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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
5章 ルナの巫女と幽霊のエネルギー

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255話 ルナからの飛来者

私は世界樹の管理人にどうしてここを訪れたのかを話し始めた。


「私たちはルナの巫女という人の事を知りたくてここを訪れたんです、その発端となったのは不審者騒ぎでそいつがルナの巫女の事を言ってたんです」

「ルナの……巫女ですか……」

「何か知ってることはありますか!?」

「……まずルナというのは空に浮かぶ天体の名前ですね。そしてルナの巫女、その名を今聞くのは少し胸騒ぎがしますね」


管理人はどこか胸騒ぎがするようで尾が少し小刻みに震えていた。


(どうして尾が震えてるのかな……何か変なことが起きるのかな?)

「何か考えてらっしゃるのですか?」

「尾が少し震えてることに気が付いたからね」

「やっぱり尾は私の感情を他人に正直に伝えるのね……分かりました。ルナの巫女が墜ちてきたら起きる事をお伝えします」


管理人は四角い物体を手のひらに載せた。


「これは?」

「魔力で作動する記録装置です。こちらをご覧ください」


記録装置はいろんな色の光を放ち、とある種族の姿を映しだした。それは私たちが家で見たあの種族だった。


「これってラビィじゃないか!?」

「ラビィの事を知ってるのですか?」

「知ってる、ラビィたちを見つけた時の状況は隕石の周りにいたんだ……何か関連はあるのか?」

「大いにあります。ルナの巫女はラビィたちの長、つまりルナの長を務めている人物、通常はこの地に降りてくるのは無いです」

「でもどうして不審者はルナの巫女の事を言っていたんだろう?」


私は何故あの不審者がルナの巫女の事を知っていたのか分からなかった。


「ルナの巫女が地上に降りてくる事があるのならば……この地にラビィが墜ちてきた時でしょう」

「……もしかして」

「ええ、今あなたが保護しているであろうラビィをルナの巫女が探しているのです」


管理人はそう言い放ち、私たちにとある注意点を言った。


「ルナの巫女は私たちが予想もしない力を持っているので迷子の対応をする際にはお気を付けを」

「分かった、ルナの巫女の今の居場所は分かるの?」

「すいません、それは分からないです」

「そりゃそうだよね……ありがとう」

「どういたしまして。それでこの人はまだ寝てますね……仕事で疲れたのでしょうか?」

「多分違うんじゃないのかなぁ……」

「起こせないのか?」

「……無理に起こしますね」


管理人はすやすや寝ているマーチャを起こしにかかった。


「こういうのは軽い雷で起こすので体には影響しませんハァァッ!!」

「ビリリリリリィィィイ!!」


マーチャは管理人の雷に打たれ、全身に電気が廻ったのだった。


「なんなのじゃ!?」

「マーチャおはよう、あなた気絶してたよ」

「……それって本当なのじゃ?」


マーチャはどこか深刻そうな顔で私に聞いてきた。


「どうしてそんな顔で聞いてくるの?」

「……本当なのじゃな」

「そうだね」

「どうして儂が気絶なんてしおるのじゃバカァー!」


マーチャは何故自身が気絶してしまったのか自問自答し始めた。


「マーチャ……どれだけショックなのよ」

「だって儂って魔王なのじゃぞ!?なのに気絶してしまうとはメンツ丸つぶれなのじゃぁぁ」


マーチャは魔王という肩書を穢してしまったと嘆いていた。


「まぁまぁ落ち着いてください。あの敵は私にしか討伐できなかったので」

「……確かに魔法が使えないとなると儂の力は半減どころか四分の一以下に減るのじゃから……まぁ仕方ないとしか考えるしかないのじゃぁ」


その時何処からともなく連れてきた幽霊が飛んできた。


「やーほー」

「あっ、戦わずして逃げた幽霊だ」

「戦ってたの~?」

「戦ってた。そしてこの人が敵を退治してくれた」

「幽霊なのですか……?」


管理人はそう言うと幽霊の体を触り始めた。


「なるほどなるほど……」

「普通は幽霊の体は触れないのじゃ、じゃが儂が魔法をかけているから触れてるのじゃ」

「待ってマーチャ、どうして魔法がこの中で持続してるの?」


私は何故幽霊にかけた魔法が今も持続しているのか疑問に思ってマーチャに聞いた。


「恐らくじゃがこの中で魔法を使うのが封じられていて外で使って中に持ち込むのは大丈夫だと思うのじゃ」

「つまり中で魔法を使うのは駄目だけど外で使って中に持ち込むのがいいって事なのね」

「だとしたら俺にかけられていた魔法は何故解除されたんだ?」

「儂がリョウにかけた魔法は一定時間しか持たないのじゃ、じゃが儂はその魔法にとある仕掛けを施したのじゃ。それは一定期間が過ぎると自動的に魔法が新しい物に更新される代物なのじゃ」


マーチャはそう言いながら魔法を放つ素振を見せた。だがここは世界樹の中、魔法は使えないのだ。


「……」

「マーチャ、ここ世界樹の中」

「そうだったのじゃ……がっつり忘れてたのじゃ」


こうして私たちはルナの巫女についての情報を聞き、これから一体どうしようか話し合うのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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