287話 柔らかい羽根
私はロンを連れて世界樹に転移魔法で飛んだ。そして私はロンの案内の元、世界樹の深部に向かう扉の前に立った。
「この扉をくぐったら世界樹の深部に行けるのね」
「はい。私も行った事があまりない空間ですので足元にはお気をつけを」
「分かった。でもこの先って暗いのかな……?」
(光を放つ魔法はマーチャから仕込まれてるから暗闇は問題ないけど……少しだけ怖いな)
私は光る玉の魔法を目の前に出し、目の前の扉を開いた。
「……階段だ」
「ですね。灯りを頼りにしながら降りていきましょうか」
私とロンは足音を空間に響き渡らせながら階段を降りていった。一歩一歩階段を降りていくうちに私は灯りを少しずつ遠くに配置していった。
(敵がいきなり出てきてもいいように灯りを遠くにしてるけど……全く生き物の気配がない)
「ロン、この場所の深さってさ、どれぐらいなの?」
「あと少しで床が見えてくると思います」
「そう?」
「周りを照らしてみてください。見えてくるはずですよ」
私はロンに言われた通りに周りを照らしてみた。
「これは世界樹の根なのか?」
「その通りです。世界樹の根は何本も重なって地面から情報を取っているのです」
「もしかしてなんだけどさ、世界樹の根はこの一本だけじゃないよね?」
「何十本かあります。まぁ……たくさんあればあるだけ情報が一杯溜まるので嬉しいですね」
世界樹の深部に辿り着いた私とロンは世界樹の根の周りを見て異変が無いか確認し始めた。
「しっかし、この世界樹の根は太いのね~」
「ええ、長年生きてきたからこんなに太く成長したのです」
(世界樹は外から見たら大きかったけどねも大きいのか……)
私は世界樹の根に手を触れた。すると手にシルクのような手触りのような感触の物があった。
「……これは?」
「瑞希さん、それって一体何なのですか?」
「私が聴きたいんだよね。なにかの羽根……かな」
私は拾った羽根をじっくり見た。
(白色の羽根で手触りはシルクのような感じだ……匂いは……なんとも言えない匂いだなぁ)
「分からんなぁ」
「引き続きこの近くを探索してみましょうか。何かわかるかもしれません」
「そうだね。って言うかこの世界樹の根を一蹴するのはどれぐらいかかるんだよ……」
こうして私とロンは世界樹の深部に突き刺さっている世界樹の根の外周を回って異変を探して回るのだった。そして私とロンは明らかに不審な穴を見つけ、そこから出てくる何者かと戦闘になるのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!




