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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
5章 ルナの巫女と幽霊のエネルギー

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260話 異星のウサギ

戦闘で疲れた私とロンは一通り隕石の周りを探索し終え、家に帰ろうとしていた。


「そろそろ家に帰ろうか」

「これ以上この隕石から取れる情報はなさそうですものね。帰りましょう」


私たちは転移魔法で家に帰ろうとしているその時、急に周りが静かになった。


(なんだか周りが静かに……不思議だ)

「ロン、何か変じゃない?」

「どうかしました……と言うよりも先に違和感に気が付きますね」

「どういう事?」

「見えないのですか?」


私はロンが言っていることが分からなかった。そしてロンは私に()()の居場所を指さした。


「あそこです」

「何も居ないと思うんだけど……もしかして……」


私は空中に漂う魔力を見始めた。すると隕石の傍に立つ人の姿が徐々に見えてきた。


「徐々に見えてきたなぁ」

「そうでしょう。どんどん見えてきますよ」


そしてある程度まで見えてくるとロンは普通の目で見よと言ってきた。


「そろそろ頃合いでしょう。普通の目で見なさい」

「でも見えなくなるのじゃ……」

「いや大丈夫ですので」


私は普通の目で隕石の方を見た、どうせ見えなくなるのだろうと思って。だが私の予想とは違い、見えていたものがそのまま見えるようになっていた。


「見える……」

「恐らくですが……あの人がルナの巫女です。どうして私たちの会話を聞いていないふりをしているのかは分かりません」

「めんどくさいからじゃないの?」

「恐らくそうでしょう。ルナの巫女は本来ならば人と交わらない人物なのです。ですから人と関りを持つと言う事は絶対にしないのでしょう」


私は何故会話を無視するのかに疑問になっていた。そこで私はルナの巫女とコンタクトを取ろうとしていた。


「……どうしたら気を引けるんだろう?」

「分かりません、ルナの巫女の気持ちが変わらなければ声を聞くことも話すこともないでしょう」

「興味をこっちに向けさせればいいの?」

「分かりません、ですが話す価値があると思わせればいいと私は考えています」

(話す価値……その価値は一体何だろうか?)


私はルナの巫女が思う話す価値を考え始めた。


(まずルナの巫女の目的はラビィたちの回収。そのほかの価値は一体何だろう……?)

「ラビィの情報は価値としてどう思う?」

「必殺級の価値ですね、ですが最後まで取っておきたいカードですね」

「ならどんなカードがあるの?」

「この隕石に興味があるとかどこから来たのか……ですね」


ロンはありきたりな価値を出してきた、そして私ととりあえず行き当たりばったりの会話をし始めた。


「あの~あなたはどちらから来たんですか?」

「」

「すいませーん……」

「」

「あのー」

「」


私はしつこく話しかけたがルナの巫女とやらは私に一切興味を示していなかった。そこで私は大事なカードを切ることにした。


「ラビィたち、元気にしていますよ」


私がそう言うと急にルナの巫女は私の顔面に手刀を入れようとした。だが私は攻撃されることを視野に入れていたために回避が容易だった。


「あぶなっ……」

「……私の信徒を返せ」

「あーあ、やってしまいましたね」


ロンはルナの巫女の攻撃を避けながら私に話しかけてきた。何故かロンに攻撃が集中しているのは少し気になるが……


「あなた、ラビィの長なんでしょ?少しだけ弁明させてほしいんだ」

「何を?」

「私たちがラビィたちを保護した経緯を」

「……ウザ」


ルナの巫女がそう言うと周りに霧が立ち込めてきた。


「霧……ロン大丈夫か?」

「ええ、ですが一瞬で逃げられましたね……」

「逃げられた!?」

「ええ、ルナの巫女が消える時、霧が発生するということは知っています。しかしこれは少しだけまずいかもしれません」

「何がまずいの?」


ロンと私の周りが青い雷で包まれていき、それと同時に鈍く、風を切る音が聞こえてきていた。


「敵です。それも恐らくルナの巫女を狙う奴です」

「……とてもめんどくさくなってきたね」

「ええ、転移魔法をお願いします」


私はロンに守ってもらっている最中に転移魔法を使い、ロンを連れて家に帰ったのだった。そしてその場一人取り残された人物、それはルナの巫女を狙っていた奴だった。


「……シャロンの足跡がここで途切れている……そしてここで戦闘……あいつらか」


そしてこの判断が後にルナの巫女をどっちが先に見つけるかの競争(レース)になるのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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