろう」

「いえ、あなたたちがこの世界を探索していないからこんな小さいんじゃないのです」


ロンは黒色の鎧の人から離れ、四つん這いになりながら世界樹に近寄った。


「この世界の情報が少ない、もしくはこの世界が生まれた直後だと……目で見せてるんだ」

「そうなのか?」

「ええ、私と瑞希さんはこことは違う世界から来ました……その世界での世界樹は天まで届くほどの大きさ……まだ数は少ないですがいろんな世界樹を見れば分かるはずです……」

「……つまり二人は外の世界から来たのか?」

「えー!?外って何があるの!?」

(あれ、もしかしたらこの人たちは外の世界に興味があるのか……?)


私はこの二人が興味のある物を見抜いたような気がした。


「それで私たちの世界にあなたの同胞が紛れ込んでしまった、そして大きな穴を見つけたから私と瑞希は飛び込んだらここに辿り着いた」

「お~」

「……ここから住んでいた世界に帰れるのか?」

「帰れると思う。魔法があるからね」

「魔法か、少しだけ気になるな」

「もしかして魔法覚えて無いの?」

「魔法という言葉自体知らなかったな。どういう代物かは問わないが少しだけわくわくする」


黒い鎧に身を包んだ人は魔法に少し興味を示していた。そして少しだけ会話を交わした後、一旦私とロンは帰ることにした。


「足の負傷はどうするんだ?」

「魔法でどうにかする、治癒魔法と回復魔法を同時にかける事が出来るんだ」

「魔法というのは奥深いのだな」

「この世界のどこかに私たちが住んでいる世界につながる場所があるかもなので探してみてください」

「分かった!私たちが探してみるよ!!」

(ロン……それでいいのか?)


私は転移魔法を使い始め、ロンを連れて帰るのだった。


「それじゃ、また会えたらね」

「ああ、待っているぞ」

(待っている……!?!?まさか再びこっちに来てほしいと遠まわしに言っているのか!?)


私は転移魔法を使い、一瞬で世界樹の根の元に帰ってきた。


「……さて、ここからどうしようか」

「瑞希さんの家に行きましょう。足を治しに……ですね」

「そうだね。それじゃ二回連続の転移魔法を使うかぁ」


私はゲロを吐くリスクを背負いながら家に向かって転移魔法を使った。そしてあの翼が生えた種族は一体何なのかを世界樹が拾ってきた情報から探すのだった。


最後まで見てくれてありがとうございます。

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