259話 力と技
私はバーサクの攻撃を警戒しつつバーサクを操る奴を叩こうとしていた。
(奴に魔法を撃ってもバーサクに阻まれる。そして私の魔法ではバーサクを倒すことはできない……足手まといになってるな)
「ロン!少しだけ耐えててくれ!」
「分かりました!ですがどうするのですか!?」
「少しだけ荒業を使う!」
私は爆発魔法をエーテルロジックスタッフの先端に集め、オレンジ色の半透明の球を出した。
「へぇ……魔法が主戦場なのね」
「そうだ。あの場は魔法が封じられていたがこれでなら勝てる!」
私は思いっきり爆発魔法を集めた球を放り投げ、ゆっくりと球は移動し始めた。
「そんな球、何の意味があるのよ!潰しちゃえバーサクちゃん!」
「ムゴォァァァァァ!!」
バーサクは私が生み出した球を叩き潰した。するとバーサクの手が急に弾け、そして手のひらを傷つけた。
「ムオアアアア!!」
「どうしたのバーサクちゃん!!」
「私の爆発魔法が起爆したんだ、そして爆発でそいつの手のひらが火傷した。というところかな」
「私のバーサクちゃんを傷つけて……許さないんだから!!」
急にバーサクの狙いがロンから私に代わり、急に攻撃が過激になった。
「うわぁぁ~~」
(攻撃の嵐が凄い……いつか叩き潰されるだろうな……)
「ロン!もうこいつはロンの事を見向きをしていない!奴を叩いてくれ!」
「ですが攻撃が……」
「いいんだ!早くやってくれ!」
ロンは私の方を見て、すぐさま奴に攻撃をし始めた。
「力を!!堕天の打雷!!」
「またその技……はぁ~またか」
奴はロンの堕天の打雷で奴とバーサクを共に貫き、一気に仕留めた。
「ゴォォォアアァァ」
「また……だなぁ……」
奴は光と断末魔と共に消えていき、またしても逃げられたような気がした。
「……しぶといな」
「ええ、今度こそ仕留めたと思ったのですが……さすがに何か変ですね」
「何か生き残れるトリックがあると思うんだけど……何か閃いたことはある?」
「無いですね……強いて言うなら敵に蘇生できる魔法を持った人が居ると言う事だけですけど……まぁそうそうないです」
「だよね……」
一旦私たちは疲れたので家に帰ろうとした、だが帰ろうとしたその時に私とロンはとある人物に呼び止められるのだった。それは私たちが追っていた意外な人物なのだった。
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