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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
5章 ルナの巫女と幽霊のエネルギー

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278話 復讐者

私たちは急いでこの場を離れ、安全な場所に退避した。


「とりあえずここまで来たら雷は落ちてこないと思うのじゃ」

「安心していいのね」

「ええ、少しだけ馬車の中で休憩しましょうか。疲れたでしょう」


一旦馬車の中で休憩をとることになり、私たちは馬車の荷台に乗っていった。だがマーチャとロンは何故か馬車に乗らなかった。


「二人も早くして~?」

「儂は故奴と話があるから後で入るのじゃ」

「ええ、今は3人で休んでいてください」

「分かった!でも会話の内容は盗み聞きさせて~」


私は荷台から体を出し、ロンとマーチャの会話に耳を傾けた。


「それで……今まで気になっていたのですがここに来た本当の理由、一体何なのでしょうか?」

「あー、それ聴いちゃうのじゃ?」

「ええ、さっき話した内容は理にかなっています。他人に自身の魔力を吸収させることによって位置を知ることが出来る魔術ですね」

「さすが世界樹の管理人じゃな。そんなマイナーな知識を暗記しているとは思わなかったのじゃ」

(マイナーな知識なのか……)


ロンはマーチャの嘘を見抜いていたようで真実を聞き出そうとした。


「それで……ここに来た本当の理由を教えてください」

「……本当はとある人物から頼まれてな……シャロンを狙撃したいと」


マーチャの一言で私は目をかっぴらいた。


(とある人物……一体誰なんだ?」

「マーチャ、その人物はいったい誰なんだ?気になるんだ」

「そうじゃな……シャルフシーセンがそう言ったんだ。誰だかわかるか?」

「いや……分からない」

「シャロンに潰されそうになっていた奴の名前なのじゃ」


私はシャロンに裏切られた人の名前を聞いた。そしてマーチャは任された仕事内容を私とロンに伝えた。


「シャロンには加護の魔石というマジックアイテムが右肩に埋め込まれているらしくてな、死ぬと加護の魔石によって設定された場所に転移して蘇生されるのじゃ」

「つまり不死身という事なのね」

「いや、加護の魔石を体から切り離せばいいとシャルフシーセンが言っていたのじゃ。そういうことを言うのならもうシャロンとは決別してるのじゃろうと儂は決断したのじゃ」

「……裏切る可能性は?」

「シャルフシーセン自身もシャロンの事をクソだカスだと言っていたのじゃからもう仲間として思ってないと思うのじゃ」


どうやらシャロンは優秀な仲間を裏切ったようで、シャロンの情報がボロボロと話していった。


「まぁ……儂らはシャロンを倒すか封印するかを選択できるのじゃ。どうするのじゃ?」

「封印……とは何でしょうか?」

「儂は魔王じゃぞ?封印魔法ぐらい簡単に扱えるのじゃ」

「封印魔法ってどういう感じなの?」

「体験してみたことは無いのじゃが……体験してみた魔族からは手足が鎖で縛られて身動きが取れず、暗闇の中じっとしている感覚と言っていたのじゃ」

(使ったことあるのね……)

「最適なのは討伐、討伐できないほどに強くなってしまっていたら封印にしましょうか」

「私も賛成」

「分かったのじゃ~なら儂も少しだけ準備をするかのぉ~」


こうして私たちはシャロンを討伐するためにどのように攻めるかを決めていったのだった。そしてシャロンの強さは一人で倒しに行こうと思えないほどに強くなってしまっているのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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