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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
5章 ルナの巫女と幽霊のエネルギー

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271話 力の残滓

私たちは肉塊になった何かを眺めながら封宝玉の行方は何処に行ったのかを考え始めた。


「まず封宝玉は何処に行ってしまったか……考えようか」

「持ち出した、恐らくオーソドックスな答えはこれでしょう」

「おかしい……何かがおかしい」

「どうかしたの?」


ルナの巫女は何かがおかしいと呟きながら謎の肉塊の周りを歩いていた。


「封宝玉の反応はここにあった、そしてこの肉塊……何か嫌な予感がする」

「この肉塊って一体何だったんだろう?」

「分からない、だが人間だったことは確実だ」

「これが人間……ですか……」


ルナの巫女は肉塊の傍に座るといきなり肉塊の中に手を突っ込み始めた。


「うげっ!?」

「死んで間もないほどに温かい、でも封宝玉はなさそう」

「凄い胆力ですね……」

「……グロ」


ルナの巫女は肉塊の中から手を引き抜き、近くに落ちていた布切れで血を拭いていた。


「仕方ない、他に封宝玉の反応が無いか探してみる」

「頼んだ」

「だが反応は微弱な物だから探知に時間はかかりそう。少しだけこの付近の店に居候していてもいいぞ」

「時間がかかるのね、ならこの近くのご飯屋で何か食べようか」


私の提案に好意的に反応してくれる人はいなかった。


「……これを見た後ですけど」

「グロ」

「そうだよね……」

(死体を見てるからか食欲はわかないんだ……だとしたら何をして暇を潰せば……?)

「食べ物より飲み物の方がいいかもしれませんね」

「それだ!」


私はロンの言った事に閃いた。


「今から喫茶店に行くぞ」

「おー?」

「まぁいいだろう」

「では国の人に喫茶店の場所を尋ねながら行きましょうか」


私たちは封宝玉の探知を終えるまで喫茶店で暇をつぶすことにした。そしてルナの巫女は視界がほとんどなくなるので仕方なく私がおんぶをしていた。


「どこにあるかなぁ~」

「さぁ、分かりませんね」

「……あれ?」


ヒナは急に私の体を掴み、何故か止まった。


「どうかしたの?」

「……ここじゃない?」

「確かにここが喫茶店のような感じですね……」

「中に入ろう」


私たちは偶然見つけた喫茶店に入っていき、各々メニューを注文していった。


「しかし瑞希さん、外から見ると子連れのように見えましたけど……」

「そう?」

「偶には自身を外から俯瞰してみるのもいいのかもしれませんね」


そしてルナの巫女が封宝玉の探知を終えるまで、この喫茶店で時間を潰すのだった。だが喫茶店で時間を潰している間にも敵は何かを進めているのかもしれないと私は頭の片隅で思っていた。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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